Wikipedia‐ノート:保護依頼/Aphaia

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少し前に解除が行われた利用者‐会話:Aphaiaについて。

これは解除を実施されたSketchさんだけでなく、他の管理者の方々にもお伺いしたい点です。

解除される前の僕の意見の中で述べたように、現在この件についての非公開依頼が出ているのですが、再保護と再解除の権限行使合戦などになっても何の利益もありませんから、とりあえず対処チームとして何かできることがあるのか、というところを考えています。

今回の件については、特にMiyaさんやTomosの詳細な反対理由を聞くまでもなく解除が適当であって、今後対処チームとして保護が適当という結論に達したとしてもやはりその結論は無効と考えて保護を解除することになる、というような考えがあっての解除と考えてよいでしょうか? 

それとも、「対処チームが独自の結論に達して保護をかけたら、それをすぐに解除することはしないが、どうすべきかについての議論になる」「対処チームが保護が適当だという結論に達しても、事前にコミュニティに説明し異論が出ない状態でなければ、保護を実施してもすぐに解除することになる」といった展開を想定してもよいでしょうか?

是非率直なご意見を頂けたらと思います。どうぞよろしくお願いします。対処チームの方へメールを送っていただく形でも構いません。アドレスはWikipedia:非公開依頼への対処のための暫定チームにある通りです。Tomos 2005年6月14日 (火) 01:02 (UTC)[返信]

意見というか感想を。
個人的にはあれだけ解除票が出ていたのだから解除しないほうが問題だっただろうと考えています。また、保護解除に関して非公開の依頼があるとのことですが、その依頼を行なったのが解除反対を明言されていなくても表明されていたMiyaさん、Tomosさんでないかぎり、その依頼の内容、詳細等を知らされていない人間には判断材料とならないわけですから、公開の依頼に影響を与えるものとは思えません。例えば、著作権侵害が疑われて削除審理中のものに名誉毀損で非公開の依頼が行なわれたとします。公開の著作権侵害の依頼で白となりそうでも、非公開の依頼故にそれを覆して削除することはおかしなことと思います。非公開の依頼を審理した結果、名誉毀損であるとなった場合にはもちろん削除されるべきでしょうが、それは公開の依頼とは別の理由、別の審理ゆえに削除されるのであって、二つを混同して公開の依頼に干渉して非公開の依頼の理由で削除を行なうのは適切ではないだろうと考えます。今回のケースもこれと大同小異ではないかと思います。
そもそも、そのような公開の依頼と非公開の依頼をないまぜにするようなことを行なえば、ウィキペディアにおける権威と正当性のほぼ唯一の源泉たるコミュニティのコンセンサスに対して、より遠くに位置する非公開依頼の対策チームがより近くに位置する公開の依頼の控訴審を担当することになってしまいます。これは正当性の意味からも、チームを不当な圧力に晒させない意味からも、多くのウィキペディアンに疎外感を抱かせない意味からも、行なうべきではないだろうと私は思います。
私としてはこのように公開と非公開の二つを切り離す立場をとりますので、対策チームが控訴審の役割を果たさない限りは非公開依頼の正当な審理の結果改めて保護をかける結果となってもそれを受け入れます。もちろんその際にはできる限り多くの人の同意を得るためできる限りの状況説明を行なうべきだろうとは思いますが。なお、私は対策チームの方々が決して控訴審の役割を果たされないだろうということも信じています。tanuki_Z(sysopは偉くない) 2005年6月14日 (火) 08:30 (UTC)[返信]
すでに公開されている審議に対して、非公開での審議への移行は不適当でしょう。逆は認められますが。この件では、移行理由もまったく不明確であったのでSketchさんの対応は適当であったと思います。依頼があるからといってホイホイと非公開にされては、非公開依頼への対処のための暫定チームなるものに対する信用も失墜するでしょう。管理者罷免への動機にもなったと思います。--Ligar 2005年6月14日 (火) 09:08 (UTC)[返信]
ただ依頼があったというだけでそれに応じるようでは困る、 ということは既にMiyaさんにもTomosさんにもわかっていただいているはずです。 その上での提案なのですから、 難しい判断を強いられているのだろうなと 私は想像します。Ligarさんの仰ることはもっともだと思いますが その上で、 まだまだ信頼は揺らいでいませんよと お伝えしたく。- Kk@「Wiki Way」紹介中 2005年6月14日 (火) 09:32 (UTC)[返信]


