イサーム・エル=エリヤーン

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イサームッディーン・ムハンマド・フセイン・エル=エリヤーン(2007年

イサームッディーン・ムハンマド・フセイン・エル=エリヤーンアラビア語: عصام الدين محمد حسين العريان‎ ,Essam el Din Mohammed Hussein el Erian、1954年4月28日 - 2020年8月13日)は、エジプト政治家、医師、病理学者自由公正党副党首(2014年に非合法政党化)、諮問評議会(シューラー)議員、元大統領顧問(2012年8月-2013年1月)。ムスリム同胞団員。アリヤーンとも表記される。

経歴[編集]

ギーザエンバーバ出身。カイロ大学卒。多くの分野の学位を取得している[1]

1987年人民議会選挙においてエンバーバ選挙区で当選(-1990年)、同任期における人民議会最年少議員であった。

2011年から2012年1月にかけて行われた人民議会選挙で当選[2]

2012年8月27日、大統領顧問に任命された。

2012年10月、自由公正党党首選挙に立候補したが、ムハンマド・サアド・エル=カタートニーに敗れた[3]

2013年エジプトクーデターの後、同年7月30日に他のムスリム同胞団メンバーとともに逮捕された。その後、無期懲役が言い渡され、2020年8月13日に死去するまで、トラ刑務所英語版内にあるスコーピオン監獄英語版に監禁されていた。この監獄はムバーラク時代から劣悪な環境で悪名高く、エリヤーンも入獄中にC型肝炎を発病するなど過酷な生活を強いられていた[4]。66歳没。

脚注[編集]