ジョナソン・ニース

ジョナソン・ニース
*Jonathon Niese*
シアトル・マリナーズ（マイナー）
	ニューヨーク・メッツ時代; (2016年8月12日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	オハイオ州アレン郡ライマ
生年月日	1986年10月27日（37歳）
身長; 体重	6' 4" ＝約193 cm; 217 lb ＝約98.4 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2005年 MLBドラフト7巡目(全体209位)でニューヨーク・メッツから指名
初出場	2008年9月2日ミルウォーキー・ブルワーズ戦
年俸	$9,000,000（2016年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	デファイアンス高等学校（英語版）; ニューヨーク・メッツ (2008 - 2015); ピッツバーグ・パイレーツ (2016); ニューヨーク・メッツ (2016);
	この表について

ジョナソン・ジョゼフ・ニース（Jonathon Joseph Niese, 1986年 10月27日 - ）は、アメリカ合衆国・オハイオ州アレン郡ライマ出身のプロ野球選手。投手。左投左打。MLB・シアトル・マリナーズ傘下に所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

オハイオ州ライマで生まれディファイアンスで育った。デファイアンス高等学校（英語版）時代にはチャド・ビリングズリーとチームメートだった。

プロ入りとメッツ時代[編集]

2005年のMLBドラフト7巡目（全体209位）でニューヨーク・メッツから指名され、プロ入り^[2]^[3]。

2008年9月2日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャー初登板した。先頭打者のリッキー・ウィークスに本塁打を打たれる。初登板した投手が先頭打者に本塁打を打たれたのはメッツの歴史上初の出来事であった。この試合3回を投げて5失点を喫してしまった。2回目の登板となった9月13日のアトランタ・ブレーブス戦では8回を投げて無失点に抑え初勝利を記録した。

2009年5月6日、オリバー・ペレスの負傷によりAAA級バッファロー・バイソンズからメジャー昇格した。このシーズン初登板ではピッツバーグ・パイレーツ戦で6回を投げ2失点と好投した。

2010年6月10日、サンディエゴ・パドレス戦でキャリア初の完封勝利を記録。3回にクリス・デノーフィアに唯一の安打を許しただけでノーヒットノーランは逃したものの、被安打1・無四球というほぼ完璧な内容だった。

2011年は胸郭を痛めて8月23日の登板を最後にシーズンを終えたが、11勝で自身初の二桁勝利を達成。

2012年4月4日に2016年まで5年2550万ドル、2017年と2018年のオプションも含めると最大7年4600万ドルで契約を結んだ^[4]。シーズンでは勝利、防御率、奪三振、投球回数などで自己最高の成績を残した。

2013年は6月に肩を痛めて故障者リスト入りした^[5]ため、規定投球回に届かず、連続二桁勝利も2年でストップしたが、3シーズンぶりの完封勝利を含む8勝を挙げ、防御率も3.71だった。

2014年は規定投球回に達したが、またしても二桁勝利は逃した。また、肩痛・肘痛・心拍数の上昇などを発症し、故障が多い印象は残った^[6]。だが、防御率・与四球率等の数字を改善した。

2015年、33試合に登板したが、防御率は4年ぶりの4.00超え、四球は5年ぶりの50超え、被本塁打は3年ぶりの20本超え、二桁勝利は3年連続の未到達となった。

パイレーツ時代[編集]

2015年12月9日にニール・ウォーカーとのトレードで、パイレーツへ移籍した^[7]。

メッツ復帰[編集]

2016年8月1日にアントニオ・バスタルドとのトレードで、メッツへ移籍した^[8]。左肘を痛め、8月24日に15日間の故障者リストに入り^[9]、9月17日には60日間の故障者リストに入った^[2]。オフの11月3日にFAとなった^[2]。

メッツ退団後[編集]

2017年2月20日、ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった^[2]^[10]。3月26日に自由契約となったが^[11]、3月28日にマイナー契約で再契約した^[12]。この年のメジャー昇格はなく、7月7日に自由契約となった^[2]。

