ジャレット・ハード

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ジャレット・ハード
基本情報
本名 ジャレット・ハード
通称 Swift
階級 スーパーウェルター級
身長 185cm
リーチ 194cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1990-08-31) 1990年8月31日(33歳)
出身地 メリーランド州アコキーク
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 24
KO勝ち 16
敗け 3
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ジャレット・ハードJarrett Hurd1990年8月31日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーメリーランド州アコキーク出身。元WBAスーパーIBF世界スーパーウェルター級王者[注釈 1][注釈 2]

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2008年、ナショナル・ゴールデングローブスにミドル級(75kg)で出場し2回戦で敗退した[3]

プロ時代[編集]

2012年9月29日、ワシントンD.C.のコンベンション・センターでマイク・アーノルドとミドル級4回戦でデビュー(試合は初回1分30秒TKO勝ち)[4]

2017年2月25日、アラバマ州バーミングハムレガシー・アリーナデオンテイ・ワイルダーVSジェラルド・ワシントンの前座でジャーモール・チャーロの王座返上に伴いIBF世界スーパーウェルター級2位のトニー・ハリソンとIBF世界スーパーウェルター級王座決定戦を行い、9回2分24秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[5][6][7]

2017年10月14日、バークレイズ・センターにてエリスランディ・ララVSテレル・ガウシャの前座で元WBA世界スーパーウェルター級王者でIBF世界スーパーウェルター級11位のオースティン・トラウトと対戦し、10回終了時トラウトが棄権した為初防衛に成功した[8][9]

2018年4月7日、ザ・ジョイントWBA世界スーパーウェルター級スーパー王者エリスランディ・ララと王座統一戦を行い、12回2-1(114-113×2、113-114)の判定勝ちを収めWBAスーパー王座とIBO王座の獲得に成功、IBF王座の2度目の防衛に成功した[10][11]

2018年4月25日、WBAはジャレット・ハードとエリスランディ・ララに即時の再戦を行うよう命じた[12]

2018年12月1日、ロサンゼルスのステープルズセンターにてデオンテイ・ワイルダーVSタイソン・フューリーの前座でジェイソン・ウェルボーンと対戦し、4回KO勝ちを収め王座の防衛に成功した。この試合でハードは100万ドル(約1億円)、ウェルボーンは3万ドル(約320万円)のファイトマネーを稼いだ[13]

2019年5月11日、バージニア州で行われたIBF &WBA世界スーパー・ウェルター級タイトルマッチでジュリアン・ウィリアムズ と対戦し、12回判定負けを喫し王座陥落した[14]

2021年6月6日、約1年4カ月ぶりの試合を行いフロリダ州のハードロック・スタジアムでルイス・アリアスとミドル級契約で対戦し、判定負けを喫した[15]

2023年3月4日、約1年9カ月ぶりの試合を行いカリフォルニア州のトヨタ・アリーナでアルマンド・レセンディスと対戦し、唇の激しい裂傷のためドクターからの試合ストップ要請があり、10回KO負けを喫した。この試合でハードは10万ドル(約1300万円)、レセンディスは5万ドル(約660万円)のファイトマネーを稼いだ[16]

獲得タイトル[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ジャレット・ハード対ジェイソン・ウェルボーン戦のタイトルマッチ名称から。(※『ボクシング・マガジン』、ベースボール・マガジン社、2019年1月号、 51頁。“WBAスーパー・IBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ12回戦”)[1]
  2. ^ ジャレット・ハード対ジェイソン・ウェルボーン戦のタイトルマッチ名称から。(※『ボクシング・ビート』、株式会社フィットネススポーツ、2019年1月号、 67頁。 頁内の右下箇所。 “IBF&WBA“スーパー”統一世界S・ウェルター級タイトルマッチ12回戦”)[2]

脚注[編集]

  1. ^ ボクシング・マガジン』、ベースボール・マガジン社、2019年1月号、51頁“WBAスーパー・IBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ12回戦” 
  2. ^ ボクシング・ビート』、株式会社フィットネススポーツ、2019年1月号、67頁“IBF&WBA“スーパー”統一世界S・ウェルター級タイトルマッチ12回戦” 
  3. ^ 81.US National Golden Gloves - Grand Rapids - May 5-10 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
  4. ^ Harrison remains undefeated in DC Fightnews.com 2012年9月30日
  5. ^ Hurd stops Harrison to win IBF junior middleweight world title Fightnews.com 2017年2月25日
  6. ^ Jarrett Hurd Rallies To Stop Tony Harrison, Win IBF Title Boxing Scene.com 2017年2月25日
  7. ^ ハードがハリソンにTKO勝ち、IBF・SW級新王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月26日
  8. ^ Charlo steals show…Lara, Hurd retain titles Fightnews.com 2017年10月15日
  9. ^ SW級トリプル戦 初回KOのチャーロ弟ら3王者防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月15日
  10. ^ ハードがララに競り勝つ S・ウェルター級王座統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年4月8日
  11. ^ Hurd drops Lara late to unify WBA and IBF titles Fightnews.com 2018年4月8日
  12. ^ Jarrett Hurd vs. Erislandy Lara Rematch Ordered”. Boxing Scene.com (2018年4月25日). 2018年6月26日閲覧。
  13. ^ Deontay Wilder vs. Tyson Fury: What are the fight purses, salaries for heavyweight title fight?”. CBS.Sports (2018年12月1日). 2019年1月4日閲覧。
  14. ^ Jarrett Hurd Vs. Julian Williams Results, Highlights, Twitter Reaction And Analysis”. Forbes (2019年5月11日). 2019年7月28日閲覧。
  15. ^ Luis Arias Shocks Jarrett Hurd, Wins Decision in Action-Packed Fight”. Boxing Scene.com (2021年6月6日). 2021年6月8日閲覧。
  16. ^ Notebook: Figueroa, Magsayo expect fight of the year candidate”. Dan Rafael (2023年3月4日). 2023年4月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
ジャーモール・チャーロ
IBF世界スーパーウェルター級王者

2017年2月25日 - 2019年5月11日

次王者
ジュリアン・ウィリアムズ
前スーパー王者
エリスランディ・ララ
WBA世界スーパーウェルター級スーパー王者
2018年4月7日 - 2019年5月11日
次スーパー王者
ジュリアン・ウィリアムズ