古川太郎

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古川 太郎(ふるかわ たろう、1911年明治44年)5月20日 - 1964年昭和39年)7月4日)は、栃木県大田原市生まれの箏曲演奏家作曲家である。宮城道雄の高弟。代表作として、「富嶽三十六景」「箏八重奏曲」「地蔵浄土」「平調子」「足をはづされた客車」などがある。

略歴[編集]

  • 1911年:栃木県大田原市に生まれる。
  • 1916年:両親に伴われ東京へ移住。
  • 1918年:4月、東京市根津尋常小学校に入学。
  • 1924年:4月、開成中学校に入学。
  • 1929年:3月、開成中学校卒業。宮城道雄に入門。
  • 1931年:4月、東京音楽学校選科(生田流箏曲選修)に入学。
  • 1934年:3月、東京音楽学校選科を修了。4月、東京音楽学校研究科へ進学。
  • 1936年:3月、東京音楽学校研究科を修了。4月、東京音楽学校邦楽科に入学。
  • 1940年:3月、東京音楽学校邦楽科を卒業。4月、東京音楽学校研究科に入学。
  • 1942年:3月、東京音楽学校研究科を修了。4月、東京音楽学校教務嘱託を命ぜられる。
  • 1944年:4月、東京音楽学校事務嘱託を命ぜられる。8月、東京音楽学校技手を命ぜられる。
  • 1946年:東京音楽学校を辞職。
  • 1959年:東芝レコード専属。
  • 1960年:NHK作曲者専属。
  • 1964年:東京都港区芝赤羽町の日本専売公社東京病院にて、午後11時50分逝去。享年53。

受賞等[編集]

  • 1942年:「富嶽三十六景」 - 都新聞主催の邦楽コンクールに応募。二等入選。
  • 1954年:「箏八重奏曲」 - ラジオ東京の委嘱により、第9回文部省芸術祭に参加、奨励賞受賞。

代表作[編集]

LP・CD[編集]

門下生[編集]

古川太郎の門下生に、尺八家・作曲家として高名な船川利夫がいる。

関連項目[編集]