スウェーデン式サウンディング試験

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スウェーデン式サウンディング試験(スウェーデンしきサウンディングしけん Method for Swedish weight sounding test)は、地盤調査方法の一つ。スクリューウエイト貫入試験、スウェーデン式貫入試験ともいう。

自走式スウェーデン式サウンディング試験装置。日東精工株式会社製。測定中の写真
横方向より。後方の車両に積載して運送する

概要[編集]

ロッド、スクリュー、錘などからなるスウェーデン式サウンディング試験装置を用いて、土の硬軟又は締まり具合を判定する、静的貫入抵抗を求める原位置試験方法の一つ。

荷重、半回転数などを測定し、N値やせん断強度などに換算する。

歴史[編集]

1917年頃、スウェーデン国有鉄道不良路盤の試験方法として採用し、その後スカンディナヴィア諸国で普及した。日本では、1954年頃に建設省が河川堤防の地盤調査として導入。1976年にはJIS規格に制定され、住宅建築の際の地盤調査に用いられている[1][2]

出典[編集]

  1. ^ スウェーデン式サウンディング試験(ジオテック株式会社)
  2. ^ NSWSー新型スウェーデン式サウンディング試験(日鉄住金スラグ製品株式会社 広畑事業所)

関連項目[編集]