華麗なる一族 (競馬)

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華麗なる一族(かれいなるいちぞく)とは、1957年イギリスから輸入されたサラブレッドマイリーから発する牝系のことを指す[1][2]7号族(e分枝)のファミリーに属する[3]

一族の活躍馬は

非常に気性が荒い一方、大変なスピードで逃げるのが一族の特徴である。最も繁栄したのは1970年代初頭から1990年代初頭で、全盛期には日本のサラブレッド牝馬の系統としては、戦前の下総御料牧場の輸入牝馬小岩井農場の輸入牝馬に匹敵する名門とされることもあった。高松宮杯に縁があることでも知られる。

なお、「華麗なる一族」とは「白い巨塔」、「大地の子」で有名な山崎豊子1973年に発表した小説のタイトルで(また1974年に映画化、1974年2007年2021年に3度テレビドラマ化されている)、野心的な財閥一族を描いたこの作品が発表されたころにイットーが活躍したことから当時関西テレビで競馬中継で解説をしていた詩人志摩直人が用いた表現である。

系図[編集]

牝系図の主要な部分(太字はGI級競走優勝馬)は以下の通り。

---↓マイリー牝系 (7-e)

イットー系[編集]

牝系図の出典:Galopp Sieger牝系検索α

脚注[編集]

  1. ^ Lady Josephine系”. 栗山求 Official Website. 2015年6月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 瀬戸慎一郎 (2012年1月11日). “【最強ヒストリー】ハギノトップレディ 第1話”. 競馬最強の法則WEB. 2015年6月20日閲覧。
  3. ^ 血統情報:5代血統表|マイリー(GB)”. JBISサーチ. 2015年6月20日閲覧。
  4. ^ マイネルセレクト”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会. 2015年6月20日閲覧。

関連項目[編集]