Wikipedia:査読依頼/アイルランドの競馬 20181227

アイルランドの競馬 - ノート[編集]

英語版の複数の記事を翻訳してまとめました。

  • 「概要」節を新設、背景が知りたかったので「歴史」は複数の記事から部分訳を加えました。
  • 既存の「主な競走」を平地競走と障害競走に2分し、それぞれ英語版の1対1で対応する記事から「G1競走」部分のみ翻訳しました。
  • 「障害競走」のうち未訳の2レースには注釈(英語版の対応する記事から抄訳))を付けました。
  • 「主な競馬場」は上記のレース開催地を表から転記しました。

コメント プロジェクト:競馬におります㭍月例祭と申します。競馬分野での意欲的な活動に感謝を申し上げます!

ウィキペディアでは、ウィキペディア自体を情報源とすることはアカンことになっています。英語版からとはいえ、いろいろな記事からツギハギして記事を作るというのは、(手続き的に著作権の問題をクリアするとしても)あまり感心はしません。でも、「背景を知りたい」というモチベーションは素晴らしいと思います。ウィキペディアはそういう知識欲や好奇心に支えられています。

そのうえで、今から酷いことを言います。査読依頼は、一番上にありますように、「ほぼ完成した項目について」のチェックを行うものです。率直に言って、現状の記事は全く「完成」の域に到達しておらず、スタートラインの状態です。

  • 記事全体として、出典が不足しています。とりわけ、「特徴」節のように分析的記述を行う場合には、情報源が重要です。(WP:V
  • 「平地競走」節には「加筆が望まれています」と貼られており、明白に未完成です。
  • 「特徴」節のような箇条書きは、Wikipedia:スタイルマニュアルWikipedia:箇条書きに照らして、少なくとも「完成」と言えるようなスタイルではないです。
  • 「歴史」節を初め、全体的に明らかに情報が不足しています。en:Horse racing in Irelandと比較してみてください。
  • これはOmotechoさんには責任がないのですが、非常に悩ましいことなんですけど、「アイルランド」と言う際に北アイルランドをどう扱うか。en:Category:Horse racing in Irelanden:Category:Horse racing in Northern Irelandとがあるように、うーん。
  • これもちょっと悩ましい、競馬やスポーツ特有のことだと思っているのですが、「現在POV」との戦いがあります。つまり、平地競走・障害競走には「現在のレースのリスト」があるのですが、これ毎年変わるんですよね。たとえば200年間「A賞」の名前でやっていたレースが来年から「B賞」に変わったからと言って、歴史の重みで言えば200/201は「A賞」にあります。そこらへんを書いたり維持していくのは難しいです。私の個人的な意見ですが、テクニック的には、そういう更新が必要なページはのは別ページにしちゃうといいと思うんです。
  • アイルランドは世界有数の競馬大国です。正直、ビッグテーマです。「馬産」「平地」「障害」で別記事仕立てにしてもいいと思いますし、詳しい方なら「制度(税制とか)」「歴史」も別記事にしたほうがまとめやすいのではないだろうか、と思います。

率直に申し上げて、「ナイストライ」と賛辞を送りたいところですが、記事そのものはまだこれから、という感じです。

日本には、『アイルランド競馬史』(日本中央競馬会・刊、1988年)という素晴らしい文献があります。1988年のものなので、ここ30年ぐらいの最新情報はカバーできませんが、歴史や特徴を書くには最良の情報源です。問題は・・・非売品だということです。[1]のように公立図書館では閲覧できるところがありますし、公立図書館以外でも所蔵されているのを私は見たことがあります。(競馬博物館とか、JRAとか、馬産地の図書館とかで。)頑張れば・・・入手できます。(私は持ってます。)

ほかにも『競馬の世界史』(日本中央競馬会弘済会・刊、1976年[2])は比較的アクセスがしやすいと思いますし、割合入手も容易です。これもアイルランドの競馬史がけっこう詳しいです。

