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ハラルト・ノルポト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
獲得メダル

ハラルト・ノルポト
東西統一ドイツの旗 東西統一ドイツ
陸上競技
オリンピック
1964 東京 男子 5000m
ヨーロッパ陸上選手権
1966 ブダペスト 男子 1500m
1966 ブダペスト 男子 5000m
1971 ヘルシンキ 男子 5000m

ハラルト・ノルポト(Harald Norpoth、1942年8月22日 - )は、西ドイツの陸上競技選手。1964年東京オリンピックの銀メダリストである。ノルトライン=ヴェストファーレン州ミュンスター出身。

経歴

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ノルポトは、1960年代から1970年代前半にかけて活躍したドイツの中距離選手である。チェコスロバキアの偉大なランナーであるエミール・ザトペックを思い出させるようなランニングフォームで、1500mから5000mまでの距離を得意としており、1500m、5000mとも同じくらいの力を持っていた。

ノルポトは、1964年に出場した東京オリンピックでは5000mに出場。13分49秒6でアメリカロバート・シュールに次ぎ、初めてのオリンピックで銀メダルを獲得した。2年後の1966年6月には、5000mで13分24秒8のヨーロッパ新記録を樹立。この3か月後、ブダペストで開催されたヨーロッパ選手権では1500mで銅、5000mで銀と、2種目でメダルを獲得した。さらにこの直後には、2000mで4分57秒8の世界新記録を樹立した。また、1967年6月には、3000mで7分45秒2のヨーロッパ記録も樹立している。

ノルポトは、1968年メキシコシティーオリンピックでも1500mと5000mに出場。5000mは予選第3組で3位となり決勝進出を果たしたが、決勝を棄権する。1500mも決勝に進出し、3分42秒5で3位とは3秒以上離されて4位でゴール。メダルに手が届かなかった。1971年には、ヘルシンキで行われたヨーロッパ選手権の5000mで銅メダルを獲得。2大会ぶりの表彰台となった。

1972年には、3度目のオリンピックとなるミュンヘンオリンピックに出場。5000mで13分32秒6で、トップから約6秒遅れの6位となっている。

ノルポトは、保険代理店で働いていたが、後に運動生理学を学び大学院を卒業。1971年から2002年までヴァーレンドルフドイツ連邦軍でコーチを務めた。

主な実績

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大会 場所 種目 結果 記録
1964 オリンピック 東京(日本) 5000m 2位 13分49秒6
1966 ヨーロッパ室内陸上選手権 ドルトムント(西ドイツ) 3000m 1位 7分56秒0
1966 ヨーロッパ陸上選手権 ブダペスト(ハンガリー) 1500m 3位 3分42秒4
1966 ヨーロッパ陸上選手権 ブダペスト(ハンガリー) 5000m 2位 13分44秒0
1968 オリンピック メキシコシティ(メキシコ) 1500m 4位 3分42秒5
1968 オリンピック メキシコシティ(メキシコ) 5000m - DNS
1970 ヨーロッパ室内陸上選手権 ウィーン(オーストリア) 3000m 2位 7分49秒50
1971 ヨーロッパ陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) 5000m 3位 13分33秒8
1972 オリンピック ミュンヘン(西ドイツ) 5000m 6位 13分32秒6

外部リンク

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