Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/天明大噴火 20220116

天明大噴火ノート / 履歴 / ログ / リンク元[編集]

選考終了日時:2022年1月30日 (日) 05:12 (UTC)

  • (推薦)私が大幅に加筆・改稿した記事ですので自薦になります。1783年に起きた浅間山の大噴火に関する記事です。この噴火は火山災害史上稀に見る大災害を起こした大噴火で、巨大な土石流が鎌原村を埋没させたのをはじめ、火山泥流吾妻川利根川を流下して江戸湾太平洋まで到達したという凄まじいものでした。さらに広範囲に火山灰が降り、同年のアイスランドラキ火山の大噴火などとあいまって、天明の大飢饉フランス革命田沼意次失脚、天明の打ちこわし・百姓一揆などの遠因にもなったと考えられています。いかに甚大な火山噴火であったかがわかります。そのため、内閣府・中央防災会議の報告書などをもとに全体的に加筆してみました。その結果、強化記事に選出されました(推薦してくださった方・投票してくださった方に深く感謝します)。さらに査読依頼では利用者:Doraemonplus会話 / 投稿記録さんや利用者:㭍月例祭会話 / 投稿記録さん等から大変誠実な査読を行っていただき、それに沿っていくつか修正したりもしてみました(書籍の出典追加など)。細かい点に関しては今後も修正していく必要はありそうですが、現状では出典も豊富なので、良質な記事の目安はおおよそ見たしていると考えますので、推薦します。--鰻丼会話2022年1月16日 (日) 05:12 (UTC)[返信]
  • 賛成 :推薦者票。まだまだ書くことはいっぱいありそうですが、現状でも良質な記事として特段の問題はないかと考えます。--鰻丼会話) 2022年1月16日 (日) 05:12 (UTC)LTA:HEATHROWによる投票を取消--Rural City会話) 2022年1月17日 (月) 00:08 (UTC) Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考#投票の仕方によれば「投票・コメントは除去され」とありますので、票だけでなくコメント全体を取り消す必要があるものと思います。 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2022年1月17日 (月) 02:22 (UTC)[返信]
  • コメント 良い記事になっているものと思いますが、以下の点が気になりました。
    • 「被害」節の「被害の概要」項、死者と流失家屋の数に脚注がついているのであれば焼失家屋と倒壊家屋のところにも欲しいところです。
    • 「被害」節の「災害発生時-わかった。」「また、一部は-考えられている。」、「天明の飢饉との関連」節の「これらの影響もあって-考えられる。」、「狂歌」節の「これは、噴火により-考えられる。」、これらの記述には脚注があった方がいいと思います(現状だと独自研究的に見えます)。
    • 脚注の139番は競馬の話をしているように見受けられるので出典とするのはどうなのかなと思いますので、除去した方がいいのではないかと思います。

--勝錦会話 - 投稿記録2022年1月16日 (日) 12:11 (UTC)[返信]

