アデバヨ・アキンフェンワ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アデバヨ・アキンフェンワ
名前
本名 Saheed Adebayo Akinfenwa
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1982-05-10) 1982年5月10日(41歳)
出身地 ロンドンイズリントン区
身長 185cm
体重 101kg
選手情報
ポジション FW
ユース
2000-2001 イングランドの旗 ワトフォード
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2001-2002 リトアニアの旗 アトランタス 22 (5)
2003 ウェールズの旗 バリー・タウン 9 (6)
2003 イングランドの旗 ボストン 3 (0)
2003 イングランドの旗 レイトン 1 (0)
2003-2004 イングランドの旗 ラシュデン 0 (0)
2004 イングランドの旗 ドンカスター 9 (4)
2004-2005 イングランドの旗 トーキー 37 (14)
2005-2007 ウェールズの旗 スウォンジー 61 (14)
2007-2008 イングランドの旗 ミルウォール 7 (0)
2008-2010 イングランドの旗 ノーサンプトン 88 (37)
2010-2011 イングランドの旗 ジリンガム 44 (11)
2011-2013 イングランドの旗 ノーサンプトン 80 (34)
2013-2014 イングランドの旗 ジリンガム 34 (10)
2014-2016 イングランドの旗 AFCウィンブルドン 83 (19)
2016-2022 イングランドの旗 ウィコム 219 (51)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年5月26日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アデバヨ・アキンフェンワAdebayo Akinfenwa1982年5月10日 - )は、イングランドロンドンイズリントン区)出身の元サッカー選手。ポジションはFW

後述のように、サッカー選手離れした驚異的なフィジカルの持ち主としてカルト的人気を誇る。

経歴[編集]

ワトフォードFCの下部組織出身だが、トップチームには昇格できずリトアニアでプロデビュー[1]。その後はウェールズやイングランドの下位クラブでプレー。プロデビューからの約20年間で、イングランドでプレー経験があるのはリーグ1(3部相当)までで、フットボールリーグ・チャンピオンシップおよびプレミアリーグでのプレー経験は長らくなかった。しかし、 2019-20シーズンに在籍したウィコム・ワンダラーズFCフットボールリーグ1で昇格プレーオフを制し、念願の2部リーグに初挑戦することとなった[2]AFCウィンブルドン在籍時、FAカップ2014-153回戦リヴァプールFC戦で1ゴールを挙げるも1-2で敗れた[3]

2022年5月21日のリーグ1、昇格プレイオフ決勝をもって現役引退。22年のキャリアに幕を閉じた[4]

人物[編集]

子供の頃はリヴァプールFCのファンで、ジョン・バーンズがあこがれの選手だと語っている[5]。ウィコム・ワンダラーズがチャンピオンシップ(2部)へ昇格した際には、リヴァプールのユルゲン・クロップ監督とお祝いがしたいと話した。

子供の頃はムスリムの父親の影響でラマダンを行っていたが、現在は母と同じキリスト教徒である[5]

その強靱なフィジカルによってよく知られており、FIFAシリーズに登場する選手中、パワー値が最も高い(初期値の段階で既にパワー値のみ上限に達している)[6][7]。2014年9月にはリオ・ファーディナンドジョージ・グローブスらとともにFIFA 15発売記念式典に主席した[8]。自身も同ゲームのファンであり、毎年自分のステータスを確認するのを楽しみにしていたが、「FIFA18」ではパワー値が99から98に下がっており「良いシーズンを過ごしても、反映されなくて落ち込む。なぜかパワーが下がってるし、僕は去年50試合に出て18ゴール決めたのに…」と残念な様子だった[9]

体重は101kg、ベンチプレスの最高値は200kgである[10][11]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

FKアトランタス
バリー・タウン
スウォンジー

脚注[編集]

  1. ^ Akinfenwa out to play 'large' role for Swans”. icWales.co.uk. 2006年7月2日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ 【動画】ウィコムが英2部昇格!101キロの巨漢アキンフェンワが“恩人”クロップと歓喜goal 2020年7月14日
  3. ^ AFC Wimbledon 1-2 Liverpool - BBC Sport
  4. ^ サッカー界“No.1級フィジカルモンスター”がピッチを去る プレミア経験ゼロでも大人気だった22年” (2022年5月23日). 2022年5月25日閲覧。
  5. ^ a b “Adebayo Akinfenwa: Wimbledon's 'Beast' – 10 things you never knew”. BBC Sport. (2014年1月6日). https://www.bbc.co.uk/sport/0/football/30693977 2015年1月6日閲覧。 
  6. ^ Flanagan, Aaron (2014年9月25日). “FIFA 15's strongest player Adebayo Akinfenwa admits he doesn't play as himself – as he's TOO SLOW! – Mirror Online”. Daily Mirror. 2015年1月3日閲覧。
  7. ^ Drayton, John. “Adebayo Akinfenwa hits beast mode for AFC Wimbledon against Chelsea | Daily Mail Online”. Daily Mail. 2015年1月3日閲覧。
  8. ^ Snelling, Dave (2014年9月23日). “FIFA 15 SPECIAL: Stars Rio Ferdinand, Lethal Bizzle, Andros Townsend & Olly Murs | Beauty and Fashion UK, Horoscopes”. Daily Star. 2015年1月3日閲覧。
  9. ^ アデバヨアキンフェンワストーリー”. 2023年4月16日閲覧。
  10. ^ “How Port Vale will tackle the world's strongest footballer”. The Sentinel. (2014年1月31日). オリジナルの2014年2月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140225075702/http://www.stokesentinel.co.uk/Port-Vale-tackle-world-s-strongest-footballer/story-20538953-detail/story.html 2014年2月2日閲覧。 
  11. ^ Standard Sport (2014年9月11日). “Justice for Akinfenwa as AFC Wimbledon star is named FIFA 15's strongest player – Football – Sport”. London Evening Standard. 2015年1月3日閲覧。

外部リンク[編集]