シロウオの踊り食い

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シロウオの踊り食いの様子(2013年4月)

シロウオの踊り食い(シロウオのおどりぐい)は、シロウオを生きたまま食べること。風物詩として名物料理とする地域もあるが、日本各地の小さな河川の多い地方でみられる料理法である。特に河口近くの地域に多い。

食べ方は、水を張ったに生きたまま出されたシロウオを網杓子ですくい、酢醤油の入った小鉢に移し、それを吸い物を吸うように、シロウオごと胃の中に流し込む[1]。似た食べ方として、活きたシロウオをのせて寿司とする場合もある。

いくつかある踊り食いと称される料理のうち、主食材になんらの手も加えていないという点で、シロウオの踊り食いは代表的なもののひとつである。

なお、アユなどにも共通するが、川魚の生食は寄生虫横川吸虫)感染の危険性がある。重篤な症状に至ることは少ないとされているが、注意は必要である。

脚注[編集]

  1. ^ 楠 喜久枝『福岡県の郷土料理』(第1版第2刷)同文書院東京都、1984年10月15日、62-64頁。 NCID BN06140416 

関連項目[編集]