パメラ・フランク

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パメラ・フランクPamela Frank, 1967年6月20日 - )はアメリカ合衆国ヴァイオリニスト。ソリストとしての活動に加えて、室内楽奏者としても名を馳せている。

略歴[編集]

ニューヨーク・シティに生まれる。父クロード・フランクも母リリアン・カリールも共にピアニストであった。ヴァイオリンをシャーリー・ギヴンズに師事するが、大半の児童とは異なり、鈴木メソッドによる早期教育は受けていない。5歳からヴァイオリンを始め11年間ギヴンズ門下で学んだ後、更にシモン・ゴールドベルク及びハイメ・ラレードに師事し研鑽を深めた。1985年に演奏活動に入り、アレクサンダー・シュナイダーの指揮とニューヨーク弦楽合奏団との共演でカーネギー・ホールにデビューした。 1987年カーティス音楽院を卒業。 1999年にはエイヴリー・フィッシャー賞を女性として初めて授与され、アメリカで最も名誉ある器楽奏者の一人と認められた。

現在はジョンズ・ホプキンズ大学ピーボディ音楽学校や、カーティス音楽院、ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校で教鞭を執る。

ヴァイオリニストのアンディ・シミオネスクと結婚した。

2012年よりユーディ・メニューイン国際コンクールの審査員を務める。

理学療法士(Physical therapist)のハワード・ネルスンと結婚。[1]

独奏者として、ベートーヴェンブラームスヴァイオリン・ソナタ全集や、ドヴォルザークの《ヴァイオリン協奏曲》、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集を録音しているほか、室内楽奏者としては、ショパンの《ピアノ三重奏曲》やシューベルトの《ピアノ五重奏曲「鱒」》の録音にも参加している。

出典[編集]

  1. ^ [Wikipedia英語版による]

外部リンク[編集]