ダイハツ・リーザスパイダー

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ダイハツ・リーザスパイダー
概要
販売期間 1991年 - 1993年
ボディ
乗車定員 2名
ボディタイプ 2ドアカブリオレ
パワートレイン
エンジン EF-JL型水冷直3 SOHC 659 cc
最高出力 64 PS/7,500 rpm
最大トルク 9.4 kgf·m/4,000 rpm
変速機 3AT/5MT
車両寸法
ホイールベース 2,140 mm
全長 3,295 mm
全幅 1,395 mm
全高 1,345 mm
車両重量 740 kg
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リーザ スパイダーLeeza spider)は、ダイハツ工業がかつて生産・販売していた軽自動車である。

概要[編集]

ベースモデルであるリーザのルーフをカットオフして生まれたオープンカーである。第28回東京モーターショーに参考出品された後[1]、1991年(平成3年)11月に発売された。

東京モーターショーでは550 ccエンジンであったが、市販化までの間に軽自動車が新規格化されたため、市販モデルは660 ccで発売された。オープン化に伴いボディを補強したため、ベースモデルより車重が90 kg増加している。搭載エンジンはターボ仕様のみである。

モーターショーに参考出品された当初は4シーターだったが、市販化の際に2シーターに変更された。ルーフを切り取ってそのまま幌を付けた形だったこともあって、オリジナルに比べデザインが崩れたことは否めない。実用上も、 が使用時(クローズ時)に走行風でバタつくなど商品性に難があり、ボディの剛性不足と見た目の悪さで売り上げは伸びず、1993年(平成5年)に生産中止となった。総生産台数は380台。

その後、ダイハツの軽オープンカーは2002年(平成14年)のコペンの登場まで存在しなかった。コペンは当初よりオープンスポーツとして設計されており、重量のある電動開閉トップや1.3 Lモデルが設定されるなど、車体剛性にも余裕がある。

備考[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 東京モーターショーで展示された車はその後、ナンバーを取得して公道を走れる仕様にしていた。ただこの時のベース車両が商用モデルTR-ZZであったため4ナンバーで登録されていた。

関連項目[編集]