Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/チャイルドユニバース

チャイルドユニバースとは、その名称の通り、子供の宇宙のことである。

真空の潜熱によって生じる、インフレーション機構からの帰結として、このエネルギーの一部が量子トンネル効果を起こすことによって、新たなビッグバンが生じ、それによって別の宇宙が次々と誕生するモデルにおいて生じる宇宙のこと。

概論[編集]

宇宙の多重創生論とは、原初に生じたビッグバンによって、母体となる宇宙が生成した。この宇宙における「真空のゆらぎ」、もしくは「真空のあわ立ち」と呼ばれる現象(これが真空の潜熱である)によって、量子エネルギーが再び生じ、それによって小さなビッグバンを起こすことによって、新たな宇宙が誕生するという理論。真空の潜熱が生じるのは、場の相転移によることであるが、場の相転移に伴い、「真空のゆらぎ」が生じるためであると結論できる(超対称性理論はこの部分に着目し、超次元での繰り込みによって解決を目指しているようである)。これは、「自発的対象性の破れ」によって生じるものであり、エントロピー拡散のプロセスにおいて生じるものであると結論できる。なぜならば、強い結合状態を保っていた力(重力強い力弱い力電磁力)が分離する際に、その力に相当するエネルギーが解放されるためだからである。

多重創生論からの結論としては、現在、私達が住むこの宇宙が、「母体の宇宙なのか?」「子供の宇宙なのか?」それは分からない(※)。

(※)なぜならば、マザーユニバース・チャイルドユニバース間における因果律は保存されているが、相互の因果関係を繋ぐ情報が伝わりづらいためである。これは、タキオン粒子と呼ばれる仮想粒子が観測できれば可能であるが、現在のところその存在は否定されている。もしも存在したとしても、光子とは違った性質を持つため、その粒子の存在範囲が全宇宙にまで拡大してしまう可能性がある。よって、より高い次元から、もしもこの宇宙を観測したとすれば、この宇宙は点として観測されることになる。この点の中における全体の確率で存在するため、それは再び不確定性原理によって観測が難しくなるためである(スーパーストリングス理論におけるタキオン凝縮のメカニズム)。なぜ難しくなるのかは、系によってはプランク定数の定数項を超えて、精度を確保できる系もある(単一波長ガンマ線領域に限る)。しかし、大抵の系においては難しい(参考:不確定性原理)。

多重世界との結合[編集]

アインシュタイン・ローゼンによる、一般相対性理論からの帰結であるワームホールと呼ばれる宇宙の虫食い穴が存在するとすれば、このマルチユニバースを結合している可能性がある。ただし、その場合においても「宇宙の因果律保存仮説」によって、別の宇宙との間における因果律は保存される。また、ワームホールは、その性質上、ブラックホール間の結合であり、単独ブラックホールの場合には重力崩壊の時間が極めて短いため、その橋は短い時間のみの結合である可能性が高い。なお、宇宙の吐き出し口としてのホワイトホール等が提唱されているが、現在までの観測ではそれらしいエネルギーの吐き出し口等は見つかっていない。しかし、理論的可能性として、かつまた、宇宙膨張における第二次インフレーションのインフレーション機構の可能性として残っていることは確かである。

銀河系の中心にあるブラックホールに関しては、その周囲の質量(星間ガス・星間塵)を取り込むことによって、エントロピーが大きくなるため、その因果律の地平が維持されることになる。よって、「ブラックホール蒸発」と呼ばれる現象を起こさず、長い時間に渡って高エネルギー線やジェット流が観測できるのである。ただし、あくまでも、銀河中心のブラックホールに関しては、その周囲にある星間ガスや星間塵等の影響によって、現在は間接的に観測することしかできないのである(※)。

(※)高エネルギー線(X線ガンマ線)やジェット流の揺らぎを、地上からの観測、ROSATX衛星、X線天文衛星「あすか」、XMM-Newton衛星、チャンドラ衛星等の観測衛星によって観測することによって、その発生源の質量を推定することが可能である。この観測結果に基づき、銀河系中心部における大質量天体はブラックホールであると結論できる。なお、中性子星の場合にも同様であり、牡牛座かに星雲(M1)の場合には、これまでの地上からの観測によって、中性子星である可能性が高いことが判明している。
(※)活動銀河核(クェーサー)によるものと思われる重力レンズ効果に関しては、いくつかの候補が既に発見されている。これは、活動銀河核全体の重力効果によるものであり、その中心部にあると思われるブラックホール単体によるものではない。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]