シコルスキー S-4

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S-4

展示されるS-4

展示されるS-4

シコルスキー S-4は、ロシア帝国イーゴリ・シコルスキー1910年から1911年にかけて試作した固定翼機である。

開発と設計[編集]

シコルスキーS-4は、1910年12月13日の試験中に墜落したS-3を基に開発した複葉機であり、イーゴリ・シコルスキーが設計した固定翼機としては4番目の機体に相当する。

S-4の製作にあたっては、S-3に搭載されていた40馬力のアンザーニ製3気筒エンジンを初め、複数の部品が流用された。機体の開発は1910年12月下旬から始まり、翌年のに完成した。

S-4はシコルスキーが開発してきたそれまでの固定翼機とは異なり飛行試験が実施されず、1911年春にハリコフで開催された航空展示会に出品された後に解体された。[1][2]

要目[編集]

  • 乗員:1名
  • 全長:8 m
  • 翼幅:9 m
  • 翼面積:28 m²
  • 空虚重量:260 kg
  • 全備重量:360 kg
  • エンジン:1 × アンザーニ製W型3気筒エンジン、30 kW (40 hp)

脚注[編集]

  1. ^ “[http://www.aviastar.org/air/russia/sik_s-4.php Sikorsky S-4 1911]”. 2020年2月29日閲覧。
  2. ^ Sikorsky, Igor (1944). The Story of the Winged-S. New York: Dodd, Mead & Company. p. 43. ISBN 9781258163556 

関連項目[編集]