ヒカリヘ

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ヒカリヘ
miwaシングル
初出アルバム『Delight
B面 Napa
HiKARiE[1]
僕が僕であるために
リリース
規格 CDシングル
デジタル・ダウンロード
ジャンル J-POP
時間
レーベル Sony Music Records
作詞・作曲 miwa
プロデュース Naoki-T
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン[4]
  • 2012年8月度月間15位(オリコン)[5]
  • 2012年9月度月間17位(オリコン)[5]
  • 登場回数25回(オリコン)[4]
  • 2012年度年間54位Billboard Japan Hot 100[6]  
  • miwa シングル 年表
    片想い
    (2012年)
    ヒカリヘ
    (2012年)
    ホイッスル〜君と過ごした日々〜
    2013年
    Delight 収録曲
    1. Delight
    2. ヒカリヘ
    3. 321
       (中略)
    9. LOUD!〜憂鬱をぶっとばせ〜
    10. Napa
    11. ぬくもり
    ミュージックビデオ
    ヒカリヘ-short ver.- - YouTube
    テンプレートを表示

    ヒカリヘ」は、日本シンガーソングライターmiwaの楽曲。9枚目のシングルとして2012年8月15日Sony Music Recordsから発売された。

    タイトルの「ヘ」は片仮名である。

    概要[編集]

    前作「片想い」から約6ヶ月後に発売された2012年第2弾シングル。初回生産限定盤はカラートレイ仕様で、2012年6月24日に開催された自身初の渋谷公会堂公演のライブ・ドキュメント映像を収録したDVDが付属している[7]

    miwaはこの曲で2013年12月31日放送の『第64回NHK紅白歌合戦』に初出場した。

    2020年1月現在、miwaにとって自身最大のヒット曲である。2018年7月には日本レコード協会のシングルトラック統計でミリオン(100万DL)を達成した[8]

    楽曲解説[編集]

    表題曲の「ヒカリヘ」は、フジテレビ月9ドラマリッチマン、プアウーマン』主題歌、及びトヨタ自動車 「カローラ×『リッチマン、プアウーマン』」コラボCMソング。通算3度目のドラマ主題歌で、自身初となる月9主題歌を台本を読んで書き下ろした。

    4つ打ちのダンス・ミュージックで[7]、本人は「今までにない、新しいサウンドに挑戦しました」[7][9]、「miwaの曲として受け入れてもらえるかドキドキしていたが、想像以上に受け入れてもらえてびっくりしました」と話している[10]。ドラマのプロデューサー増本淳は「ヒロインの気持ちを私たちより近くで感じて[注 1]、詞に投影してくれました」と述べている[7][9]。また、miwaの歌詞には、制作中に読んだ川上未映子の小説『すべて真夜中の恋人たち』からも発想を得ており、作中で光が印象的に描かれたシーンに影響を受けている、とも語っている[11]

    ミュージック・ビデオでは初めてダンス(振り付けは「珍しいキノコ舞踊団」が担当)が導入され、miwaが光を自在に操る妖精のような存在に扮している[12]

    カップリング曲「Napa」及び「ヒカリヘ」の英語詞ヴァージョンである「HiKARiE Remix 〜English version〜」はいずれも『リッチマン、プアウーマン』挿入歌である。ボーナス・トラックの「僕が僕であるために」は尾崎豊の同名曲のカバーで、東宝配給アニメ映画カラフル』イメージソングとして発表され、本作収録前は2010年8月16日配信限定でリリースされており、本作で初CD化された。

    チャート成績[編集]

    シングルでは、オリコン週間チャートで自己最高となる4位[13](デイリーチャートでは3位)にランクインし、初動売上のみで本作以前に発売したシングルそれぞれの累計売上を上回った。10月5日現在、週間チャートでは7週連続20位以内にランクインしており、着うたで配信された7月25日から2か月を経ても支持を集めるロングセラーとなった[13]

    配信(単曲)では、2012年7月25日に配信開始[13]、8月22日発表のレコチョクランキングでは、着うた着信メロディ・レコチョクテレビ/CM/映画・フルの4部門で、自身初の1位を獲得した[14]。同ランキングの、8、9月度着うた部門で、同じく自身初となる2ヶ月連続1位、また9月度ダウンロード・シングル部門でも、同じく自身初となる1位を記録した[15][16]。また、「LISMO Award」再生ランキングでも同年9、10月度に2ヶ月連続1位を獲得した[17]

    2012年11月7日にiTunes Storeソニーミュージック系列の作品の配信が開始されたことに伴い、「ヒカリヘ」も8日午前10時段階でのシングル総合ランキングで1位を記録した[18]

    同年の年間セールスベースでも好記録を続け、同年のTSUTAYAのCDシングル・レンタル年間ランキングで2位を獲得[19]、レコチョクの2012年間ランキング・ダウンロードシングル・楽曲部門で8位、同ランキング・着うた・楽曲部門で4位をマークした[20]。プランテック2012年年間ラジオ・エアプレイチャート・ミュージックPVランキングで年間4位をマークした[21]

    2014年1月時点で、音楽配信での売上は累計130万ダウンロードを突破している[22]

