マイク・リーク

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マイク・リーク
Mike Leake
セントルイス・カージナルス時代
(2017年5月17日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンディエゴ
生年月日 (1987-11-12) 1987年11月12日(36歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2009年 MLBドラフト1巡目
初出場 2010年4月11日
年俸 $12,000,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マイケル・レイモンド・リークMichael Raymond Leake, 1987年11月12日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。愛称はスパーキーSparky[2]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

フォールブルック・ユニオン高等学校英語版在籍時の2006年MLBドラフト7巡目(全体218位)でオークランド・アスレチックスから指名を受けたが、契約せずアリゾナ州立大学に進学することを選んだ。

プロ入りとレッズ時代[編集]

シンシナティ・レッズ時代
(2014年9月4日)

2009年MLBドラフト1巡目(全体8位)でシンシナティ・レッズから指名を受け、290万ドルで契約を結んだ。

2010年4月11日にシカゴ・カブス戦でプロデビューを果たした。1965年MLBドラフトが実施されて以来、マイナーリーグを経験せず直接メジャー・デビューした選手は、21人で2000年ゼイビア・ネイディ以来、投手としては1995年アリエル・プリエト以来となる史上13人目の快挙を達成した。

2011年4月18日にシンシナティ市内の百貨店でシャツ6枚(約60ドル相当)を万引きした容疑で逮捕されるもその日のうちに釈放された[3]。この後も試合に出場し、同月29日には裁判所から万引きではなかったとして減刑となり、カウンセリングと30時間の社会奉仕活動を行えば犯罪記録から抹消されることとなった。Tシャツを購入した際にサイズが小さかったとして、店員に断らずに交換したため警察に通報されたとされる[4]

2012年10月10日、ディビジョンシリーズの第4戦に先発登板し、ポストシーズン初出場を果たしたが、5回途中5失点で敗戦投手となり、チームも5試合の末シリーズ敗退となってしまった。

2014年1月17日にレッズと592万5000ドル+出来高の1年契約を結んだ[5]

ジャイアンツ時代[編集]

2015年7月30日にアダム・デュバルケウリー・メジャ英語版とのトレードで、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した[6][7]。ジャイアンツ加入後は9試合に登板し、完封勝利も1つ記録したが、全体で見ると2勝5敗、防御率4.07の成績に終わった。レッズとの合算では30試合に先発登板し、3年連続二桁勝利となる11勝10敗、防御率3.70で5年連続で規定投球回にも達した。

カージナルス時代[編集]

2015年12月22日にセントルイス・カージナルスと5年総額8000万ドルの契約を結んだ[8]背番号は投手としては珍しい1桁の「8」に決まった[9]が、これはアリゾナ州立大学時代の背番号と同じであり[10]、自身のTwitterFacebookアカウントにも採用している。

2016年も、相変わらずの故障離脱知らずぶりを発揮して30試合に先発登板したが、4年ぶりの10勝未達となる9勝12敗、防御率4.69、WHIP1.32という低調な成績に終わった。ただ、持ち前の制球力の良さは健在どころか伸びを見せ、キャリア初の2.0未満となる与四球率1.5をマークした。

マリナーズ時代[編集]

2017年8月31日にレイダー・アスカニオとのトレードで、インターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)と共にシアトル・マリナーズへ移籍した[11]。移籍後は5試合に先発し3勝1敗、防御率2.53であった。カージナルスとの合算では31試合先発で10勝13敗、防御率3.92と負け越しながら2年ぶりの二桁勝利を記録した。


2019年3月17日のマリナーズ対読売ジャイアンツでは坂本勇人にホームランを打たれた。

同年7月19日のロサンゼルス・エンゼルス戦(T-モバイル・パーク)で8回までパーフェクトに抑えたが、9回先頭打者のルイス・レンヒフォに右前打を打たれ完全試合を逃した[12]

ダイヤモンドバックス時代[編集]

2019年7月31日にホセ・カバレーロとのトレードで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[13]。11月3日に初めてゴールドグラブ賞に選出され受賞した[14]

2020年新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、6月29日からの開幕となったが、自身はコロナウイルス感染を避けるためシーズン参加を辞退した[15]

オフの10月28日に球団が延長オプションの放棄を発表したため、FAとなった[16]

プレースタイル[編集]

投球[編集]

最速94.3mph(約151.8km/h、2016年4月6日計測)の高速シンカーが主体で、いわゆるきれいな回転のフォーシームの速球はほとんど投げない。その他の球種としてはカッタースライダーチェンジアップを持つ。

打撃[編集]

