Wikipedia:秀逸な記事の選考/立憲民主党 (ロシア) 20190615

立憲民主党 (ロシア) - ノート[編集]

賛成/条件付賛成/保留/反対 4/0/0/0 この項目は選考基準の「賛成票が3票以上」かつ「賛成票が全体票数の3/4以上」を満たしています。2019年7月18日 (木) 14:04 (UTC)(2019年7月18日 (木) 23:04 (JST))までに異論が無ければ、この項目は秀逸な記事となります。

(推薦理由)20世紀ロシアに十数年ほど存在した自由主義政党の記事です。党史、政策、歴史的評価など必要と思われる内容は書き、また「良質な記事の選考」や「査読依頼」でいただいた指摘についても修正しました(選挙制度については[1])ので自薦します。

なお、「Wikipedia:検証可能性#信頼できる情報源」で優先して利用すべきとなっている日本語文献に限ればこの党について書かれた主要なものはおそらく押さえてあり、また、(「Wikipedia:スタイルマニュアル (導入部)」で省いても良いとされている導入部以外について)すべて脚注で出典が示してあります。他方で、文章や構成、理解しやすさ(「秀逸な記事の目安」)についても、初出の用語に説明を加えたり図表を用いるなどなるべく工夫しましたが、改善の余地がないかご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。--伊佐坂安物会話/履歴) 2019年6月15日 (土) 03:41 (UTC)修正--伊佐坂安物会話/履歴2019年6月20日 (木) 14:13 (UTC)[返信]

