ホク

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ホクモンゴル語: Hoqu中国語: 禾忽、生没年不詳)は、チンギス・カンの孫のグユクの息子で、モンゴル帝国の皇族。『元史』などの漢文史料では禾忽/霍忽/火和、『集史』などのペルシア語史料ではهوقوHūqūと記される。

概要[編集]

ホクはモンゴル帝国の第3代カアンのグユク・カンの息子として生まれた。異母兄にはホージャ・オグルナク太子がいる。グユクの息子の中では最年少であったが、二人の兄がモンケ・カアンに対するクーデター計画の露見によって禁固刑となったため、ホクがグユク家の財産を継ぐこととなった。

グユク王家[編集]

参考文献[編集]

  • 杉山正明『モンゴル帝国と大元ウルス』京都大学学術出版会、2004年
  • 松田孝一「オゴデイ諸子ウルスの系譜と継承」 『ペルシア語古写本史料精査によるモンゴル帝国の諸王家に関する総合的研究』、1996年
  • 村岡倫「オゴデイ=ウルスの分立」『東洋史苑』39号、1992年
  • 新元史』巻112列伝9