加藤拓也 (作家)

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かとう たくや
加藤 拓也
本名 加藤 拓也
生年月日 (1993-12-26) 1993年12月26日(30歳)
出生地 日本の旗 日本大阪府東大阪市
国籍 日本
職業 劇作家演出家映像作家
ジャンル テレビ番組舞台映画
事務所 フォスター
 
受賞
第10回市川森一脚本賞
きれいのくに』(2022年)
第30回読売演劇大賞
演出家部門優秀演出家賞(2023年)
第67回岸田國士戯曲賞
『ドードーが落下する』(2023年)
第45回ナント三大陸映画祭DISTRIBUTION SUPPORT AWARD
ほつれる』(2023年)
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加藤 拓也(かとう たくや、1993年12月26日[1] - )は、日本劇作家演出家映像作家

来歴[編集]

興国高等学校卒業。高校在学中からラジオ演劇テレビ番組演出を手掛ける。18歳の時に渡伊し、映像作家として活動。帰国後に自身が代表を務める「わをん企画」「劇団た組」を立ち上げる。

シアタートラムで上演した『壁蝨』で若手演出家コンクール2017にて優秀賞を受賞するものの最終決戦上演参加を辞退した[2]

2018年にフジテレビ『平成物語』でドラマ初脚本。日本テレビ『部活、好きじゃなきゃダメですか?』で連ドラ初脚本。同年、最年少で日本映画専門チャンネル開局20周年ステーションIDを監督。ドラマ初脚本となる『平成物語』で第7回市川森一脚本賞にノミネート[3]。2019年に日本テレビ『俺のスカート、どこ行った?[4]で初のゴールデン帯脚本を全話担当。2022年、NHK『きれいのくに』で第10回市川森一脚本賞受賞[5]

2022年公開の映画『わたし達はおとな』で長編映画監督・脚本デビュー。

2023年、第30回読売演劇大賞演出家部門で優秀演出家賞を受賞[6]。同年、戯曲『ドードーが落下する』で第67回岸田國士戯曲賞を受賞[7]。同年、映画『ほつれる』が初の日仏合作映画となり、第45回ナント三大陸映画祭DISTRIBUTION SUPPORT AWARDを受賞。同年、Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023を受賞。また『綿子はもつれる』が台湾で上演され、初の海外公演となった。

受賞歴[編集]

作品[編集]

舞台[編集]

演出[編集]

  • 『弱者の吠えかた』2013年9月
  • 『赤異本』2014年3月(原作:外薗昌也/竹書房ホラー出版)構成/演出
  • 『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』2015年6月(原作『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』新潮社[10]
  • 走馬灯株式会社』2016年3月
  • 『元気が出る病院!』[11]2016年4月
  • パーマネント野ばら』2017年6月(原作:西原理恵子『パーマネント野ばら』新潮文庫刊)[12]
  • 友達』2021年9月(作:安部公房
  • 『ザ・ウェルキン』2022年7月-8月(作:ルーシー・カークウッド)
  • 『カラカラ天気と五人の紳士』於:シアタートラム 2024年4月

作・演出[編集]

映画[編集]

  • ショートムービー『あおいろなおし』(2018年)監督・脚本
  • ショートムービー『想い出が悴んでて』(2018年)監督・脚本
  • 東映 presents HKT48×48人の映画監督たち(2017年/朝長美桜担当[19]監督・脚本
  • わたし達はおとな(2022年/日本)監督・脚本
  • ほつれる(2023年/日本・フランス)監督・脚本

テレビドラマ[編集]

配信ドラマ[編集]

  • 動画メディア「WATCHY」配信ドラマ 恋愛短編集『恋をたどる、』監督・脚本
  • カフカの東京絶望日記 第1話(前編・後編)(2019年4月2日・9日配信開始、YouTube)監督

ミュージックビデオ[編集]

  • BRIAN SHINSEKAI「ルーシー・キャント・ダンス」(ビクターエンタテインメント[23]
  • MAN WITH A MISSION「All You Need」
  • the engy「Sugar & Cigarettes」

番組演出[編集]

