南与野駅

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南与野駅
西口(2023年1月)
みなみよの
Minami-Yono
JA 22 中浦和 (1.7 km)
(1.6 km) 与野本町 JA 24
地図
所在地 さいたま市中央区鈴谷二丁目548
北緯35度52分2.75秒 東経139度37分52.28秒 / 北緯35.8674306度 東経139.6311889度 / 35.8674306; 139.6311889座標: 北緯35度52分2.75秒 東経139度37分52.28秒 / 北緯35.8674306度 東経139.6311889度 / 35.8674306; 139.6311889
駅番号 JA23
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 埼京線
(線路名称上は東北本線の支線)
キロ程 13.5 km(赤羽起点)
大崎から32.4 km
電報略号 ミヨ
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線(通過線2線あり)
乗車人員
-統計年度-
17,428人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1985年昭和60年)9月30日
備考 業務委託駅
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東口(2015年2月)

南与野駅(みなみよのえき)は、埼玉県さいたま市中央区鈴谷二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。駅番号JA 23

当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線(支線)であるが、運転系統上は埼京線として案内される。

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を持つ高架駅である。外側2線が通過線となっており、平日の朝夕ラッシュ時に当駅で通勤快速の通過待ちを行う各駅停車が存在する。ただ同様の構造を持つ戸田公園駅よりは少なく、特に夕方以降は上りの1本のみである。快速通過駅のころは快速も通過線を走行していた。

浦和西営業統括センター管理で、JR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅指定席券売機自動改札機設置。みどりの窓口は指定席券売機の設置に伴い、2007年10月31日をもって廃止された。2018年3月21日からは、始発から午前6時30分までの間、及び日中・夜間の一部時間は遠隔対応のため改札係員は不在となる。

ATCのシステム上、当駅に停車する上り電車はホーム進入前に25km/h以下に減速してから再加速し分岐器を通過するため、車内が大きく揺れたが、ATACSの導入で進入速度が65km/hまで向上した[注 1]

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 JA 埼京線 南行 池袋新宿大崎りんかい線相鉄線方面
上り
2 北行 大宮川越方面
下り

(出典:JR東日本:駅構内図

ステーションカラー[編集]

1985年昭和60年)9月30日開業の埼京線の各駅(北赤羽駅 - 北与野駅間)には、駅ごとに異なるステーションカラーが付けられている。現在も引き継がれている。当駅のカラーは常盤色()である。

利用状況[編集]

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員17,428人である。

JR東日本および埼玉県統計年鑑によると、開業以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2][統計 3]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1985年(昭和60年) [備考 1]3,910
1986年(昭和61年) 6,552
1987年(昭和62年) 7,685
1988年(昭和63年) 8,964
1989年(平成元年) 9,979
1990年(平成02年) 11,051
1991年(平成03年) 11,839
1992年(平成04年) 12,504
1993年(平成05年) 13,501
1994年(平成06年) 13,884
1995年(平成07年) 14,064
1996年(平成08年) 14,677
1997年(平成09年) 14,492
1998年(平成10年) 14,526
1999年(平成11年) 14,223 [* 1]
2000年(平成12年) [JR 1]14,297 [* 2]
2001年(平成13年) [JR 2]14,607 [* 3]
2002年(平成14年) [JR 3]14,790 [* 4]
2003年(平成15年) [JR 4]14,973 [* 5]
2004年(平成16年) [JR 5]14,950 [* 6]
2005年(平成17年) [JR 6]14,960 [* 7]
2006年(平成18年) [JR 7]15,050 [* 8]
2007年(平成19年) [JR 8]15,094 [* 9]
2008年(平成20年) [JR 9]15,230 [* 10]
2009年(平成21年) [JR 10]15,434 [* 11]
2010年(平成22年) [JR 11]15,565 [* 12]
2011年(平成23年) [JR 12]15,612 [* 13]
2012年(平成24年) [JR 13]15,901 [* 14]
2013年(平成25年) [JR 14]16,348 [* 15]
2014年(平成26年) [JR 15]16,349 [* 16]
2015年(平成27年) [JR 16]17,046 [* 17]
2016年(平成28年) [JR 17]17,662 [* 18]
2017年(平成29年) [JR 18]18,089 [* 19]
2018年(平成30年) [JR 19]18,758 [* 20]
2019年(令和元年) [JR 20]18,917 [* 21]
2020年(令和02年) [JR 21]13,795 [* 22]
2021年(令和03年) [JR 22]15,568
2022年(令和04年) [JR 23]17,428
備考
  1. ^ 1985年9月30日開業。開業日から翌年3月31日までの183日間を集計したデータ。

駅周辺[編集]

埼玉大学の最寄駅である。かつては鉄道が建設されるまで、駅西側一面は農耕地であった。1990年代までには、小規模な工場駐車場・休耕地に変わっていったが、与野本町駅中浦和駅と異なり、駅前から住宅地が広がる地域ではなかった。駅周辺は東口側の線路に沿う市道を除いて、生活道路と鉄道建設時に敷かれた狭道ばかりで、大型車の駅前への乗り入れは困難であった。

そのため2003年からは、さいたま市により17haに上る「南与野駅西口土地区画整理事業」が着手され、坂道など高低差がある部分には盛り土によって地盤が底上げのうえ整地され、2007年に鈴谷西公園と連接させるかたちで駅西口に交通ロータリーの設置と、国道463号を結ぶ2車線道路の敷設が完了し、路線バスの駅前乗り入れが実現した。

再開発地区の区画では、マンションアパート、商業施設の建設が行われている。かつては台地と低地のはざまにあるため水が溜まることもあったが、嵩上げによって水害は発生していない。東口の鈴谷東公園地下にも貯水槽が整備されている。

2000年に、駅前高架下にジェイアール東日本都市開発により富士ガーデンが入居する「南与野駅ビル」が、2006年には東口隣接の高架下に埼京線の駅としては初となる「南与野駅医療モール」が開業している。

公共施設
学校
商業施設
道路

バス路線[編集]

バス停は、西口駅ロータリーと駅北側徒歩5分ほどの場所にある国道463号(埼大通り)上にある。

南与野駅西口
南与野駅北入口
  • 1番のりば
    • 西武バス・国際興業バス
      • 北浦03:埼玉大学行
  • 2番のりば
    • 西武バス・国際興業バス

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JA 埼京線
通勤快速
通過
快速・各駅停車
中浦和駅 (JA 22) - 南与野駅 (JA 23) - 与野本町駅 (JA 24)

脚注[編集]

記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 埼京線内では戸田公園駅も同様だった。

出典[編集]

  1. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、422頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-115-5 
  3. ^ 2019年11月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2019年9月6日。 オリジナルの2019年9月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190906152613/https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190906_ho01.pdf2019年11月26日閲覧 
広報資料・プレスリリースなど一次資料[編集]
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月29日閲覧。

利用状況[編集]

  1. ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県
  2. ^ さいたま市統計書 - さいたま市
  3. ^ さいたま市/旧与野市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年5月20日閲覧。
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
埼玉県統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]