    2018年7月には日本レコード協会のシングルトラック統計でもミリオン(100万DL)を達成した[8]

    収録曲[編集]

    CD[編集]

    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.「ヒカリヘ」miwamiwaNaoki-T
    2.「Napa」miwamiwa根岸孝旨
    3.「HiKARiE (Remix) 〜English version〜」miwa, 訳詩:Nash&Genemiwaリミックス:Naoki-T
    4.「ヒカリヘ 〜instrumental〜」   
    5.「僕が僕であるために」(bonus track)尾崎豊尾崎豊松浦晃久

    DVD(初回生産限定盤のみ)[編集]

    miwa concert tour 2012 "guitarium"』の映像を収録。

    1. ライブドキュメント(2012.06.24 渋谷公会堂

    収録アルバム[編集]

    曲名 アルバム 発売日
    ヒカリヘ Delight 2013年5月22日
    Napa

    別バージョン[編集]

    下記の別バージョンは、いずれも本作の次のシングル「ホイッスル〜君と過ごした日々〜」のカップリングとして収録。

    • 初回生産限定盤A
      • HiKARiE (English×guitar version)
      • ヒカリヘ (humming×guitar version)
    • 初回生産限定盤B
      • HiKARiE (English×piano version)
      • ヒカリヘ (humming×piano version)
    • 通常盤
      • HiKARiE (English×original version)
      • ヒカリヘ (instrumental synth theme)

    脚注[編集]

    注釈[編集]

    1. ^ 『リッチマン、プアウーマン』のヒロイン・夏井真琴は当時のmiwaと同じ大学4年生と設定されている。

    出典[編集]

    1. ^ Remix 〜English version〜
    2. ^ ゴールドディスク認定作品一覧 2012年10月 - 日本レコード協会
    3. ^ 有料音楽配信認定作品一覧 2018年7月”. 日本レコード協会. 2018年8月20日閲覧。
    4. ^ a b ヒカリヘ(初回生産限定盤) miwaのプロフィールならオリコン芸能事典”. ORICON STYLE. オリコン (2012年). 2013年3月18日閲覧。
    5. ^ a b you大樹”. オリコン (2013年2月6日). 2013年3月18日閲覧。
    6. ^ Billboard Japan Hot 100 Year End”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2012年). 2022年11月19日閲覧。
    7. ^ a b c d “miwa、書き下ろし月9主題歌は新境地4つ打ちダンスナンバー”. ナタリー. (2012年6月27日). https://natalie.mu/music/news/71868 2012年8月15日閲覧。 
    8. ^ a b 有料音楽配信認定作品一覧 2018年7月”. 日本レコード協会. 2018年8月20日閲覧。
    9. ^ a b “miwaが初の月9主題歌 “4つ打ち”で新境地”. オリコン. (2012年6月26日). https://www.oricon.co.jp/news/2013504/full/ 2012年8月15日閲覧。 
    10. ^ 『B-PASS』2013年6月号、シンコーミュージック・エンタテイメント、15頁。
    11. ^ miwa月9主題歌『ヒカリヘ』誕生の裏にあの小説、2012年9月18日、ダ・ヴィンチ電子ナビ、メディアファクトリー、2012年9月22日参照。
    12. ^ “miwa 月9主題歌でチャート席巻、MVでは光を操る妖精に?”. サーチナ. (2012年8月2日). http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0802&f=entertainment_0802_008.shtml 2012年8月15日閲覧。 
    13. ^ a b c “miwa感激“AKB記録”に王手!”. デイリースポーツONLINE. (2012年10月5日). https://www.daily.co.jp/gossip/2012/10/05/0005427566.shtml 2012年10月5日閲覧。 
    14. ^ miwa、月9ドラマ主題歌「ヒカリヘ」が自身初のレコチョクランキング4冠制覇! - msn産経ニュース・2012年8月22日
    15. ^ レコチョクアワード月間最優秀楽曲賞8月度を発表” (PDF). 2012年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月1日閲覧。
    16. ^ レコチョクアワード月間最優秀楽曲賞9月度を発表!miwa が、自身初の2か月連続1 位を獲得!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2020年9月15日閲覧。
    17. ^ 10月「LISMO Award」1位は2ヶ月連続 miwa「ヒカリヘ」 | Musicman”. 音楽業界総合情報サイト | Musicman. 2020年9月15日閲覧。
    18. ^ iTunes Storeで解禁されたSony楽曲がランキング上位を独占!”. クランクイン!. ハリウッドチャンネル (2012年11月8日). 2012年11月8日閲覧。
    19. ^ TSUTAYAがCDレンタル年間ランキングを発表 - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com. 2020年9月15日閲覧。
    20. ^ レコチョク年間ランキング2012を発表”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2020年9月15日閲覧。
    21. ^ プランテック2012年年間ラジオ・エアプレイチャート発表 | Musicman”. 音楽業界総合情報サイト | Musicman. 2020年9月15日閲覧。
    22. ^ miwa、全曲大型タイアップ付きの最強シングル発売決定、モデルプレス、2014年1月7日。

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]