丸山昂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

丸山 昂(まるやま こう、1920年大正9年〉5月17日[1] - 2011年平成23年〉2月1日[2])は、日本内務警察防衛官僚

人物[編集]

東京府出身[1]東京帝国大学法学部卒業。

1944年昭和19年)、高等試験(旧国家公務員上級職試験)に合格。昭和19年2月、海軍兵科予備学生(第四期)任命、同年12月海軍少尉任官、海防艦「宇久」配乗となり、終戦まで海上護衛戦に従事。1946年(昭和21年)、内務省入省[1]警視庁においては外事課長や方面本部長、その後山梨県警本部長を務め、警察庁では長官官房会計課長や警備局参事官、官房長などを歴任。

1972年(昭和47年)のあさま山荘事件では、現場を所轄する長野県警察本部警察庁から派遣された「幕僚団」の長を務めた(佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』 (文藝春秋、1996年。文春文庫で再刊)に詳しい)。

1973年(昭和48年)、防衛庁に移る。官房長、防衛局長を経て、1976年(昭和51年)7月から1978年(昭和53年)11月まで防衛事務次官を務める。

退官後は、JAF副会長・全国自衛隊父兄会会長、財団法人ディフェンス・リサーチ・センター会長を務めた。

丸山昂を演じた俳優[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 丸山昂(まるやま こう)とは”. コトバンク. 2019年1月24日閲覧。
  2. ^ 『官報』第5511号、平成23年3月9日、8頁。