UPシリーズ

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UP[読み疑問点]シリーズ』(Up Series)は、1964年英国グラナダ・テレビが制作したドキュメンタリー番組『seven up!』及びその派生シリーズである。

概要[編集]

映画監督マイケル・アプテッドが第1作目から制作に携わり、2作目以降はプロデューサー兼インタビュアーを担当している。

1964年に英国で放送された『seven up!』は、ロンドン周辺やリヴァプールなど、英国に住む7歳の子供たちを集めてインタビューし、7歳までの生育環境がどれだけ彼らの成長に影響を与えるかを、同様の質問を投げかけることで浮き彫りにし、階級格差がこの段階で固定化されてしまうことを立証しようとしたドキュメンタリー番組であった。

その後、同じ出演者に7年ごとに取材を繰り返すことで、彼らの人生がどれだけ幼少時の生育環境に影響されるか、テレビに出演し続けることが彼らの生き様にどのような影響を与えているか(観察者効果)などを探る[誰が?]上で、心理学社会学教育学など様々な見地から興味深い[誰にとって?]番組となっている。

制作者のアプテッドは、階級の固定化があることを予想していたが、現実にはそうはならず、何人かの労働者階級出身者はその後比較的豊かな中流階級の生活を送っている[1]。そして彼は、女性の社会進出に全く考えが及ばず、女児の出演者を多く取らなかったことを後悔していると語っている。

2005年には英国BBCで、新たな7歳の取材対象者たちを追うニューバージョンの制作が始まっている。

2005年に制作された『49UP!』は、日本では約3分の1に短縮されたバージョンがNHKから2006年秋に放映された。2012年に制作された『56UP!』は2013年にNHKで『7年ごとの記録「イギリス 56歳になりました」』として放送された。

各シリーズの完全版DVDは、日本では未発売である[2]

シリーズ一覧[編集]

  • seven up!
  • 7 Plus Seven
  • 21 UP
  • 28 UP
  • 35 UP
  • 42: Forty Two Up
  • 49 UP
  • 56 UP

脚注[編集]

  1. ^ とりわけ、養護施設に預けられていた少年たちの現在[いつ?]の幸せな生活ぶりが顕著な例である。
  2. ^ 輸入による入手が可能だが、日本語字幕吹き替えの付いたものは存在しない。

関連項目[編集]