ヒツジ男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヒツジ男(ヒツジおとこ、Goat man)とはUMAの一種。アメリカ合衆国で目撃されている[1]

訳名[編集]

ゴートマン(Goatman)を直訳すればヤギ男となる。しかし、目撃情報には「ヒツジのような角を生やしていた」というものもあり、またヤギヒツジは混同視されがちであるため、日本ではヒツジ男と訳される傾向が強い[2]。本項もそれに倣う。

外見[編集]

多くの目撃者によると、「ヒツジのような顔を持つ怪物」とされる[2]。体長は2mほど、筋骨質の体格をしており[3]、体全体は「ヒツジのようにカールした灰色」で覆われているという[4]

ピッグマンワニ男のように体は人間に似ているといわれており、二足歩行をすることから、一種の獣人と考えられる[1]モンキーマンアスワング、ピッグマン(ブタ男)、カエル男モスマン(蛾男)、フクロウ男(オウルマン、アウルマン)、ワニ男、トカゲ男、と同様の半獣半人タイプ[5]

しかし、「顔が人間で体がヒツジ」、という目撃例もある(つまり人面羊)。

概要[編集]

目撃例の多くが、カリフォルニア州のサンタ・ポーラに集中している[1]

サンタ・ポーラには、かつてビリワック・デリー(Billiwack Dairy)という酪農工場があった。工場が倒産した後、この工場を中心に目撃が相次いだため「ビリワック・モンスター(Billiwack monster)」とも呼ばれる[1]

軍の遺伝子実験説[編集]

倒産後、この工場は「軍の秘密工場」として使用され、そこで「極秘に行われていたの産物として、ビリワック・モンスターが誕生した」というエピソードを持つ[2]。そのため、獣人型UMAの中でも、ピッグマンと並んで都市伝説色が特に強く[6]、そのネーミングもあって非常にユーモア溢れる「愛すべき」存在として親しまれている。

見間違い説[編集]

黒魔術儀式で、羊のマスクを被った人間を見て、怪物と勘違いしたのでは?という説もある[2]

仮説[編集]

ヒツジ男については、以下のような仮説がある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]