ハードロマンチッカー

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ハード・ロマンチッカー』は、CMディレクターグ・スーヨンによる半自伝小説。作者本人によって同名で映画化され、2011年に公開された。松田翔太主演。

小説では1978年が舞台であるが、映画では携帯電話がある21世紀の現代を舞台にしている。

あらすじ[編集]

山口県下関市に在住する在日韓国人の若者グーは、警察、ヤクザ、同世代の若者達と顔見知りになりながら、そのどれにも所属することがなかった。そんなある日、グーは日本人の後輩の辰が朝鮮高校の生徒達に恋人をリンチされ、報復として暴行した主犯格であるキム・チョンギの自宅に押し入って彼の祖母を殺害したという事件を知る。警察が動く中、グーは辰に貸した金を取り立てるために情報を集め始め、なりゆきで若い在日朝鮮人グループのリーダーであるパク・ヨンオの弟を辰の友人という理由で痛めつけて暴走族リーダー、金子の名前を騙り金を取り立てた。グーは北九州市で謎の男・高木が経営している店で働くが、すでに下関ではパク・ヨンオと金子のグループが彼を狙っていた。

キャスト[編集]

在日韓国人の青年。辰の事件以降、徐々に敵を増やしていく。
グーの後輩の高校生。グーに対しては内心良くは思っていない。
マサルとの合コンにいた女子高生。グーが好意を寄せている。
高木のクラブにいた女性従業員。
グーの後輩の高校生。キム・チョンギの祖母を殺害する。
タカシグループの一員。トルエン中毒。
グーの友人。自分のマンションを仲間の溜まり場にしている。
在日韓国人で暴走族ヘッド。グーとは交流があるがのちに敵対する。
在日朝鮮人グループのリーダー。朝鮮高校時代ボクシング部のチャンピオンだった。
在日朝鮮人グループの一員だが小心者。マサルや辰とも交流がある。
在日朝鮮人だがタカシグループの一員。どちらも郷野組の組員見習い。
朝鮮高校の高校生。非常に暴力的だが、パク・ヨンオのグループには所属していない。
北九州の小倉で店を経営している実業家。実は伊藤組の幹部。
グーのことを監視している刑事。
郷野組の組員。グーのことを気にかけている。
郷野組の組員で、庄司の舎弟。

スタッフ[編集]