WebSphere Application Server

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WebSphere Application Server
開発元 IBM
最新版 V8.5 / 2012年6月
対応OS クロスプラットフォーム
種別 アプリケーションサーバ
ライセンス プロプライエタリ (IPLA)
公式サイト WebSphere Application Server
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WebSphere Application Server (ウェブスフィア・アプリケーション・サーバー、WAS、ワズ)は、IBMが開発・販売する、Java EE対応のアプリケーションサーバミドルウェア)であり、IBMソフトウェアのWebSphereブランドの中核をなす製品でもある。

概要[編集]

WASはJ2EEXMLWebサービスといったオープンな標準で構築されている。世界各地のIBMの研究部門で WebSphere のランタイム製品や開発ツールが作られている。

特徴としてメインフレーム版 (WebSphere Application Server for z/OS) から、Windowsまでのスケーラビリティと、大規模システムを含む多数の実績と信頼性が挙げられている。

WASはその他のアプリケーションサーバ同様に、HTTPトランスポートチャネルを持っているため、単独でWEBサーバー機能を提供可能だが、プラグインを利用することでWebサーバのバックエンドとしても動作可能である。 以下のWebサーバをサポートする。

製品パッケージは、各プラットフォームごとに機能の範囲により複数のパッケージがあるが、主なものには以下がある。

  • WebSphere Application Server(Base版)- WAS本体(IBM HTTP Server(IHS)同梱)
  • WebSphere Application Server Express(Express版)- Base版と機能は同等であるが、プラットフォームやライセンス条件に制限がある
  • WebSphere Application Server Network Deployment(ND版)- Base版にクラスタ対応(Edgeコンポーネント、セッション共有、Deployment Managerなど)を追加したもの
  • WebSphere Application Server Community Edition(通称 WAS-CE(ワズ・シー・イー))- Apache Geronimoベースの無償で軽量な J2EE™ 準拠のアプリケーション・サーバー

バージョン[編集]

最初のベータ版は Servlet Express と呼ばれていた。

バージョン 1 (1998年6月)
Java Servletエンジンに基づく実装
バージョン 2 (1999年4月)
Java BeansCORBAをサポート。Linuxサポート。Standard Edition (SE) と Advanced Edition (AE) がある。
バージョン 3 (1999年11月30日)
JDK 1.1.6〜1.1.8およびJ2EE 1.0準拠。J2EE 1.0に各種拡張を施している。OS/400(現在のi5/OS)とOS/390(現在のz/OS)を追加サポートしたが、v5.xまでz/OSバージョンは全く別のコードベースであった。SE/AEに加えて、Enterprise Edition (EE) が追加された。
バージョン 3.5 (2000年7月26日)
ベースとなる実行環境をJDK 1.2.2 にバージョンアップ。
バージョン 4
J2EE 1.2準拠。Advanced Edition single (AEs) と Developer Edition (AEd) が追加された。AEs と AEd はクラスター構成では動作できないバージョン(AEd は開発用途限定)。
バージョン 5 (2002年11月19日)
J2EE 1.3準拠。コードベースが一新され、プラットフォーム間で共通のコードベースを使うようになり、パーソナルコンピュータからメインフレームまで同じコードが使われている。XMLファイルによる構成リポジトリ。Deployment Serverと呼ばれるサービスに構成のマスターコピーがあり、各ノードがそこからコピーすべきものを指定するファイルを持っている。Java Message Service (JMS) サーバ機能が組み込まれており、これは WebSphere MQ 5.3 の機能限定版である。
バージョン 5.1 (2004年4月)
JDKが1.4.2にアップデートされ、Java Tclに加えてJythonをスクリプト言語として採用。
バージョン 6 (2004年12月)
J2EE 1.4準拠。セキュリティが強化されている(WS-Securityなど)。
バージョン 6.1 (2006年5月)
Java Standard Edition 1.5サポート。JSR 160、JSR 168をサポート。SIPサーブレット。JSFウィジェットライブラリ。世代別GCなどが提供される新しいVM - J9 JVM。
WebServices Feature Pack (2006年10月)
ベータ版として配布された。既存のWebSphere 6.1上で機能する。StAXWS-AddressingJAXBSOAPメッセージ転送最適化機構 (MTOM) などを(一部は限定的に)サポート。
バージョン 7.0 (2008年9月)
Java 6.0。Java EE 5.0認定。
バージョン 8.0 (2011年6月)
Java 6.0。Java EE 6.0準拠。Javaバッチ。
バージョン 8.5 (2012年6月)
Java 7.0。軽量で高速起動可能な新しい環境Liberty Profile。アプリケーション・エディション管理機能。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]