モニカ (曲)

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モニカ
吉川晃司シングル
初出アルバム『パラシュートが落ちた夏
B面 真夜中のストレンジャー
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル ロック
ポップス
時間
レーベル SMSレコード
作詞 三浦徳子
作曲 NOBODY
プロデュース 木崎賢治
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 4位(オリコン[2]
  • 1984年度年間22位(オリコン)[2]
  • 週間2位(ザ・ベストテン
  • 1984年上半期7位(ザ・ベストテン)
  • 1984年年間13位(ザ・ベストテン)
  • 吉川晃司 シングル 年表
    -モニカ
    1984年
    サヨナラは八月のララバイ
    (1984年)
    パラシュートが落ちた夏 収録曲
    A面
    1. 「フライデー ナイト レビュー」
    2. モニカ
    3. 「I'M IN BLUE」
    4. 「彼女はアイスウォーター」
    5. 「Be my J-Girl」
    B面
    1. 「パラシュートが落ちた夏」
    2. 「ハートショット」
    3. 「ペパーミントKIDS」
    4. 「ピンナップにシャウト!!」
    5. 「a day・good night」
    テンプレートを表示

    モニカ」は、吉川晃司のデビュー・シングル。1984年2月1日にSMSレコードから発売された。

    背景[編集]

    吉川のデビュー・シングル。表題曲「モニカ」は代表曲のひとつである。吉川の初主演映画『すかんぴんウォーク』(1984年)の主題歌として使用された。吉川演じる役名 ″民川裕司″ が、劇中に「THANKS」という曲名で歌っている。

    カップリングの「真夜中のストレンジャー」は、『すかんぴんウォーク』の挿入歌として使用され、2008年12月開催ライブ『25 Years Eve」に向けて公式ファンクラブ内の携帯サイトで行われた「ライブで演奏して欲しい曲 リクエスト大作戦」にて第7位(「モニカ」は、第3位)となるなど高い人気のある曲だが入手が難しい状態が続いた。オリジナル・ヴァージョンは、アナログ・シングル盤以外ではソロ活動休止前の1988年12月に再発売された8センチCDシングル、及び2004年、日本武道館で開催したデビュー20周年記念ライブで来場者に無料配布された8cmCDの復刻版(グリコタイムスリップグリコ 青春のメロディチョコレート 第2弾」で発売された「モニカ」との連動企画)の3通りでしか聴くことが出来なかった。その後ベスト・アルバム『KEEP ON KICKIN'!!!!!』(2011年)に収録されたことで容易に入手可能になったが、同アルバムでは「ボーナス・トラック」扱いのため、他楽曲と比べ音質は劣る。しかし後に発売されたアルバム『B-SIDE+』に収録の際はリマスタリングがなされ音質がかなり向上して収録された。

    オリコンチャートの最高順位は週間4位[3]。1984年度オリコン年間22位。売上枚数は33.9万枚を記録した[2]

    リリース[編集]

    1984年2月1日に、SMSレコード(現・バンダイナムコアーツ)より7インチレコードでリリースされた。

    プロモーション[編集]

    本楽曲で当時の歌番組に多数出演。曲中にバック転や足を垂直に上げる動作などのパフォーマンスを行なっていた。音楽番組『ザ・ベストテン』(1978年 - 1989年TBS系列)で本楽曲が初ランクイン、母校の修道高等学校のプールサイドで歌った際は、楽曲終了後にバック転でプールに飛び込んだ。後日、吉川はこのことに関して「水の中に入ろうってのは俺が考えたことじゃない。スタッフが(中継前に)『吉川さん、今日はプールがありますけど、どうします?』って。要は『飛び込め』ってことでしょ?」とテレビ出演の際に語っていた。

    ライブ・パフォーマンス[編集]

    ライブではよく歌われる曲で、サビ部分の「♪モーニカ」と歌った後にファンが「♪モーニカ」と掛け合いするのが定着している。2004年にはデビュー20周年企画の一環として、音楽番組『ザ・ベストテン2004』(2004年、TBS系列)で、吉川(ボーカル)、松井常松ベース)、高橋まことドラムス)のスリーピースバンド・ラインナップで演奏された。

    メディアでの使用[編集]

    お笑い芸人・陣内智則のネタ「カーナビ」では、本楽曲のサビの「THANKS」の部分をコンビニの「サンクス」という意味で使用した。

    その他、南原清隆山口智充神奈月など多数の芸人からモノマネされた。

    STVラジオにて番組パーソナリティを務めている佐々木たくお黒岩たかやすの2名で製作しているYouTubeチャンネル『山鼻ホビーセンター』が縁となり、2022年10月16日に放送された特別番組『たくおとくろのホビセンラジオ』を放送した際[4]、3時間の生放送でモニカを5回(その内の1回はライブ・バージョン)放送し、曲の後に頼まれてもいないのに2022年12月15日のカナモトホールのライブ開催の告知行った[5]。そのことが吉川サイドに伝わり、吉川サイドより二人がカナモトホールのライブに招待された[5]。尚、ライブには参加出来たが、二人は吉川本人に会うことは叶わず、そのツアーではモニカは歌われなかったので、モニカを直に聞くことが出来なかった[5]

    カバー[編集]

    シングル収録曲[編集]

    7インチレコード[6]
    8センチCD
    全編曲: 大村雅朗
    #タイトル作詞作曲時間
    1.モニカ三浦徳子NOBODY
    2.真夜中のストレンジャー松尾由紀夫佐藤健

    リリース履歴[編集]

    No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
    1 1984年2月1日 SMSレコード 7インチ SM07-240 4位
    2 1988年12月16日 SMSレコード 8センチCD MD10-1 -
    3 2004年2月14日 SMSレコード 8センチCD AR-W204 - タイムスリップグリコ「青春のメロディー」連動企画盤
    20周年記念LIVE来場者のみ配布
    「真夜中のストレンジャー」1曲のみ収録・ライナーノート記載アリ
    4 2004年2月24日 SMSレコード 8センチCD AR-G204 - タイムスリップグリコ「青春のメロディー」第2弾付録
    「モニカ」1曲のみ収録・ライナーノート記載アリ

    ライブ版[編集]

    収録アルバム[編集]

    脚注[編集]

    1. ^ 第26回 日本レコード大賞”. 日本作曲家協会. 2021年11月28日閲覧。
    2. ^ a b c スージー鈴木 2017, p. 55.
    3. ^ 吉川晃司のシングル売上TOP20作品”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年10月7日閲覧。
    4. ^ 【地上波決定!】ホビセンがSTVラジオで生放送!?”. 「山鼻ホビーセンター」YouTubeチャンネル (2022年10月2日). 2023年6月21日閲覧。
    5. ^ a b c 【臨時】 吉川晃司さんが札幌にやって来た!”. 「山鼻ホビーセンター」YouTubeチャンネル (2022年12月25日). 2023年6月21日閲覧。
    6. ^ 吉川晃司* - モニカ”. Discogs. 2020年9月10日閲覧。

    参考文献[編集]

    • スージー鈴木『1984年の歌謡曲』イースト・プレス〈イースト新書〉、2017年2月。ISBN 978-4-7816-5080-7 

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]