返信 (勝錦さん宛) ご指摘ありがとうございます。ご指摘に沿って修正いたしました。これでいかがでしょうか?--鰻丼会話2022年1月16日 (日) 12:46 (UTC)[返信]
  • 賛成 トンガ噴火直後のトレンドっぽい記事でもあり、面白く読めました。図表も交えてわかりやすく、適度な文章量で区切られているので読みやすかったです。被害の規模も定量的な記述が多くて理解しやすいです。また関連記事へのリンクも適度にあり、興味関心を広げることができてよい記事でした。出典の確認をする能力は無いですが、信頼できそうなものがバランスよく付いていると思いました。--狄の用務員会話2022年1月16日 (日) 13:46 (UTC)[返信]
  • 反対 査読依頼でも指摘したことなのですが、記事は部分的・断片的なネット情報源のツギハギによって成り立っていて、全体的なバランス感覚などについてはどうなんだろうなという感じはします。記事の主題からして、ネット情報源のツギハギでしか構成できないようなテーマもあるでしょうけれど、本件はそうではないでしょう。本来あたるべき文献資料はやまほどあるテーマなので。
  • すべてをあげるときりが無いので、断片的に。
  • 被害の概要-死者・焼失家屋などには、出典94番と11番が示されています。今は4項目に対して1つづつ、出典が付されているのですが、見る限り、どちらの情報源も4項目をカバーしています。これならば4項目に対して2つづつの出典を付してはどうでしょう。各地の郷土資料にあたると、自治体ごとの内訳が示されています。あくまでも昭和期に編纂された郷土史資料なので、歴史学的な批評に耐えうるのかという検討は必要なのですが。
  • 「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成18年3月」の非公式なインターネットアーカイブに依拠しています。WP:DEADREFの観点で「全くダメ」とまでは言いませんが適切な代替情報源に置換するべきでしょう。
  • 一方、今回示されている「数」は、記事ではこのアーカイブの「表紙」へのリンクしか示されていないのですが、実際には「第一章」p.36に依拠しています。そこではさらなる根拠として「渡辺2003」が示されています。その「渡辺2003」は、別の「資料編」に詳細があります。それを参照すると、吉川弘文館 (歴史文化ライブラリー) 『浅間山大噴火』(2003)が元ネタであることがわかります。一方「ブリタニカ」にも同じ数字がありますが、こちらは出どころ不明です。
  • アーカイブの出どころとしては満点ではないにせよひとまず[1]を参照するとして、この資料が「テーマ全体」を網羅するものとして適切であり(2006年なので「最新の研究」を反映していない可能性があるとはいえ)、いっそこの資料を中心に据えてはどうなんだろうという感じはします。これと比較すると、噴火やその直接的被害に関する説明は不十分であるのに対し、たとえば「フランス革命への影響」などの話題に偏向を感じます。
  • たとえば「グリーンランドで浅間山の火山灰が見つかっている」という話には出典が2つついているのですが、実はどちらも武蔵野学院大の島村英紀氏によるものです。これにZAKZAKと長周新聞の2つを出典として示すのは不要です。(ZAKZAKは歴史上の自然災害に関する信頼できる情報源ということはないでしょうし、出典の示し方も執筆者が示されておらず、ちょっとばかり不誠実です。)
  • 同様に「フランス革命への影響」も、出典が3つあるように見えますが、Yahooの名古屋大学減災連携研究センター教授の情報源はともかく、あとの2つはNDLの検索結果と企業実務オンラインの古川愛哲(映画の専門家)のコラムです。NDLの検索結果は、文献のタイトルを示したものに過ぎず、本文が参照された形跡がありません。後者のコラムは非専門家によるイイカゲンな飛ばし記事です。3つの情報源のうち、惟一マシなのが最初の教授の記事で、これを注意深く読むと、フランス革命の直接的な引き金になったのはアイスランドのラキ火山・グリムスヴォトン火山の噴火であって、岩木山と浅間山の噴火は「ちなみに」「天明の飢饉」につながっているだけで、「浅間山噴火がフランス革命につながった」とは明瞭には書かれていません。いずれも「…と言われている」どまりであって、この教授が科学的に浅間山噴火とフランス革命を結びつけたわけでもないです。
  • 一方、例の調査報告書「災害教訓の…」ではこの件についての言及があり、天明大噴火はラキ噴火に較べれば「規模が格段に小さく」「このときの気温低下に大きく関与したわけではない(が、局地的に助長した可能性がある)」とするにとどまっています。同報告者はZielinski1994を出典としています。
  • この点からみてもこの記述は、イイカゲンな情報源に基づいて(ちゃんと読むと基づいてさえいない)針小棒大に語っており、「デマ」に近いです。(追記)「フランス革命につながったという(根拠のない)話がある」ということ自体を書くなという話ではないです。その話の出どころや科学的根拠をちゃんと書きましょうということです。「この話はウソなんだけど、有名だよ」的なことを書くのはダメではないのです。
