白田信幸

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ジャイアント白田から転送)
しろた のぶゆき
白田 信幸
生誕 (1979-04-20) 1979年4月20日(44歳)[1]
日本の旗 日本栃木県真岡市
別名 ジャイアント白田
ジャンボ白田
大食い大魔人
出身校 神奈川大学理学部化学科
職業 タレント実業家
活動期間 2001年 -
身長 195 cm (6 ft 5 in)[2]
体重 101 kg (223 lb)
配偶者 あり[3]
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串カツしろたや

白田 信幸(しろた のぶゆき、1979年4月20日-)は日本の元フードファイタータレント実業家栃木県宇都宮市出身。所属事務所はなくフリー[4]血液型はAB型[1]

概要[編集]

身長195cm、体重91kgの体躯からジャイアント白田の愛称があり(名付親は、中村有志)、2000年代後半頃からはこの名称で活動する方が多い。そのほか、フードバトルクラブでは「大食い大魔人」という異名がある。2007年にフードファイターを引退。現在、バラエティ番組イベントなどで活動中。

テレビに出演することが多いため、大食いタレントとして扱われることが圧倒的に多いが、芸能事務所の所属は無くフリーランスであることを理由に素人に分類されることもあり、本人曰く「大食いタレントなのか素人なのか微妙な立場である」と、公式ブログに綴っている[4]

経歴[編集]

  • 2001年
    • 4月 - 『TVチャンピオン 全国大食い選手権 〜恐るべし! 九州縦断ニューフェイス決戦~』(テレビ東京系列)で準優勝。
    • 6月 - 日本大食い協会主催の「第一回全日本大食い競技選手権」において100時間の大食い大会に参加。5位。
    • 9月 - 『TVチャンピオン 全国大食い選手権 〜スーパースター頂上決戦〜』優勝。
    • 10月 - 『フードバトルクラブ the 2nd』(TBS系列)優勝。
  • 2002年
    • 1月 - 『フードバトルクラブ The King Of Masters』優勝。
    • 4月 - 『フードバトルクラブ The Speed』優勝。
    • 4月 - 愛知県の中学生が給食中に早食いをして死亡する事件が発生したため、大食い・早食い番組や全国各地で開催される大食い・早食いイベントが消滅[5]。同時に、小林尊とともに活動していたFFA(フード・ファイター・アソシエイション)が自然消滅する。
    • 12月 -「富士急ハイランドQ-1グランプリ」3位。
    • 大食い・早食い番組の消滅後、調理師免許取得のために辻調理師専門学校に入学したため(2003年3月に卒業)、大食い・早食い活動をしばらく中断した。
  • 2004年
  • 2005年
  • 2006年
    • 10月 - 『元祖!大食い王決定戦 北海秋味 爆食決戦〜北海道』で山本卓弥を破り優勝、前年のリベンジを果たし貫禄を見せ付けた。この頃から、バラエティ番組ラジかるッなど)やイベント(フードバトルスタジアムズなど)に数多く出演するようになる。
    • 12月 - 一般女性と結婚[3]
  • 2007年
    • 9月 - 大会前に引退を表明。最後の大会となる『元祖!大食い王決定戦 爆食頂上決戦〜バリ島編』で山本を破り2連覇。引退の理由として、今後飲食店をオープンさせるため時間的な問題で胃袋を限界まで鍛えることが難しいという事や、精神的・身体的負担などを挙げた[4][5][6][7]。今後もバラエティ番組やイベント等への出演は継続する[4][6][7]
    • 12月 - ハッスル川田利明と「大食い対決」ではなく「プロレス対決」を行うが、ギブアップ負けを喫する。
  • 2008年
    • 4月 - 大阪道頓堀にて、自らプロデュースを行ったうどん専門店「しろたや」を期間限定(4月25日〜2009年3月31日)オープンする[8]。量は白田の胃袋が基準となっているため「並」でうどん16玉分、「大盛り」は32玉分となっている。他にも少量(1玉〜8玉)メニューやチャレンジメニューもある[8]。なお、ゴールデンウィークや夏休み中などは白田本人も店舗に姿を現すとのこと。
  • 2009年
    • 7月 - 大阪・道頓堀にて、自らプロデュース兼経営を行った串カツ専門店「串カツしろたや」をオープンする[9][10]。自らが調理・接客を担当している。
  • 2015年
    • 東京・大井町にフランチャイズ第1号の「串カツ しろたや 大井町店」をオープンする[11]
  • 2018年
    • 水曜日のダウンタウンでの企画、「テレビに食べ物が映ったら同じもの食わなきゃいけない生活、フードファイターなら24時間ギリ達成できる説」にて早々にリタイアした事が話題となり、「食べられないキャラ」が定着する一因となった[12]
  • 2022年
    • Sports Graphic Numberのインタビューを受けた際、食べられる量はピーク時の6分の1以下になったこと、量を食べる仕事は断り、出演オファー自体積極的には受けていないことを明かした[13]
  • 2023年

主な記録[編集]

エピソード[編集]