2018年1月31日、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだが、開幕前に自由契約となった。

2019年4月1日に独立リーグ・アトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約したが、登板ないまま4月22日にマイナー契約でシアトル・マリナーズに移籍した。

投球スタイル[編集]

89～92mph（約143.2～148.1km/h）のフォーシーム、89～91mphのツーシーム、87～89mphのカッター、73～77mphのカーブの4球種がメインで、主に対左打者用に83～86mphのチェンジアップも投げることがある^[13]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2008	NYM	3	3	0	0	0	1	1	.500	69	14.0	20	2	8	0	0	11	0	11	11	7.07	2.00
2009		5	5	0	0	0	1	1	.500	110	25.2	27	1	9	0	0	18	0	12	12	4.21	1.40
2010		30	30	2	1	1	9	10	.474	770	173.2	192	20	62	3	9	148	5	97	81	4.20	1.46
2011		27	26	0	0	0	11	11	.500	694	157.1	178	14	44	4	5	138	3	88	77	4.40	1.41
2012		30	30	0	0	0	13	9	.591	788	190.1	174	22	49	2	4	155	6	77	72	3.40	1.17
2013		24	24	1	1	0	8	8	.500	621	143.0	158	10	48	1	4	105	5	68	59	3.71	1.44
2014		30	30	0	0	0	9	11	.450	786	187.2	193	17	45	0	7	138	3	80	71	3.40	1.27
2015		33	29	0	0	0	9	10	.474	770	176.2	192	20	55	2	9	113	2	93	81	4.13	1.40
2016	PIT	23	18	0	0	0	8	6	.571	491	110.0	132	21	38	2	3	76	9	63	60	4.91	1.55
2016	NYM	6	2	0	0	0	0	1	.000	55	11.0	13	4	9	1	0	12	2	14	14	11.45	2.00
'16計	NYM	29	20	0	0	0	8	7	.533	546	121.0	145	25	47	3	3	88	11	77	74	5.50	1.59
通算：9年		211	197	3	2	1	69	68	.504	5154	1189.1	1279	131	367	15	41	914	36	603	538	4.07	1.38

2017年度シーズン終了時

背番号[編集]

49（2008年 - 2015年、2016年途中 - 同年終了）
18（2016年 - 同年途中）

脚注[編集]

^ “Jonathan Niese Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年12月14日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e MLB公式プロフィール参照。2018年1月31日閲覧。
^ Baseball-Reference 参照。2018年1月31日閲覧。
^ Anthony Rieber; David Lennon (2012年4月4日). “Niese agrees to five-year extension” (英語). Newsday 2015年12月10日閲覧。
^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、296頁。ISBN 978-4-331-51809-0。
^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、292頁。ISBN 978-4-331-51921-9。
^ Adam Berry (2015年12月9日). “Pirates land Niese from Mets, ship Walker to NY” (英語). MLB.com. 2015年12月10日閲覧。
^ “Pirates trade Jon Niese back to Mets, get Ivan Nova from Yankees” (英語). Pittsburgh's Action News. Hearst Television Inc. (2016年8月1日). 2016年11月4日閲覧。
^ Anthony DiComo (2016年8月24日). “Niese lands on DL; Gsellman to rotation?” (英語). MLB.com. 2016年11月4日閲覧。
^ Bryan Hoch (2017年2月20日). “Niese 'proud' to wear Yankees uniform” (英語). MLB.com. 2017年2月20日閲覧。
^ Bryan, Hoch (2017年3月26日). “Yankees release bullpen candidate Niese” (英語). MLB.com. 2017年3月26日閲覧。
^ Nick, Mensio (2017年3月28日). “Yankees re-sign Jon Niese to minor-league deal” (英語). SB Nation. 2017年4月5日閲覧。
^ “Player Card: Jonathon Niese”. Brooks Baseball. Baseball Prospects. 2015年12月10日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1] “Jonathan Niese Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年12月14日閲覧。

