チェスター・ワッツ

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チェスター・ワッツ(Chester Burleigh Watts、1889年10月27日 - 1971年7月17日)はアメリカ合衆国天文学者

インディアナ州ウィンチェスターに生まれた。インディアナ大学で天文学を学んだ。1911年にアメリカ海軍天文台に入所し、またインディアナ大学に復学し1914年に卒業した。海軍天文台で6インチの子午環をもちいた観測に従事した。1934年に6インチの子午環の観測部門の長になり、その後25年間、観測を指導した。

1940年代に、1927年から撮影された、月の周縁部の写真から秤動ゾーンの月面図を作成し、発表した。1953年にインディアナ大学から名誉博士号を受け、1955年に全米科学アカデミーから天文学の功績にたいしてジェームズ・クレイグ・ワトソン・メダルが贈られた。小惑星(1798)ワッツ[1]、月のクレータに命名されている。

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