  • Wiiウェア用ゲームソフト『メジャーリーグ・イーティング英語版』の日本版には、白田をモデルとしたキャラクターが登場する。
  • ニンテンドーDS用ゲームソフト『みてはいけない』(ディンプル)に本人名で登場する。
  • デビュー戦で1日に100個近い卵を食べた経験から卵料理が苦手になった[16][17]
  • 2008年1月20日放送のテレビ東京系企画番組『田舎に泊まろう!』に出演し、放送直後の2008年1月23日、同番組の過剰演出をブログで暴露した[18]
  • フードファイトを「トッププレイヤーらとのストイックな真剣勝負の場」として戦っていた白田だが、2005年頃からの第2次大食いブームの中でギャル曽根などのバラエティー的な面白さを備えたタレントが人気を集めるのを見て「命をかけられない」と大食いへのモチベーションを失った。結果的にこれが大食い引退と飲食店経営者への転身に繋がったという[19][20][21]

出演[編集]

現在[編集]

過去[編集]

映画[編集]

  • 喰いしん坊! 大喰い開眼篇(2007年8月公開、メディアワークス)
  • 喰いしん坊! 大喰い苦闘編(2007年8月公開、メディアワークス)
  • 映画 怪物くん(2011年11月公開、東宝) - 怪物大王のお供・フランケン 役

ゲーム[編集]

著書[編集]

  • 〈ジャイアント白田〉最強の飲食店づくり〝大食い王〟があらゆるメニューを食べ尽くしてみてわかったコト(2011年1月25日、ぱる出版)ISBN 978-4827206180

脚注[編集]

  1. ^ a b [1]
  2. ^ ジャイアント白田の出演・講演依頼のページ」 株式会社ラプレ 2014年11月30日閲覧。
  3. ^ a b ジャイアント白田の大食いブログ(公式)2006年12月26日「嫁来たる」より。
  4. ^ a b c d ジャイアント白田の大食いブログ(公式)2007年10月3日「大食い引退!!??」より。
  5. ^ a b ジャイアント白田「大食いはボクシング。殴り合いなんです」ガチすぎるフードファイターが大食いを諦めた日「もう僕の時代じゃないなと」(荘司結有)”. Number Web - ナンバー. 2023年9月10日閲覧。
  6. ^ a b 週刊プレイボーイ2007年11/5号No.45より。
  7. ^ a b 週刊アサヒ芸能2007年11/1号より。
  8. ^ a b ジャイアント白田の胃袋が基準のうどん屋、大阪にオープン オリコングルメ 2008年4月2日
  9. ^ “ジャイアント白田の串カツ屋「しろたや」新開店記念イベント 元祖!串カツ女王決定戦開催のお知らせ”. 大阪・関西に特化したプレスリリース配信サービス PRでっせ. (2009年6月30日). http://www.prdesse.com/posts/view/369/ 2016年4月10日閲覧。 
  10. ^ “フードファイター白田信幸さん 夢叶い大阪の串カツ店軌道に”. 日刊ゲンダイ. (2016年3月7日). http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/176305 2017年1月25日閲覧。 
  11. ^ “大井町に「串カツ しろたや」ジャイアント白田さんがプロデュース”. 品川経済新聞. (2015年5月12日). http://shinagawa.keizai.biz/headline/2333/ 2016年4月10日閲覧。 
  12. ^ 「もう全然食べられないけど、いいですか?」“大食いを諦めた”ジャイアント白田43歳がそれでもバラエティで愛されるワケ「最初は抵抗もあった」(荘司結有)”. Number Web - ナンバー. 2023年9月10日閲覧。
  13. ^ 「もう全然食べられないけど、いいですか?」“大食いを諦めた”ジャイアント白田43歳がそれでもバラエティで愛されるワケ「最初は抵抗もあった」(荘司結有)”. Number Web - ナンバー. 2023年9月10日閲覧。
  14. ^ 【モンスト】“日清焼きそばU.F.O.”とのコラボが開催! | ファミ通App【スマホゲーム情報サイト】”. ファミ通App. 2023年9月10日閲覧。
  15. ^ 【モンスト】2023.08.03 【日清焼そばU.F.O.×モンスト】「濃い濃い濃厚キャンペーン」を8/3より開催!|モンスターストライク(モンスト)公式サイト”. モンスターストライク(モンスト)公式サイト. 2023年9月10日閲覧。
  16. ^ 身長195センチ、体重95キロ…“史上最強のフードファイター”ジャイアント白田43歳が「大食いは才能8割、努力2割」と語る納得の理由(荘司結有)”. Number Web - ナンバー. 2023年9月10日閲覧。
  17. ^ 身長195センチ、体重95キロ…“史上最強のフードファイター”ジャイアント白田43歳が「大食いは才能8割、努力2割」と語る納得の理由(荘司結有)”. Number Web - ナンバー. 2023年9月10日閲覧。
  18. ^ 探偵ファイル~芸能探偵~/ジャイアント白田が過剰な演出に吠えた!/芸能探偵”. www.tanteifile.com. 2023年9月10日閲覧。
  19. ^ もう大食いできないジャイアント白田――全盛期は年収3000万円、「巨大食料庫」だったころ Yahoo!ニュース特集(ラリー遠田)、2019年10月16日、2022年3月4日閲覧
  20. ^ “「試合中にメイク直しは違うだろ」 ジャイアント白田が大食いタレントを批判”. Scoopie News. (2013年10月2日). http://news.gree.jp/news/entry/1198069 2016年5月22日閲覧。 
  21. ^ “ギャル曽根、フードファイター時代のジャイアント白田とのドロドロ確執を暴露!”. 日刊大衆. (2015年12月14日). https://taishu.jp/articles/-/46960 2019年2月24日閲覧。 

外部リンク[編集]