[MLBstats-2] MLB公式プロフィール参照。2018年1月31日閲覧。

[br-3] Baseball-Reference 参照。2018年1月31日閲覧。

[4] Anthony Rieber; David Lennon (2012年4月4日). “Niese agrees to five-year extension” (英語). Newsday 2015年12月10日閲覧。

[senshumeikan2014-5] 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、296頁。ISBN 978-4-331-51809-0。

[senshumeikan2015-6] 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、292頁。ISBN 978-4-331-51921-9。

[7] Adam Berry (2015年12月9日). “Pirates land Niese from Mets, ship Walker to NY” (英語). MLB.com. 2015年12月10日閲覧。

[8] “Pirates trade Jon Niese back to Mets, get Ivan Nova from Yankees” (英語). Pittsburgh's Action News. Hearst Television Inc. (2016年8月1日). 2016年11月4日閲覧。

[9] Anthony DiComo (2016年8月24日). “Niese lands on DL; Gsellman to rotation?” (英語). MLB.com. 2016年11月4日閲覧。

[10] Bryan Hoch (2017年2月20日). “Niese 'proud' to wear Yankees uniform” (英語). MLB.com. 2017年2月20日閲覧。

[11] Bryan, Hoch (2017年3月26日). “Yankees release bullpen candidate Niese” (英語). MLB.com. 2017年3月26日閲覧。

[12] Nick, Mensio (2017年3月28日). “Yankees re-sign Jon Niese to minor-league deal” (英語). SB Nation. 2017年4月5日閲覧。

[13] “Player Card: Jonathon Niese”. Brooks Baseball. Baseball Prospects. 2015年12月10日閲覧。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

表話編歴ニューヨーク・メッツ開幕投手
1960年代	60 ロジャー・クレイグ 61 ロジャー・クレイグ 62 アル・ジャクソン 63 アル・ジャクソン 64 ジャック・フィッシャー 65 ドン・カードウェル 66 トム・シーバー 67 トム・シーバー 68 トム・シーバー 69 トム・シーバー
1970年代	70 トム・シーバー 71 トム・シーバー 72 トム・シーバー 73 トム・シーバー 74 トム・シーバー 75 トム・シーバー 76 トム・シーバー 77 トム・シーバー 78 ジェリー・クーズマン 79 クレイグ・スワン
1980年代	80 クレイグ・スワン 81 パット・ザクリー 82 ランディ・ジョーンズ 83 トム・シーバー 84 ドワイト・グッデン 85 ドワイト・グッデン 86 マイク・トーレス 87 ドワイト・グッデン 88 ドワイト・グッデン 89 ドワイト・グッデン
1990年代	90 ドワイト・グッデン 91 ドワイト・グッデン 92 デビッド・コーン 93 ドワイト・グッデン 94 ドワイト・グッデン 95 ボビー・ジョーンズ 96 ボビー・ジョーンズ 97 ピート・ハーニッシュ 98 ボビー・ジョーンズ 99 アル・ライター
2000年代	00 マイク・ハンプトン 01 アル・ライター 02 アル・ライター 03 トム・グラビン 04 トム・グラビン 05 ペドロ・マルティネス 06 トム・グラビン 07 トム・グラビン 08 ヨハン・サンタナ 09 ヨハン・サンタナ
2010年代	10 ヨハン・サンタナ 11 マイク・ペルフリー 12 ヨハン・サンタナ 13 ジョナソン・ニース 14 ディロン・ジー 15 バートロ・コローン 16 マット・ハービー 17 ノア・シンダーガード 18 ノア・シンダーガード 19 ジェイコブ・デグロム
2020年代	20 ジェイコブ・デグロム 21 ジェイコブ・デグロム 22 タイラー・メギル 23 マックス・シャーザー 24 ホセ・キンタナ