問題は、そういう詳しい文献をゲットしてしまうと、知識欲が満たされてしまって、記事を作ろうというモチベーションが減退してしまうことですね。--柒月例祭会話2018年12月26日 (水) 17:01 (UTC)[返信]

  • (追記)急に細かいことをいうのですが、レースの表の部分。「chase」と「hurdle」を「固定障害」「ハードル」と訳されていますが、これはそのまま「チェイス」「ハードル」としといたほうがいいです。そもそもこの区分は日本競馬に無いので、ぴったりはまる訳語がありません。『英国競馬事典』でも、(「chaseの訳語に固定障害・重障害」「hurdleの訳語に移動障害・軽障害」という語が当てられることがあるけれどあまりうまくないので)「チェイス」「ハードル」のほうがいい、というふうになっています。--柒月例祭会話2018年12月26日 (水) 17:13 (UTC)[返信]
柒月例祭さん、お忙しいところ早速、ご講評いただきありがとうございます。初めて査読依頼になり、じっくり拝読しました。訳すうちに面白くなってしまい勇んで査読をお願いしましたが、冷静になってみるとノートページで相談するのを怠ったと反省します。アイルランドに突然、興味を持つきっかけがあり、門外漢ながら背景が知りたくて手を出しまして、完全に勇み足です。恥ずかしながら「特徴」「歴史」はほぼ手付かずでした。
  • 「現在のレース」つまり名称がつぎつぎ変わる問題。訳しながらスポンサーが変わるとレース名が変わる点がひっかかりましたが、これまでどなたも加筆されなかったのは、このように単純に英語記事から和訳しただけでは成り立たないためだったからでしたか、よくわかりました。また、その種のもの(「平地競走」「障害競走」)を1本にくくってはいけないことでした。
  • ご指摘の参考文献たいへんありがたいです。「特徴」「歴史」はどちらも考証の疑問が解けるかやってみます。「手元に置くと積読」にしそうだし読むなら今が潮目ですが、専門図書館など歳末でしまってしまうので残念です。
ところで、査読対象に満たない点を反省し、一度、引き下げたいのですが、なかったことにしたいぐらいですが、査読終了の処理するまえにまずチェイスとハードルを修正し、せっかくですので、調べが必要な点を考えます。その筋道を示していただきありがとうございます。--Omotecho会話2018年12月27日 (木) 14:38 (UTC)[返信]
返信 Omotechoさんが関心がある部分がどういう方向なのかにもよるのですが、上でご紹介した2冊はどちらもそこらへんで普通に売っているわけではない稀覯本です。ガッツリ歴史を書いてあるという意味では最良の資料になるはずですが、刊行年が1988年と1976年ですから、最近のことについては全くカバーできません。
もう少し新しいものとしては、次のようなものがあります。ただしどちらも、上の2冊に比べれば本当にサラッとしたことしか書いてないです。
  • 『ヨーロッパ競馬ガイド (PRC guide books―世界の競馬場)』1992年 ISBN 978-4924426320 - 名前の通り、ヨーロッパ全土について、国別の競馬の状況の概略、1競馬場毎の概略を掲載しています。主要競馬場については数ページ、マイナーな競馬場は1ページに1~数カ所ぐらいの情報量です。著者は競馬分野では昔から有名な方です。古本ならアマゾンで90円から。
  • 『海外競馬完全読本』(2002年版 ISBN 4809402614)(2006年版 ISBN 4809405249)- こちらは全世界の競馬を国別に掲載しています。アイルランドに絞ってしまえば上の本よりは情報量は乏しいです。競馬の平地レース主眼なので、文化的なことや馬産のこと、障害競走については情報はほとんどないです。著者の1人である合田さんは、ヨーロッパ競馬に関する第一人者です。(英国王立競馬場であるアスコット競馬場が、日本へのPRのためにこの方をエージェントにしているほどです。)古本はアマゾンで120円ぐらいから。