  • (賛成)うまくまとめられた優れた百科事典記事になっているものと思います。d(・∀<)
  • 下記の参考文献の短縮脚注138個とコトバンクの出典を全てチェックしました。とくに大きな問題はないようです。
    • 池田嘉郎『ロシア革命 破局の8か月』岩波書店〈岩波新書〉、2017年。ISBN 9784004316374
    • 稲子恒夫 編著『ロシアの20世紀 年表・資料・分析』東洋書店、2007年。ISBN 9784885957000
    • 倉持俊一「ロシア革命の原因論をめぐって」『ロシア革命の研究』江口朴郎、中央公論社、1968年。ISBN 9784120000256
    • アレクサンドル・ケレンスキー 著・倉田保雄・宮川毅 翻訳『ケレンスキー回顧録』恒文社、1967年。
    • 田中陽兒・倉持俊一・和田春樹 編『世界歴史大系 ロシア史 2 18~19世紀』山川出版社、1994年。ISBN 9784634460706
    • 田中陽兒・倉持俊一・和田春樹 編『世界歴史大系 ロシア史 3 20世紀』山川出版社、1997年。ISBN 9784634460805
    • レフ・トロツキー 著・藤井一行 翻訳『ロシア革命史 1』岩波書店、2000年。ISBN 9784003412749。原書の初出は1931年。(トロツキー 2000a)
    • 西島有厚「一九〇五年の労働組合運動」『ロシア革命の研究』江口朴郎、中央公論社、1968年。ISBN 9784120000256
    • 原暉之「国会の開設」『ロシア革命の研究』江口朴郎、中央公論社、1968年。ISBN 9784120000256
    • 日南田静真「ストルイピン農業改革」『ロシア革命の研究』江口朴郎、中央公論社、1968年。ISBN 9784120000256
    • 藤本和貴夫・松原広志 編『ロシア近現代史 ピョートル大帝から現代まで』ミネルヴァ書房、1999年。ISBN 9784623027477
    • ブライアン・ボイド 著・諫早勇一 翻訳『ナボコフ伝 ロシア時代 上』みすず書房、2003年。ISBN 9784622070719。原書の初出は1990年。
    • 和田春樹 編『新版 世界各国史22ロシア史』山川出版社、2002年。
  • いくつかの引用で出典と異なる表記になっていたところを直しました。考えがあって表現を変えていたのであれば、どうぞご自由にお戻しください。また、和田(2002)で出典ページと内容にいくつかずれがあったのを直してます。
  • 「我が党はすぐれて議会政党である」→「わが党はすぐれて議会政党である」は、もう直してません。人が書いた完成度が高い記事に手を入れるのはもともと好きじゃないですし、どうせ著作物性に欠けて特に法的問題はないでしょうし。
  • 細かい部分ですが、本文では第3国会で53議席と書かれているのに対し、表では54議席と記してあるのがちょっと気になりました。出典の違いに起因するのは理解しておりますが、この点について注釈をつけてもいいかもしれません。以上です。--Yapparina会話2019年6月26日 (水) 13:52 (UTC)[返信]
    • コメントありがとうございます。時間のかかる検証作業をしていただき深く感謝します。引用で出典と異なる表記になっているのは単純な過誤ですので、直していただけてとても助かります。議席数については注釈を追加しました。--伊佐坂安物会話/履歴2019年6月29日 (土) 11:40 (UTC)[返信]
  • コメント 主題に詳しくない者からの意見となります。過去に存在した政党について、大変読みやすく充実した説明がされているものと思います。ほぼ賛成なのですが、若干気になる点がありましたので、ひとまず以下にコメントいたします。
    1. 「党勢」節 - 文章がなく表のみの節となっていますが、どういった基準で取った統計なのか説明が必要と思います。特に第1国会は、時期により議席数が変わっているとのことなので、当該表からも注釈5を参照した方が良いかと思います。もし、文献に基準が書かれていない場合は、「稲子 (2007) に基づき各国会の議席数を示す」といった断り書きでも良いと思います。
    2. 「党員」節 - こちらもただ人物名が列挙されていますが、主要な党員ということですよね。どういう基準・理由で彼らをリストアップしたのか説明いただいた方が良いかと思います。
    3. 「道標派との対決」節 - 「道標に批判的な(中略)、やがて後者は次々と廃刊に追い込まれていき、(後略)」とありますが、なぜ後者が次々と廃刊に追い込まれたのか、もし文献に書いてあるようでしたら、軽く理由に触れていただけるとありがたいです。
    • 以上です。少なくとも1番と2番にご対応いただければ、賛成できると考えております。ご検討いただけましたら幸いです。--Mogumin会話2019年7月3日 (水) 09:40 (UTC)[返信]
      • ご指摘ありがとうございます。
        1. 1番について、現状の参考文献に明確な基準が書かれていないため、稲子(2007)に拠る旨を記載しました(第1国会については注釈5を参照して説明)。第4国会は開催期間が長く、和田春樹『ロシア革命 ペトログラード1917年2月』作品社、2018年、では開会当初のカデット議席数は53議席よりわずかに多く、後半になって減ったような感じの説明があった気がするのですが、当該文献をすぐには参照できないため、後日に注釈を追加したいと思います。
        2. 2番について、主な党員を挙げている文献はいくつかあるのですが、いずれも何をもって主要な党員としているかという基準を説明したものはなく、かつ結党当初とロシア革命発生時のどちらかの時点に偏ったリストとなっています。節を作ってはみたものの、明確な基準をもって列挙することが不可能ですし、主要な党員の何人かは単独記事として立項済みであることから、Category:ロシア立憲民主党の人物のみを参照する形に変更しました。
        3. 3番目のご指摘について、現状参照している出典では「論争に敗れて読者から支持を得られなくなった」という趣旨のことが書かれているため、簡単に追記しました。より詳細な理由がないか、桑野隆『20世紀ロシア思想史』岩波書店、2017年の「道標派」の項目を見てましたが、道標派が各方面から強い批判を浴びたことは書かれているものの、新聞等については触れておらず、この文献からは加筆できなさそうでした。以上になります。よろしくお願い致します。--伊佐坂安物会話/履歴2019年7月7日 (日) 14:50 (UTC)[返信]
賛成 改めて読みなおしましたが、歴史、組織構造、政策、後世から見た評価と、政党の記事として必要な記述内容は満たしているようであり、十分わかりやすい記事になっているものと思います。--Tam0031会話2019年7月11日 (木) 14:04 (UTC)[返信]
  • 賛成 なかなか難しい主題をうまくまとめられたなと思います。一部気になった点もありますが、そのうち対応して頂けたらベターというレベルなので、条件なしで賛成確定票を投じます。
  • 【良い点】 皇帝、政府、そして議会内でも多数の政党が存在することから、これらステークホルダーとカデットとの間の力学を説明するのが難しいにも関わらず、文章でうまくまとめられていると思いました。欲を言えば、各政党の特色をまとめた一覧表があると読み進めるのに楽でしょうが、なくても問題ないと思います。また、因果関係や社会的な背景が適宜述べられているため、読んでいて「なんで?」とフラストレーションがたまることが少なかったです。関連ページがロシア語や英語版はあるものの、日本語版が未整備のものも結構ありますが、内部リンクをクリックせずとも本文中で軽く補足されているのも丁寧な対応で良かったと思います。
  • 【更なる改良点】 全体の章立て構成で1点だけ気になったのが、土地問題です。これは第3章の「政策」で説明されていますが、第1章の「党史」で土地問題がキーワードとして連発しているので、「1-1. 前史」の節で軽く土地問題の背景について触れておいた方が良いと思います。
  • 【疑問点】 カデットがぽっと出の組織のように読めたのですが、少し違和感がありました。例えばボリシェヴィキであれば、『共産党宣言』(1848年上梓) や第一インターナショナル (発足会議は1864年@ロンドン) といった欧州からの思想・運動がロシアにも波及・共鳴しているのが分かります。同様に、インテリ層が多かったカデットも、ロシア国外からの思想的な影響を多少なりとも受けて、結党に至ったのではないかという気がするのですが、どうなんでしょう。当時の欧州はフランス語が国際語として機能していて、フランス語の書物が欧州全域に流通していましたし、レフ・トロツキーなんかはフランス語が流暢だったことで知られています。つまり何が言いたいかというと、ロシアの政党の話だけれど、もう少し地理的に横に広げて捉えた説明があると、もっと厚みが増したのかもなぁと思いました。
以上です。執筆関係者の皆様、力作ありがとうございました。--ProfessorPine会話2019年7月17日 (水) 10:24 (UTC)[返信]

チェック 選考基準を満たし1週間、反対票がありませんでしたので、この項目は秀逸な記事となりました。--totti会話2019年7月18日 (木) 14:46 (UTC)[返信]