  • テレビ埼玉 『ホワッツニュー』プロデューサー/演出
  • テレビ埼玉 『カワバカジマ』プロデューサー[24]
  • テレビ埼玉『サタデージネット』プロデューサー
  • スカパーch529『美メンズTV』プロデューサー/演出
  • スカパーch529『ちょい悪。田中美麗』プロデューサー/演出

PR[編集]

  • 売野雅勇・作詞家活動35周年記念『天国より野蛮』

脚注[編集]

  1. ^ 加藤 拓也”. FOSTER Management Office. 2023年3月18日閲覧。
  2. ^ Inc, Natasha. “若手演出家コンクール2017、最終審査通過者4名を発表”. ステージナタリー. 2023年3月17日閲覧。
  3. ^ 第7回-市川森一脚本賞”. 市川森一脚本賞. 2023年3月17日閲覧。
  4. ^ Inc, Natasha. “古田新太、ドラマでゲイ&女装家の教師役「これで低視聴率ならただのミスキャスト」”. 映画ナタリー. 2019年3月5日閲覧。
  5. ^ 第10回市川森一脚本賞に加藤拓也氏、20代初の受賞者 NHK連ドラ「きれいのくに」で”. 日刊スポーツ (2022年3月1日). 2023年4月12日閲覧。
  6. ^ 読売演劇大賞、最優秀作品賞など決まる…大賞発表は贈賞式の24日”. 読売新聞. 2023年3月17日閲覧。
  7. ^ “岸田戯曲賞に加藤さんと金山さん”. 時事通信 (時事通信社). (2023年3月17日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2023031701154&g=soc 2023年3月17日閲覧。 
  8. ^ 若手演出家コンクール2017受賞者発表”. 2017年12月15日閲覧。
  9. ^ TOP”. 市川森一脚本賞. 2022年7月9日閲覧。
  10. ^ 「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」舞台化決定”. コミックナタリーニュース (2015年3月20日). 2015年3月20日閲覧。
  11. ^ BANBANBAN鮫島・座長「元気が出る病院!」”. お笑いナタリー (2016年2月8日). 2016年2月8日閲覧。
  12. ^ 西原理恵子『パーマネント野ばら』が舞台化、劇団た組。が6月に上演 - CINRA.NET
  13. ^ 「博士の愛した数式」舞台化、SUPER☆GiRLS・宮崎理奈、シンガー中村千尋出演”. music.jpニュース (2015年10月13日). 2015年10月13日閲覧。
  14. ^ 「いなくなれ、郡上」舞台化”. music.jp (2016年3月6日). 2016年3月6日閲覧。
  15. ^ 「惡の華」舞台化”. CINRA.NET (2016年3月9日). 2016年3月9日閲覧。
  16. ^ 「百瀬、こっちを向いて。」舞台化”. music.jp (2016年7月5日). 2016年7月5日閲覧。
  17. ^ 劇団た組。最新作に藤原季節、福田麻由子”. ぴあニュース (2017年1月22日). 2017年1月22日閲覧。
  18. ^ 北乃きい舞台「心臓が濡れる」ポスター”. 2018年4月12日閲覧。
  19. ^ 「HKT48」1stアルバムに福田雄一、清水崇ら48人の監督が参加!短編映画48作収録
  20. ^ 平成生まれのキャスト&スタッフでSPドラマ”. 2018年3月15日閲覧。
  21. ^ Inc., Natasha,. “「部活、好きじゃなきゃダメですか?」ドラマ化、King & Princeの3人が主演(コメントあり) - コミックナタリー”. コミックナタリー. 2018年9月12日閲覧。
  22. ^ "伊藤沙莉さんNHKドラマ初主演!特集ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」制作開始". 1 June 2022. 2022年6月1日閲覧
  23. ^ BRIAN SHINSEKAI「ルーシー・キャント・ダンス」先行配信開始、MVは加藤拓也監督作
  24. ^ ジョイマン高木、戦国武将の上杉謙信と武田信玄らと共演?”. お笑いナタリー (2015年11月18日). 2015年11月18日閲覧。

外部リンク[編集]