Sketchです。非公開依頼が関係しているということで、どれくらいのことを書いて良いものか迷うところがありますが、どなたも問題にはなさらないであろう範囲、私の分かる範囲のことを書きたいと思います。以下、時刻の表現については日本時間です。

まず経緯を。私はこの保護及び保護解除の依頼について、非公開での依頼があるかどうか、6月12日に管理者の皆さんにメールでお尋ねしました。すると、その日あるいは翌日の早いうちに、対処チームの方々から、今回の保護は対処チームとしての対応ではない、というようなお返事をいただきました。そこで、今回の保護解除の依頼への対応としては、一般的な依頼への対処、すなわちコミュニティの合意に基づけばよいと私は考えました。そこで、13日の夜に解除をしようと考えたのですが、13日の昼のうちに議論の展開があり、まずはそれを追うことにしました。13日の議論を読んだ上でも、明確な解除への反対の意見がなく(途中のコメントについて、私が個人的に思うことはありましたが、それについては後述します)、やはり解除を避ける必要はないと考え、保護依頼のページを編集しようとしたところでTomosさんの意見を拝見しました。その中には、非公開で依頼が提出されているという事実と、管理者は保護解除しようとする前には対処チームへの問い合わせをしてほしいという旨があったのですが、私はこれを斜め読みして、非公開な依頼とはこの保護解除依頼に限らず関連する依頼が提出されているということだと誤解してしまいました。また、チームへの問い合わせというのも私としては12日の時点で済ませているつもりでしたから、Tomosさんの意見について特段の反応をすることなく保護を解除して、その旨を報告しました。以上が私の理解に基づく事態の経過です。私がぼかしている部分には、私が詳しく知らない部分と、私が明かして良いものかどうか分からない部分とがありますが、いずれもについて、補足可能な部分がありましたらどなたでも補足してくださればと思います。

以上をご理解いただいた上で、Tomosさんの質問なさった点への私の考えを書きたいと思います。

公開案件と非公開案件の併存について。私の考えとしては、そういったことは当然にあり得ることであろうと思います。先にTanuki_Zさんがおっしゃっていますが、公開案件と非公開案件とでは、その依頼理由は異なるわけですから、たとえば削除依頼について、公開の場の議論では削除しないことになったが、非公開の場では削除することになった、あるいはその逆の事態が起こるというのは充分にあり得ることです。それぞれの場ではそれぞれの依頼理由に基づいて議論をし、どちらかで削除と決すれば削除となるということでいいと思います。今回の場合について言えば、公開の場での議論では保護解除となったが、対処チームでの結論が保護となるのであれば、保護となるのが適当であろうと考えます。仮にそう決まったとしたら、私はおそらく再度保護解除するようなことはしないと思います。

ただ、Tomosさんのおっしゃるこの件についての依頼というのが何を指すのかが不明確で、疑問に思う点が何点かあります。まず、今回の依頼がどういう形の依頼であったのかです。保護依頼のページで行なわれる依頼は、「保護してほしい」か「保護解除してほしい」のいずれかです。今回問題となったページはすでに保護されていたのですから、依頼としては「保護解除してほしい」という依頼の形しかあり得ないはずです。文脈から、今回の非公開の依頼というのは保護の継続を要望していると考えられますが、すでに保護されているページについて「保護解除の依頼があっても解除しないでほしい」という依頼は、果たして非公開という事情があったとしても有効なものなのでしょうか。こういった場合、保護の継続を願う立場の方としては、解除されてはじめて「保護してほしい」という依頼を公開であれ非公開であれ提起できるのであって、いまだなされない行為について、あらかじめの義務づけを求めるような依頼の仕方があり得るものなのかどうかについては考えなくてはならないのではないでしょうか。そうでないと、「この部分の記述は今後削除しないでほしい」「このページにこのような類の記述があったときは即座に削除してほしい」「この項目についての記述はGFDLではなくて別のライセンスにしてほしい」等々の、ウィキペディアの根幹を揺るがすような依頼も可能になってしまうのではないでしょうか。私は、非公開であったとしても、依頼の内容は公開の場でも行ないうるものに限られるのではないかと思います。