投手としては打撃力に優れ、通算打率が2割を超え、本塁打も6本記録している。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2010 CIN 24 22 0 0 0 8 4 0 0 .667 604 138.1 158 19 49 2 3 91 2 0 77 65 4.23 1.50
2011 29 26 0 0 0 12 9 0 0 .571 693 167.2 159 23 38 3 8 118 2 1 74 72 3.86 1.17
2012 30 30 2 0 1 8 9 0 0 .471 757 179.0 201 26 41 3 3 116 3 0 97 91 4.58 1.35
2013 31 31 0 0 0 14 7 0 0 .667 801 192.1 193 21 48 4 6 122 2 0 78 72 3.37 1.02
2014 33 33 0 0 0 11 13 0 0 .458 902 214.1 217 23 50 3 13 164 4 0 93 88 3.70 1.25
2015 21 21 1 0 1 9 5 0 0 .643 295 136.2 123 14 34 4 2 90 3 1 55 54 3.56 1.15
SF 9 9 1 1 0 2 5 0 0 .286 222 55.1 51 8 15 1 1 29 3 1 25 25 4.07 1.19
'15計 30 30 2 1 1 11 10 0 0 .524 778 192.0 174 22 49 5 3 119 6 2 80 79 3.70 1.16
2016 STL 30 30 0 0 0 9 12 0 0 .429 757 176.2 203 20 30 1 7 125 7 0 101 92 4.69 1.32
2017 26 26 0 0 0 7 12 0 0 .368 654 154.0 169 19 35 3 7 103 2 0 83 72 4.21 1.33
SEA 5 5 0 0 0 3 1 0 0 .750 128 32.0 32 1 2 0 2 27 1 0 10 9 2.53 1.06
'17計 31 31 0 0 0 10 13 0 0 .435 782 186.0 201 20 37 3 9 130 3 0 93 81 3.92 1.28
2018 31 31 0 0 0 10 10 0 0 .500 784 185.2 207 23 34 3 6 119 2 0 98 90 4.36 1.30
2019 22 22 2 1 0 9 8 0 0 .529 576 137.0 153 26 19 1 4 100 2 0 78 65 4.27 1.26
ARI 10 10 0 0 0 3 3 0 0 .500 259 60.0 74 15 8 1 6 27 0 0 36 29 4.35 1.37
'19計 32 32 2 1 0 12 11 0 0 .522 835 197.0 227 41 27 2 10 127 2 0 114 94 4.29 1.29
MLB:10年 301 296 6 2 2 105 98 0 0 .517 7693 1829.0 1940 238 403 29 68 1231 33 3 905 824 4.05 1.28
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2010 CIN 24 18 22 3 3 .930
2011 29 18 22 0 3 1.000
2012 30 25 30 2 3 .965
2013 31 26 28 1 2 .982
2014 33 26 30 4 1 .933
2015 21 17 24 1 1 .976
SF 9 2 8 0 1 1.000
'15計 30 19 32 1 2 .981
2016 STL 30 24 37 4 5 .938
2017 26 13 27 0 1 1.000
SEA 5 4 3 0 0 1.000
'17計 31 17 30 0 1 1.000
2018 31 20 17 3 4 .925
2019 22 11 17 1 2 .966
ARI 10 9 8 0 2 1.000
'19計 32 20 25 1 4 .978
MLB 301 213 273 19 28 .962
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞

表彰[編集]

背番号[編集]

  • 44(2010年 - 2015年途中)
  • 13(2015年途中 - 同年終了)
  • 8(2016年 - 2019年)

脚注[編集]

  1. ^ Mike Leake Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年12月24日閲覧。
  2. ^ Cards' Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月20日閲覧
  3. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2012』廣済堂出版、2012年、359頁。ISBN 978-4331516126 
  4. ^ “万引ではなかった レッズ右腕の罪を減刑”. スポニチアネックス (スポーツニッポン). (2011年4月30日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/04/30/kiji/K20110430000729870.html 2015年7月31日閲覧。 
  5. ^ Mark Sheldon (2014年1月18日). “Reds avoid arbitration with Leake, LeCure, Simon” (英語). MLB.com. 2014年1月19日閲覧。
  6. ^ ジャイアンツ、レッズから今季9勝の先発右腕を獲得”. ISM (2015年8月1日). 2015年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月3日閲覧。
  7. ^ David Brown (2015年7月31日). “Reds trade pitcher Mike Leake to Giants for mino leaguers” (英語). CBSSports.com. http://www.cbssports.com/mlb/eye-on-baseball/25255242/reds-trade-pitcher-mike-leake-to-giants 2015年7月31日閲覧。 
  8. ^ Jenifer Langosch (2015年12月22日). “Cardinals sign pitcher Leake to 5-year deal” (英語). MLB.com. 2015年12月23日閲覧。
  9. ^ Craig Calcaterra (2015年12月22日). “Mike Leake becomes a rare single-digit-wearing pitcher” (英語). NBC Universal. 2015年12月23日閲覧。
  10. ^ Mike Leake agrees with Cards, looks forward to rivalry with Cubs” (英語). ESPN (2015年12月23日). 2016年7月30日閲覧。
  11. ^ http://www.espn.com/mlb/story/_/id/20507225/seattle-mariners-acquire-mike-leake-st-louis-cardinals
  12. ^ マリナーズ・リーク、8回完全もあと3人で偉業逃す - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2019年11月4日閲覧。
  13. ^ Andrew Simon (2019年7月31日). “D-backs add pitcher Leake in deal with Seattle” (英語). MLB.com. 2019年8月4日閲覧。
  14. ^ ゴールドグラブ賞発表! アレナド7年連続、トラウト初受賞ならず”. Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―. 2019年11月4日閲覧。
  15. ^ Dバックス・リークが今季プレーを辞退 メジャー初 - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年10月29日閲覧。
  16. ^ D-backs Decline Options On Leake, Rondon, Guerra” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]