リオネル・スカローニ

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リオネル・スカローニ
2014年のスカローニ
名前
本名 リオネル・セバスティアン・スカローニ
Lionel Sebastián Scaloni
愛称 El Caballo
Leónidas de Pujato
ラテン文字 Lionel Scaloni
基本情報
国籍 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
イタリアの旗 イタリア
生年月日 (1978-05-16) 1978年5月16日(45歳)
出身地 ロサリオ
身長 182cm
体重 73kg
選手情報
ポジション DF / MF
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1995-1996 アルゼンチンの旗 ニューウェルズ 12 (0)
1996-1998 アルゼンチンの旗 エストゥディアンテス 37 (7)
1998-2006 スペインの旗 デポルティーボ 200 (14)
2006 イングランドの旗 ウェストハム (loan) 13 (0)
2006-2007 スペインの旗 ラシン 30 (1)
2007-2013 イタリアの旗 ラツィオ 52 (1)
2008-2009 スペインの旗 マジョルカ (loan) 28 (0)
2013-2015 イタリアの旗 アタランタ 15 (0)
通算 387 (23)
代表歴
1997  アルゼンチン U-20 7 (2)
2003-2006 アルゼンチンの旗 アルゼンチン 7 (0)
監督歴
2016-2017 スペインの旗 セビージャ (アシスタント)
2017-2018 アルゼンチンの旗 アルゼンチン (アシスタント)
2018 アルゼンチンの旗 アルゼンチン (暫定)
2018- アルゼンチンの旗 アルゼンチン
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

リオネル・セバスティアン・スカローニ(Lionel Sebastián Scaloni, スペイン語発音: [ljoˈnel eskaˈloni], 1978年5月16日 - )は、アルゼンチンロサリオ出身の元サッカー選手、現サッカー指導者。アルゼンチン代表監督。現役時のポジションはDFMF

イタリア系の名字で、スカローニと表記されることが多いが、スペイン語には「sc」の音から始まる言葉が存在しないため(たとえば、スカンジナビアはエスカンディナビアとなる)便宜上「esc」の音で発音する。そのためエスカローニと表記する方が好ましい。

2022 FIFAワールドカップでの、最年少監督(44歳)である[1]

経歴[編集]

クラブ[編集]

クラブチームでは長くスペインデポルティーボ・ラ・コルーニャに在籍していたが、2006年1月、出場機会の減少を理由にFAプレミアリーグウェストハム・ユナイテッド期限付き移籍した。半年後復帰したものの、同年8月、同僚のディエゴ・トリスタンと共に事実上の戦力外通告を受け、ラシン・サンタンデールと1年の契約を結んだ。さらに2007年、セリエASSラツィオに活躍の場を求めたが、わずか半年あまりでRCDマジョルカに期限付き移籍、スペインに復帰した。

2009年7月、ラツィオに復帰。2011-12シーズンは19試合に出場したものの、レギュラーを掴むまでには至らず、2013年1月にアタランタBCへ完全移籍した[2]

2015年6月30日、現役引退。

代表[編集]

1997年にマレーシアで開催されたFIFAワールドユース選手権の優勝メンバー。A代表デビューは2003年4月30日に行われた親善試合、リビア戦だが、代表に定着することはなかった。しかしながら、2006 FIFAワールドカップでは、ユース時代の恩師であるホセ・ペケルマンが監督を務めたアルゼンチン代表にも選ばれる。メキシコ戦に右サイドバックで出場した。

指導者[編集]

2018 FIFAワールドカップでの惨敗を受け、ホルヘ・サンパオリ監督が解任され、2018年8月2日に前政権下でアシスタントコーチを務めていたスカローニが暫定的に指揮を執ることとなった(U-20代表監督との兼務)[3]。暫定監督期間中での成績が評価され、2019年11月29日に正式な監督として延長オプション付きの契約を結び、コパ・アメリカ2019では大会3位に同代表を導いた。

2大会目のコパ・アメリカとなるコパ・アメリカ2021では、決勝でブラジル代表を1-0で下し、アルゼンチン代表に28年ぶりのコパ・アメリカ優勝トロフィーをもたらした[4]。2021年11月にはFIFAの年間最優秀監督賞にもノミネートされたが、最終候補3人の段階で惜しくも選外となった[5]

2022年6月1日、フィナリッシマにて、UEFA EURO 2020王者となったイタリア代表と対戦し、3-0で勝利した[6]

2022年11月22日、カタールワールドカップのグループステージ(C組)第1節でサウジアラビア代表に1-2で敗れ連続無敗記録が36試合でストップした[7]。12月8日、準々決勝オランダ戦の前日会見にてスペイン日本が大苦戦したPK戦について「トレーニングの後、選手は常にPKの練習をしている。しかし、試合になればゴールはマッチ箱のようになる」と独特でなおかつユーモラスある言い回しで難しさを表現した。決勝ではフランス相手にPK戦で勝ち、36年振りのワールドカップタイトルに導いた[8]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

デポルティーボ・ラ・コルーニャ
ウェストハム・ユナイテッド

代表[編集]

U-20アルゼンチン代表

指導者[編集]

アルゼンチン代表

脚注[編集]

  1. ^ 【W杯】決勝はアルゼンチン・メッシvsフランス・エムバペ、“パリSG勢”激しい得点王争いも”. 2022年12月15日閲覧。
  2. ^ Annuncio ufficiale[リンク切れ] atalanta.it
  3. ^ 「メッシはもう代表では…」アルゼンチン代表の暫定監督が“招集外”について注目発言 - サッカーダイジェスト 2018年8月22日
  4. ^ Osborne, Chris (2021年7月11日). “Lionel Messi wins first Copa America as Argentina beat Brazil in final”. BBC Sport. 2021年7月11日閲覧。
  5. ^ Finalists for The Best FIFA Women’s Coach and The Best FIFA Men’s Coach announced”. FIFA. 2022年1月6日閲覧。
  6. ^ Dawkes, Phil. “Italy 0–3 Argentina: Messi and Di Maria shine in impressive Finalissima win”. BBC Sport. 2022年6月1日閲覧。
  7. ^ サウジが死闘制す! 後半に一気呵成の2発で逆転勝利!メッシ先制弾のアルゼンチンは無敗記録36でストップ【カタールW杯グループC】”. 2022年12月9日閲覧。
  8. ^ 【W杯】アルゼンチン・スカロニ監督「PK練習している」も「試合になればゴールはマッチ箱」”. 2022年12月9日閲覧。

外部リンク[編集]