グロースホイバッハ

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紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: バイエルン州
行政管区: ウンターフランケン行政管区
郡: ミルテンベルク郡
緯度経度: 北緯49度43分40秒 東経09度13分18秒 / 北緯49.72778度 東経9.22167度 / 49.72778; 9.22167座標: 北緯49度43分40秒 東経09度13分18秒 / 北緯49.72778度 東経9.22167度 / 49.72778; 9.22167
標高: 海抜 132 m
面積: 18.9 km2
人口:

5,061人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 268 人/km2
郵便番号: 63920
市外局番: 09371
ナンバープレート: MIL, OBB
自治体コード:

09 6 76 125

行政庁舎の住所: Rathausstraße 9
63920 Großheubach
ウェブサイト: www.grossheubach.de
首長: ゲルノート・ヴィンター (Gernot Winter)
郡内の位置
地図
地図

グロースホイバッハ (ドイツ語: Großheubach) はドイツ連邦共和国バイエルン州ミルテンベルク郡に属す市場町。

地理[編集]

位置[編集]

グロースホイバッハはマイン渓谷内、シュペッサルトオーデンヴァルトの境界に位置する。市場町グロースホイバッハは、クロッツェンホーフ地区とロスホーフ地区からなる。最高地点は標高439mのオスピスラインである。グロースホイバッハはフランケン赤ワイン街道に沿いにある。

自治体の構成[編集]

この町は、公式には4つの地区 (Ort) からなる[2]。このうち小集落や孤立農場などを除く集落を以下に列記する。

  • グロースホイバッハ
  • クロッツェンホーフ

歴史[編集]

グロースホイバッハの古い地名は、Heidebah あるいは Grotzenheidbach である。

  • 紀元前1000年頃: 最初の入植(骨壺葬地)。
  • 900年頃: 文献上最初の記録。
  • 1200年頃: クリンゲンベルク家、ビッケンバッハ家、ドイツ騎士団の所領となる。
  • 1300年頃: ルーレスベルク、現在のエンゲルベルクに最初の礼拝堂が設けられた。
  • 1483年: グロースホイバッハはマインツ大司教領となった。(1803年まで)
  • 1612年: 町役場が建設された。
  • 1630年: エンゲルベルクにカプチン会修道院が創設された。
  • 1816年: バイエルン領に移された。
  • 1828年: エンゲルベルク修道院がフランチェスコ会に移された。
  • 1896年: 古い教会の拡張: 現在の教区教会が建設された。

行政[編集]

議会[編集]

グロースホイバッハの町議会は20議席からなる。

文化と見所[編集]

マイン川の橋からみたグロースホイバッハ。正面の山がエンゲルベルクで、山上に修道院が見える。
エンゲルベルク修道院

建築[編集]

  • 聖ペーター教区教会
    • 1247年: 初めて主任司祭が設けられた。
    • 1519年: 初めて鐘が取りつけられた。
    • 1609年: 防壁、防壁内通路、胸壁と有する堅固な防衛教会として建設された。(ロマネスク様式
    • 1895年 - 1897年: 教会が現在の外観に拡張された。
    • 1949年: 鐘を入手。
    • 1959年: 嵐で塔が倒壊した。
    • 1987年: 改修工事が行われた。
  • 歴史的町役場
    • 歴史的町役場は1611年から1612年に建築家オットー・オスヴァルトによって木組み建築で建設された。この建物はアムト・プロツェルテンの出張所として用いられ、1階は監獄として利用されていた。
  • アーベンダンツシェス・ハウス
    • アーベンダンツシェス・ハウスは1600年頃にグロースホイバッハの中心部に建てられた木組み建築である。何世紀もの間にこの建物は改築がなされている。1987年から1990年の修復後、この建物は覆いが外されオリジナルのファサードが再び見られるようになった。この建物は、ワイン商人ヨハン・ジーモン・アーベンダンツやアモールバッハ修道院の修道院長の居館として用いられた。
  • エンゲルベルク修道院
    • 有名な巡礼教会を持つエンゲルベルク修道院は1300年頃に創設された。1630年にカプチン会のために建てられた建物は、1828年にバイエルン王ルートヴィヒ1世の命令によりフランチェスコ会に引き渡され、現在も修道院として機能している。海抜250mのエンゲルベルクには、612段の「天使の階段」がブンテル砂岩で造られている。
  • 歴史的な異教徒の宗教施設
    • フンネンシュタット(フン族の石)あるいはフンネンシュッセル(フン族の鉢)とも呼ばれる。現在のエンゲルベルク修道院近くの山上にある。何メートルもある砂岩のブロックに円形の窪みが刻まれている。

人物[編集]

出身者[編集]

引用[編集]