Wikipedia:プレスリリース/30万項目達成

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報道各位

ウィキペディア日本語版が30万項目を達成

2006年12月15日
ウィキペディア日本語版

ウィキメディア財団(The Wikimedia Foundation = 本部・米国フロリダ州タンパ)は、オープンコンテントなオンライン百科事典プロジェクト 『ウィキペディア』日本語版 ( http://ja.wikipedia.org/ ) の掲載項目が、本日、記念すべき300,000件目に達したことをここに発表します。30万件目の項目は“パウル・ヘルマン・ミュラー” ([1])でした。


2001年1月に開始されたウィキペディアは、共同作業を介して執筆、更新、校正などを行うボランティア達によって作られています。

現在のところ、250を数える言語版のうち、150万記事を超える英語版を筆頭として、12の言語版が10万記事を超えており、日本語版はそのうちドイツ語、フランス語、ポーランド語に次ぐ5番目の規模となっています(Wikipedia:多言語の統計参照)。日本語版は現在精力的に執筆が行われている言語のひとつであり、今後も更なる発展が予想されます。

全言語のウィキペディアを合計すると、2004年9月20日に100万 [2]、2004年末で130万項目、2005年末で260万項目[3]、2006年12月で580万項目(Wikipedia:多言語の統計)と、現在も世界最大規模の百科事典として成長を続けています。

ウィキペディアは MediaWiki と呼ばれるウィキクローンのソフトウェアで運用されており、誰でも好きな時にページを編集することが可能で、変更はすぐにページに反映されます(「ウィキ」はハワイ語で「すぐに」の意)。訪れた人はその項目がどのように発展したかを知るために古い版の内容も見ることができます。

ウィキペディアの編集は、公式な方針である「中立的な観点」(Neutral Point of View——NPOV) に基づいて行われます。この方針は参加者達が執筆の際に内容の偏った項目を書くことを避けるために必要とされます。激しい論争の的になりやすい事柄を扱った項目であっても、この方針に基づいて編集が続けられてきました。参加者は他人の投稿・編集の成果の上に自分の貢献を加え、不適切な書き込みはすみやかに修復されます。

また、ウィキペディア上の文章はすべてGNU Free Documentation License (GFDL) [4] の定めるところによって公開されています。GFDLはコピーレフトとして知られる理念に基づいて、他人の編集に加筆したり修正したりすることを可能にします。またこのライセンスは、これに基づいている限り、第三者がウィキペディアのコンテンツを再利用することも許可しています。MediaWikiソフトウェアもまたソフトウェア向けの同様のライセンスに基づいて自由に利用することができます。


2001年5月に開設されたウィキペディア日本語版の実質的な活動は、最初の日本人ユーザーが登録した2002年12月から始まりました。翌年、ニュースサイトで紹介されてから、日本語版の登録利用者数や項目数が目立って増え始め、2004年2月に3万項目を達成しました。その後しばらくの進捗は、ほぼ50日に1万項目のペースで安定していましたが、2005年末から2006年にかけて新聞雑誌や書籍、テレビなどに相次いで取り上げられるにおよび、日本語版はアクセス数・記事の増加数ともにそれまでに倍する急成長を記録し始めました。ここ3ヶ月に限ればおよそ3週間に1万項目増のペースで記事数が増えています。

Alexaの統計によると、2005年12月までは40位から30位の間を上下していた"Dairy Traffic Rank Trend"(1日あたりのアクセス統計)が2006年になると急上昇し、2月以降は20位から10位の間を保っています。

また一日あたりの記事の増加数も、2004年には1日200件前後だったものが2005年には200件から300件を数えることが増え、2006年に入ってからはいっそう増え方が加速し、1月から7月にかけては1日平均300以上、8月以降は平均400件以上の増加ペースになり[5]、休日には1日500件を越える日も珍しくなくなってきています。

  複数の国や地域で用いられている言語と違い、日本語版は主として日本人によって編集されることから、地域性の強い項目も多く執筆されてきました。しかし先に述べた「中立的な観点」の立場に基づき、ウィキペディア日本語版は、日本版ではなく、あくまで地球規模の見地を持った百科事典の日本語版としての性格を持っています。実際に、海外に在住する執筆者からも積極的にその国や地域に関する文章や写真が寄せられており、また、複数の言語で同じ項目について同時に参照することができる仕組みは、より多面的な理解を助けています。

ウィキペディア日本語版は2006年の1月から4月にかけて、All about Japan主催の2006 All about AllAbout スーパーおすすめサイト大賞2006ビジネス・キャリアチャネル賞を、またデジタルメディア協会よりデジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'05/第11回AMDアワード部門賞/Best Writer賞を受賞しました(-> Ascii24ニュース)。さらに12月にはYahoo! Internet Guide 主催の Web of the Year 2006において、「年間総合大賞」と「ウェブ情報源部門一位」を獲得しました。

ウィキペディアは、すでに英語圏・ドイツ語圏では強い支持を得ておりますが、日本語圏においてもニュースサイトやブログからしばしばリンクされ、いくつかの検索サイトでは辞書検索とウィキペディアを組み合わせて利用者に供するなど、インターネットにおける日本語情報源のファーストステップとしても利用が広がりつつあります。また教育現場やビジネスシーンでも情報収集における際の資料などに役立てられ始めています。これは誰もが編集可能な百科事典に、一定の信頼が得られるということが広く認められた結果であると、私たちは認識しています。


広告収入に頼らないウィキメディア財団 ( http://wikimediafoundation.org/ ) では、増大するトラフィックに対応するための新規設備の導入に、全世界からの寄付を受けつけています。寄付についてのより詳しい情報はウィキメディア財団のウェブサイト日本語ページ ( http://wikimedia.jp/ ) をご覧下さい。

ウィキメディア財団は今後も、フリーで利用できる画像、音声ファイルなどのマルチメディア・ファイルを収集する『ウィキメディア・コモンズ』 メインページ、フリーのニュースサイト『ウィキニュース』 [6] の立ち上げをはじめとして、誰もが自由に利用できる「知」の構築を進めています。運営財源の確保や日本における法的窓口の設置など課題点はまだ多く残されておりますが、これからもウィキペディアを初めとするプロジェクトをご愛顧いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

補足情報[編集]

ご質問や取材の申し込みについては、 Wikipedia:プレス( http://ja.wikipedia.org/wiki/WP:Press )をごらんの上、以下にお問い合わせ下さい。

ウィキメディア財団 プレスルーム
ウィキメディア財団理事長 フロランス・ニバル=ドゥヴアール (Florence Nibart-Devouard)
(Wikimedia Foundation chair)
http://wikimediafoundation.org/wiki/User:Anthere (プロフィール)
ウィキメディア財団創始者・名誉理事長 ジミー・ウェールズ (Jimmy Wales)
(Chairman Emeritus, Wikipedia founder)
http://en.wikipedia.org/wiki/User:Jimbo_Wales (プロフィール)
http://world.wikia.com/wiki/User:Jimbo_Wales (スケジュール)
  • 電話: contact Danny Wool at 727-231-0101(電話でのお問い合わせは英語でお願いします)
  • 電子メール: mailto:jwales (at) wikimedia.org
  • 2007年3月、来日予定。
ウィキペディア日本語版 報道受け付け用メーリングリスト
  • 電子メール: info-ja@wikipedia.jp

さらに参考となる資料は以下をご覧下さい。

このプレスリリースは下記のURLで配布されております。