アニメビジョン

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アニメビジョン』(Anime Vision)は、日本ビクター株式会社から発売されていたビデオマガジン。当時ビクターが普及に力を入れていたVHDを媒体として供給された。

概要[編集]

1986年より刊行開始。VHDのみでのリリース。

姉妹誌として、本誌を30分程度に抜粋したVHSソフト「アニメビジョンスペシャル」が大陸書房から発売された。

主なコーナー[編集]

オリジナル連載アニメ[編集]

複数号に渡って「連載」されたオリジナルアニメーション。 『コスモス・ピンクショック』と『戦国奇譚妖刀伝』(「破獄の章」、「鬼哭の章」、「炎情の章」の全3章からなる)の2作がある。

作品は後に纏められ、「アニメビジョン・コミックス」としてVHDとVHSでソフト化された。

アニメ最前線[編集]

アニメビジョンレーダー[編集]

三ツ矢雄二のハローサンキュー[編集]

三ツ矢雄二とゲストの声優による対談を収録。

キャラクターボイス[編集]

声優のインタビュー映像。

アニメクリエイターズ[編集]

毎回一人のアニメーターを取り上げ、原画を撮影した映像や本人へのインタビューなどを収録した[1]

コレクション・コレクション[編集]

話題のアニメーターが手掛けた短編フィルムを紹介するコーナー[1]摩砂雪が手掛けた『サンダーキャッツ』のオープニング、ゲームソフト『夢幻戦士ヴァリス』のプロモーション用に庵野秀明が監督して製作されたアニメ(庵野の初監督作品)、出崎統が手掛けた『バイオニックシックス』パイロットフィルムなど、当時においてもソフト化の可能性が低いマニアックなものが取り上げられた。

アニメ考古学 漫画活動大写真[編集]

アニメ黎明時代である戦前期の短編フィルムを収録。

アニメ仲間大集合[編集]

自主制作アニメを募集して紹介。エントリー作品にはアニメ博士「ドクトル・ポチ」によるコメントが付いた。

データバンク[編集]

声優やアニメーターのプロフィール、ビデオソフトの発売日、価格などの情報データを収録。本編中に表示されるチャプター番号を入力することにより即座にデータを表示することができた。

刊行リスト[編集]

vol.1(1986年1月・創刊号)[編集]

品番:VAP49220、定価4900円。

vol.2(1986年3月号)[編集]

vol.3(1986年5月号)[編集]

vol.4(1986年7月号)[編集]

vol.5(1986年9月号)[編集]

vol.6(1986年11月号)[編集]

vol.7(1987年1月・創刊1周年記念号)[編集]

vol.8[編集]

vol.9[編集]

vol.10[編集]

vol.11[編集]

vol.12[編集]

vol.13[編集]

vol.14[編集]

vol.15[編集]

vol.16(1988年11月号)[編集]

vol.17[編集]

vol.18(1989年4月号)[編集]

品番:VHP49356、定価4900円。

vol.19(1989年6月号)[編集]

品番:VHP47001、定価4841円。

vol.20(1989年8月号)[編集]

品番:VHP47013、定価4841円。

関連映像ソフト[編集]

  • アニメビジョン・コミックス
    • コスモス・ピンクショック - VHD・VHS・Beta
    • 戦国奇譚妖刀伝
      • 第一巻「破獄の章」(1987年5月21日発売) - VHD・VHS・Beta
      • 第二巻「鬼哭の章」(1987年12月16日発売) - VHD・VHS・Beta
      • 第三巻「炎情の章」(1988年11月5日発売) - VHD・VHS・Beta
      • 第一巻「破獄の章」第二巻「鬼哭の章」第三巻「炎情の章」全3巻収録LD(1990年1月25日発売)
      • 劇場版 - VHD・LD・VHS・Beta
  • アニメビジョンスペシャル
    • vol.1(創刊号)〜vol.6 - VHS

脚注[編集]

  1. ^ a b http://www.style.fm/as/05_column/animesama02.shtml

関連項目[編集]