また、今回の非公開依頼が削除などではなく、保護に関するものであることにも、疑問を抱く点があります。削除が、今後の編集を制限するものではないのに対し、保護は今後の編集を制限します。今回は会話空間でしたが、通常名前空間で非公開依頼の結果保護されるような事態が生じれば、他の利用者はそれに対抗する手段を持ち得ないまま、保護が継続することになって、たいへん好ましくない事態になるかと思います。そのため、非公開で保護の決定を行なうのであれば、保護の期間について現実的な期限を設けるか、保護解除のための抽象的でない条件を設定する必要があると思います。特に後者については、できるだけ数値等で誰もが判定できるような条件の設定が必要かと思います。

それから、管理権限行使の法的責任についてですが、私個人の考えとしては、解除したことによる責任の一端は、当然に私が負うことになるかと思っています。これは、人が何らかの行動をとる以上その責任がついて回るのは当然のことで、車を運転するのであれば、万一事故を引き起こしたときの責任はとらないといけないとか言うのと同程度のものだと考えています。もっとも、仮に私に法的に何ら責任がないとしても、訴訟の提起が私を被告としてなされたなら、私は準備書面を作成したりなんなりしなくてはいけないわけで、法的責任の有無と訴訟(を提起される)リスクとは別の問題だろうと思います。また、保護を解除することによって生じうる損害というものが仮に考えられるのだとすれば、それは現在いわば保護されない状態になっている他の全てのページについて言えるのであって、個別のページの解除によって生じる特別の責任というのは、あったとしても極小なものであろうと個人的には考えていますが、これは何ら根拠となる学説等があってのことではありません。責任は当然あるでしょうが、それが過大なものであるのなら、ウィキや電子掲示板といった、設置者の意思と関係無しに内容が更新されるウェブページのあり方というものを根本的に見直さなくてはならないでしょう。

最後に私事ながら、私は15日から出張で島外に行く予定になっています。旅先でもできるだけのことはしようと考えていますが、最長で日曜日まで、お返事ができない状態になることがあるかもしれません。ご質問などを受けてもお返事に時間をいただくことになるかと思いますが、ご了承いただきたいと思います。以上、たいへん長々と失礼しました。--sketch/ 2005年6月14日 (火) 15:24 (UTC)[返信]


お返事を下さったみなさん、大変ありがとうございました。対処チームのあり方を考える上でも、この件を考える上でも、非常に参考になります。
対処チームとしての今後の対応については、現在も議論や議論のための調査などを続けているところです。そこで、特に管理者の方で対処チームが保護をかけた場合にはすぐにでもそれを解除する用意がある、という意見の方は、こちらででも、対処チームのメーリングリストへでも、お知らせ頂けたらと思います。
対処チームとして受け取った依頼については、それが非公開のままの処理にふさわしいものか、それともコミュニティ上で公開で議論すべきものか、という点を対処チームで検討しています。非公開での対処を依頼する理由を説明して下さるように、依頼者の方にお願いすることもあります。そこで、依頼さえあればそれを非公開で議論する、というわけではないです。(もちろん、公開すべきかどうかの判断は非常に難しいこともあるのですが。。)
(なお、この書き込みは、あくまで対処チームのメンバーとしての僕の理解している点を述べ、有益と思われる質問などをしているもので、対処チーム内の合議を経て決定された書き込みをしているわけではありません。念のため。)
お礼とお返事が送れて申し訳ありませんでした。言い訳めいてしまいますが、対処チームの活動は圧倒的に時間が足りず、また、チーム内でのやりとりについては原則部外秘ということでやっているので、お返事する内容を決めるのも時間がかかってしまいました。。
Tomos 2005年6月16日 (木) 05:45 (UTC)[返信]