コリー・リー

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コリー・リー
Corey Lee
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州ローリー
生年月日 (1974-12-26) 1974年12月26日(49歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 左投両打
ポジション 投手
プロ入り 1996年 MLBドラフト1巡目
初出場 MLB / 1999年8月24日
NPB / 2005年8月1日
最終出場 MLB / 1999年8月24日
NPB / 2006年6月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

コリー・ウェイン・リーCorey Wayne Lee, 1974年12月26日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリー出身の元プロ野球選手投手)。左投両打。

経歴[編集]

1996年MLBドラフト1巡目(全体32位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り。MLBでは、1999年 8月24日の対ニューヨーク・ヤンキース戦の1試合のみに登板した。この試合で延長11回表にティノ・マルティネスに本塁打を浴びるなど3失点を喫し、敗戦投手になっている。

2005年、先発として期待されていたカルロス・ミラバルブラッド・トーマスブランドン・ナイトが揃って絶不調(ミラバルはのちに故障が発覚して退団)に喘ぎ、投手陣の補強が急務であった北海道日本ハムファイターズにシーズン途中から加入した。来日3試合目となる8月1日の対福岡ソフトバンクホークス戦に先発し、ソフトバンク打線を散発4安打に抑える好投を見せた。2005年シーズンにおける日本ハムの外国人投手の初勝利となった。その後もシーズン終了まで先発ローテーションを守り通した。2006年も好調を維持していたが、交流戦終盤に左肩を痛め、アメリカへ帰国して検査の結果、左肩の関節唇損傷だったことが分かり、復帰の目処が立たないため退団となった。

2009年はアメリカの独立リーグであるアトランティックリーグに加盟するブリッジポート・ブルーフィッシュでプレーし、同年限りで引退した。

投球スタイル[編集]

変化球が多彩・安定した制球力といった長所以外は平均レベルだが、制球力と安定性は高水準でチームの信頼度も高く、先発登板時は試合を作る力の高い投手であった。MLBでは6回を3失点以内に抑えられれば先発として及第点(クオリティ・スタート)とされており、その意味では先発投手のものさし的存在であった。欠点として、慎重になりすぎて四球が多くなり、短気になること、球数が多くなる傾向がある。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
1999 TEX 1 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 6 1.0 2 1 1 0 0 0 0 0 3 3 27.00 3.00
2005 日本ハム 9 9 0 0 0 3 4 0 0 .429 228 55.1 51 6 18 0 1 29 2 2 22 21 3.42 1.25
2006 11 11 0 0 0 5 3 0 0 .625 275 63.0 58 5 32 2 4 41 1 0 26 24 3.43 1.43
MLB:1年 1 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 6 1.0 2 1 1 0 0 0 0 0 3 3 27.00 3.00
NPB:2年 20 20 0 0 0 8 7 0 0 .533 503 118.1 109 11 50 2 5 70 3 2 48 45 3.42 1.34

記録[編集]

NPB

背番号[編集]

  • 37(1999年)
  • 67(2005年 - 2006年)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]