  • 結局のところ、適切な情報源をよく参照していないというところに問題の根があります。「GA」としてはダメでしょう。--柒月例祭会話2022年1月17日 (月) 05:55 (UTC)[返信]
  • 反対 何か指摘することによってLTAの編集を呼び込む可能性を懸念し反対票を控えておりました。ただ、私が指摘しようとしていた点の多くを上で㭍月例祭さんが指摘されており、控える理由もなくなりましたので反対票とします。後述しますが、私は現時点では全ての指摘を明確にするつもりはありません。
    • 上でも㭍月例祭さんにより指摘されていますが、用いている情報源が全体的にweb上でアクセスできる情報源の断片的なつなぎ合わせに終始していることが気になります。これはweb上でアクセスできる情報源を主に使うことが一般的に問題だということではなく、①今回の主題は古くから研究がなされている分野であり、紙ベースの文献も大量にあるはず。Wikipedia:中立的な観点からして、本来調査すべき文献を十分に調査できていない懸念がある②本来参照すべき紙ベースの文献にアクセスした形跡が見られず全体的に断片的な参照が多いために、WP:GACの1つ目に挙げられている「項目に記述されるべきトピックがある程度網羅され」ているのかどうか判断がつかない(大きな主題ではしばしばその研究主題を取り巻く研究を調査した研究、いわゆる調査・創設論文というものがあり、その主題の基本的な性質であったり論ずるべき観点(≒網羅すべきトピック)がわかったりしますが、少なくともそういった全体を通しての基礎になるような文献が使われているわけではないようです)、この2点が特に問題であると思います。私はこの分野に特別詳しいわけでもないですし知見もないですが、記事の出典だけを見る限りは、執筆にあたっての調査が十分でないと思います(普段の選考であれば主筆者の方などに調査方法などをお伺いしたりもしますが、今回はそういうわけにもいきませんので記事に出ている出典だけで厳しめに判断するしかありません)。
    • また、これも指摘されていますが、浅間山の噴火とフランス革命の関係性についての記述は、情報の合成であったり、大言壮語的な記述になっており、正確性を欠いています。記事中で出典として示されている記事の記述は、基本的にアイスランドの火山の噴火とフランス革命の関係性について述べており、浅間山の噴火とフランス革命を明らかに結びつけるものはありませんでした。タイトルだけ示されている文献もありますが、本文を参照していないのであれば検証可能性からも問題があります。
    • 他にもWP:GACに照らして問題と感じる点はあるのですが、冒頭でも述べた通りここで事細かに指摘することによって記事編集のためのブロック破りがなされることを好みませんので、私はここで明示的に指摘した事項が改善されただけでは反対票を撤回するつもりがない旨を予め表明しておきます。当然のことながらあくまでも本来編集すべきでない利用者の編集を自分の意見表明によって誘発することを嫌っているだけですので、他の誠実な利用者の方で編集対応を表明される方がいらっしゃるのであれば、その時点で改めて他に気づいた点も述べるようにいたします。 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2022年1月17日 (月) 07:48 (UTC) 下線部誤字修正--紅い目の女の子(会話/履歴) 2022年1月17日 (月) 07:50 (UTC)[返信]
  • 反対 見かけはよく書けているふうに見えますが、WP:GACの一点目に含まれる「検証可能性が信頼できる情報源によって担保されている」からして、満足しているとはいえず、とても良質な記事に推薦できる域には達していません。出典の多くは、著者名、刊行年、出版社などが示されておらず、未だ書誌情報の不備が目立ちます。これでは文献が検証可能な状態とはいえません。また、情報の信頼性が不確かなネットニュースばかり多くて、冊子体の情報源が軽視されているのも、内容のバランスを欠く要因かと思われます。Wikipediaは「まとめサイト」とは違います。ビジュアルエディターを利用して非常に短い間隔で連続投稿されているところをみると、GoogleやYahoo!でネット記事を検索しながら執筆している様子が浮かびますが、そのような執筆の仕方では文献を十分に精査していないのではないかという疑念が持たれる原因になっています。まずは、Wikipediaの編集画面から一旦離れて、文献を精読することから始め、出典を整理し、原稿をある程度書き上げてから投稿することを強くお勧めします。選考にかけて独自研究だとか中立的な観点だとかの評定を他の利用者に求めるのは、それからでも決して遅くはありません。まだ査読依頼の期間も満了しておりません。GA選考を焦ることなく、じっくりと資料を吟味して執筆してほしいものです。全体像を掴むのに『災害教訓の継承に関する専門調査会報告書』は良い取っ掛かりになると思います。ご研鑽を願います。--Doraemonplus会話2022年1月18日 (火) 13:30 (UTC)[返信]

選考期間終了時点で賛成票1票、反対票3票のため、見送りとなります。--勝錦会話 - 投稿記録2022年1月30日 (日) 06:16 (UTC)[返信]