一之瀬剛

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一之瀬 剛
ジャンル ゲームミュージック
職業 作曲家編曲家ゲームクリエイター
事務所 ゲームフリーク

一之瀬 剛(いちのせ ごう)は、ゲームミュージック作曲家編曲家ゲームクリエイターゲームフリーク所属・同社開発部サウンドデザイナー・リーダー ゲームデザイナー[1]

ポケットモンスターシリーズを始め、ゲームフリーク開発の多くのゲームのサウンドを担当している。

来歴[編集]

幼稚園の頃にヤマハ音楽教室に通っていたがピアノクラスに進めなかったことから、高校生まで一般のピアノ教室に通う。高校卒業後、音楽の専門学校に進学。在学中にDTMを始める。求人情報誌でゲームフリークの求人情報を見つけアルバイトに応募、1993年にゲームフリークにエンジニアとして入社。入社後、作曲ができたことから、未発売となったゲームの音楽を担当したのが作曲家としての初めての仕事だった。ストリーミング再生のできるニンテンドー3DSのゲーム開発に望む際、DAWという言葉も知らなかったことから危機感を覚え、30代にして改めて専門学校に行き、田辺恵二の教えを受ける[2]

主にポケットモンスターシリーズを始め、ゲームフリーク開発の多くのゲームのサウンドを担当[2]。ポケモンの作曲は『金・銀』から加わっており、以降シリーズの作編曲を担当している[3]。ポケモン以外のゲームソフトでは『スクリューブレイカー 轟振どりるれろ』の作曲をメインで担当し、代表作となった。また、iPhoneアプリの『ソリティアゴルフ』を遊んだ際、それと競馬を組み合わせることを思いつき、ゲームフリークによる初の自社販売ゲームソフトとなった『ソリティ馬』の開発に中心人物の1人として携わり、サウンド全般に加え、プランナーも担当した[4][1]

趣味[編集]

自他ともに認める競馬フリーク。1995年に同社の森本茂樹らが行っていた競馬予想に参加し始め、当初はただのギャンブルとして馬券を買っていたが、森本から渡された『ダービースタリオンIII』にハマり、そして1996年3月9日のマーチステークスおよび阪神大賞典で衝撃を受け、競馬ファンになったと語っている[5][6]

主な作品[編集]

特記のないものは音楽を担当[3]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 『ソリティ馬』の開発者に聞く! ゲームフリーク初パブリッシングタイトルは、なぜ競馬+ソリティアだったのか?”. ファミ通.com. Gzブレイン (2013年8月14日). 2018年11月8日閲覧。
  2. ^ a b 『田辺恵二の音楽をいっぱいいじっちゃうぞVIDEOS Vol.48』公開!”. Rock oN. メディア・インテグレーション (2018年7月9日). 2018年11月8日閲覧。
  3. ^ a b 一之瀬 剛 / Go Ichinose(@GoIchinose)さん”. twitter. twitter. 2018年11月8日閲覧。
  4. ^ Nintendo DREAM 2013年11月号 『ソリティ馬』 『ポケモン』を作っているクリエイターたちの新たな挑戦(P.47〜)
  5. ^ ゲームフリークは競馬フリーク!?――ゲームフリーク×4Gamerで唐突に「日本ダービー」の結果予想企画を実施してみた”. 4Gamer.net. Aetas (2014年5月28日). 2018年11月8日閲覧。
  6. ^ 【全文公開】競馬の面白さは「実況」にあり? 「ダビスタ」開発者・薗部博之氏✕ゲームフリーク「ソリティ馬」開発者 が語る競馬ゲームの“極意””. 電ファミニコゲーマー. ドワンゴ (2016年4月28日). 2018年11月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]