ロザリウス・サーカス

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ロザリウス・サーカス
創設1943年
国籍ナチス・ドイツの旗 ナチス・ドイツ
軍種ドイツ空軍
任務テスト飛行、模擬戦闘
作戦機ロッキード P-38 ライトニング、ノースアメリカン P-51 マスタング、リパブリック P-47 サンダーボルト、スーパーマリン スピットファイア、ホーカー タイフーン、デ・ハビランド モスキート、ボーイング B-17、コンソリデーテッド B-24、ノースアメリカン AT-6 ハーヴァード

ロザリウス・サーカス（Zirkus Rosarius又は"WanderzirkusRosarius"）は、第二次世界大戦中のドイツ国防軍空軍で鹵獲した英国と米国の航空機のテストを担当した特殊部隊である。使用した機体は全てドイツ国防軍空軍の標識に塗り替えられていた。

概要[編集]

ロザリウス・サーカスは1943年にテオドール・ロザリウス（Theodor Rosarius）により編成され、Ob.d.L.実験隊/第2飛行中隊（2./VersuchsverbandOb.d.L.）の構成部隊であった。この部隊は、実戦部隊が配備されている飛行場を巡回してドイツ国防軍空軍のパイロット達に鹵獲機を紹介し、これらの機体へ対処する飛行技術を伝授した。

知られている鹵獲機[編集]

機種 型 シリアル・ナンバー ドイツ国防軍空軍でのコールサイン
ロッキード P-38 ライトニング L (F-5E) 44-23725** T9+MK
ロッキード P-38 G T9+XB（重複）
スーパーマリン スピットファイア IX-B MK698 T9+EK
スーパーマリン スピットファイア PR XI おそらくMB945 T9+BB
ノースアメリカン AT-6 ハーヴァード DR+XD
ノースアメリカン P-51 マスタング B又はC T9+CK
ノースアメリカン P-51 マスタング B 43-24825 T9+HK
ホーカー タイフーン Ia EJ956: 元 SA-I 第486(NZ) 飛行隊 T9+GK
リパブリック P-47 サンダーボルト D 42-22490 T9+FK
リパブリック P-47 サンダーボルト D-16-RE 42-75971 8+6後にT9+LK
デ・ハビランド モスキート IV-B T9+XB（重複）
ボーイング B-17 F 41-24585 A3+AE
ボーイング B-17 F 42-30713
ボーイング B-17 G 42-39974
ベルP-39 エアラコブラ GE+DV
コンソリデーテッド B-24 リベレーター D 41-23659 元 アメリカ陸軍航空軍/第98爆撃団/第343爆撃飛行隊
コンソリデーテッド B-24 G 42-78247 CL+XZ 元 アメリカ陸軍航空軍/第461爆撃航空群/第765爆撃飛行隊
コンソリデーテッド B-24 H 41-28641 A3+KB 元 アメリカ陸軍航空軍/第453爆撃航空群/第735爆撃飛行隊
コンソリデーテッド B-24 G 42-78247 CL+XZ 元 アメリカ陸軍航空軍/第461爆撃航空群/第765爆撃飛行隊
コンソリデーテッド B-24 H 42-52106) 元 アメリカ陸軍航空軍/第15空軍/第47爆撃航空団/第449爆撃航空群/第719爆撃飛行隊

注[編集]

出典[編集]

  • Stapfer,Hans-Heiri. Strangers in a Strange Land. Squadron/Signal Publ. 1988. ISBN 0-89747-198-9
  • Lerche,Hans Werner. Luftwaffe Test Pilot: Flying captured Allied aircraft of WorldWar 2. London:Jane's 1980. ISBN 0-531037-11-8
  • Smith, J.Richard, Creek, Eddie J. and Petrick,Peter. On Special Missions, The Luftwaffe's Research and ExperimentalSquadrons 1923-1945. 2003. ISBN 1-903223-33-4
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