  • 近年の新しい事情については、体系的に書かれた日本語文献というのはなかなか見当たらなさそうに思います。競馬関連の定期刊行物(月刊『優駿』や週刊『競馬ブック』)のバックナンバーを丹念にみていけば、特集記事があったり、ニュース記事があったりするはずです。手っ取り早い情報源としては公益財団法人ジャパンスタッドブックインターナショナルの海外ニュースというのもあります(それほど情報量は多くない)。ただいずれにせよ平地競馬中心で、障害競走については情報は非常に乏しいと思います。私はまったく知識がないのでわかりませんが、ひょっとすると馬術系の情報源のほうになにかあるかもしれません。
  • もしも首都圏にお住まいであればですが、横浜の根岸にある馬の博物館がおすすめです。その図書室は、競馬や馬事に関する豊富な蔵書があります。図書室は一般公開されているわけではないですが、入り口で利用目的とか身分とかを申し込み用紙に書いたうえで入館できます(研究名目の学生さんが多いですが、個人の趣味の調べ物として一般人もOKです。ただし私が通ったのは10年以上前なので、変わっていたらゴメンナサイ。事前にTelで確認いただくとよいと思います。)。有料ですが複写もできます。私はやったことがないですが、ここの学芸員さんに「アイルランドの競馬のこれこれについて調べたいのだけど、どんな資料がありますか」的な問い合わせをしてみてもいいかもしれませんね。(応じていただけるかは全くわからないですが、一般に学芸員さんってその手の知的な問い合わせにはめちゃくちゃ親切です)
  • アイルランドに限りませんが、海外のレース、とりわけ障害レースについては、日本語版ウィキペディアはまったく充実していませんね。ほとんどの場合、記事すらありません。単純に、そこまで手が回っていない、という感じと思います。「スポンサーが変わるとレース名が変わる」件について。基本はおっしゃる通りです。完全に私の経験論ですが、以前に比べて、ここ20年ほどはコロコロ変わるようになったように思います。1、2年とかで。競走馬の流通の観点から、「レース名が変わると、『○○賞を勝った』と言われてもそのレースの価値を調べるのが難しくなり、取引が難しい」ということがあって、競馬界での世界的取り決めとして「スポンサーの変更によって興行上のレース名が変わっても、記録上のレース名はあんまり変えない」的なものがあります。「ほにゃららなんとかゴールドカップ」みたいなレースは記録上は「ゴールドカップ」とだけ書く、とか。ウィキペディア内では明確な取り決めはないのですが、スポンサー名を省いた記事名にする慣習があります。でも障害レースはそもそも記事化されてすらおらず、未開の領域ですね。--柒月例祭会話2018年12月28日 (金) 01:25 (UTC)[返信]
返信 柒月例祭さんには丁寧な講評に加え、さらなる資料のご教示をいただき感謝申し上げ、また大変恐縮しています。馬や記録は正直わからず、レースの知識はないですから勉強が追いつくかどうか心もとないものの、まずは読んで脚注を増やそうと思います。障害レースの記事はとても少ないと感じたのも訳したきっかけで、今回、脚注の多い英文記事なら翻訳が安心だと反省しました。
完璧なものはもとから目指さず、日本語になると生産や記録に詳しい人になにか使ってもらえるなら幸いです。レース名のきまりごとなど間違いすらわからないわけで、お気づきの節はぜひまたお教え願えるとありがたいです。--Omotecho会話2018年12月29日 (土) 13:59 (UTC)[返信]

──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── 報告 査読依頼の期限切れにつき、依頼を終了いたします。なお、en:Horse racing in Irelandを訳出して追加しましたが、上記のご教示いただいた参考資料にあたる機会が得られませんでした。今後、照らしていこうと考えています。ありがとうございました。--Omotecho会話2019年2月14日 (木) 17:56 (UTC)[返信]