UFC 28

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UFC 28: High Stakes
イベント詳細
シリーズ UFCPPV
主催 SEG
開催年月日 2000年11月17日
開催地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニュージャージー州アトランティックシティ
会場 トランプ・タージマハル・カジノ
開始時刻 午後10時(ET
試合数 全7試合
イベント時系列
UFC 27: Ultimate Bad Boyz UFC 28: High Stakes UFC 29: Defense of the Belts

UFC 28: High Stakes(ユーエフシー・トゥエンティエイト:ハイ・ステイクス)は、アメリカ合衆国総合格闘技団体「UFC」の大会の一つ。2000年11月17日ニュージャージー州アトランティックシティのトランプ・タージマハル・カジノで開催された。

ユニファイド・ルール[編集]

2000年9月にニュージャージー州のアスレチック・コミッションであるニュージャージー州アスレチック・コントロール・ボードが総合格闘技認可のための観察・検討をするために州内での総合格闘技大会開催を認可した。

州内で開催されたいくつかの総合格闘技大会を観察・検討した結果、ニュージャージー州アスレチック・コントロール・ボードは2001年4月に総合格闘技の統一ルール(通称”ユニファイド・ルール”)を制定した。

大会概要[編集]

メインイベントのUFC世界ヘビー級タイトルマッチでは、挑戦者ランディ・クートゥアが王者ケビン・ランデルマンを降し、自身通算2度目となるUFC世界ヘビー級王座を戴冠した。

第5試合のスーパーヘビー級の試合は、UFC史上で唯一のスーパーヘビー級(UFC 31で廃止)で行なわれた試合となった。

本大会は、SEG社がアメリカ合衆国で開催した最後の大会となった。

ジョシュ・バーネットアンドレイ・アルロフスキーレナート・ババルクリス・ライトルガン・マッギーがUFCに初出場した。

ルール改正[編集]

本大会からニュージャージー州アスレチック・コントロール・ボードが制定した統一ルール(通称”ユニファイド・ルール”)に従い以下のようにルールが変更された。

ダウンした相手の頭部への蹴りおよび膝蹴りの禁止、脊椎と首への肘打ちの禁止が導入され、シューズや道着などの着用が不可となり、また出場のための医学的な必要条件が厳格化され、出場選手への健康状態の厳しいチェックも行われるようになった。

加えて、本大会よりスーパーヘビー級(265ポンド超、120kg超、後にUFC 31で廃止)が設置された。

試合結果[編集]

プレリミナリィカード[編集]

第1試合 ライト級 5分2R
アメリカ合衆国の旗 ベン・イヤーウッド vs. アメリカ合衆国の旗 クリス・ライトル ×
2R終了 判定3-0
第2試合 ミドル級 5分2R
アメリカ合衆国の旗 マーク・ヒューズ vs. アメリカ合衆国の旗 アレックス・スティーブリング ×
2R終了 判定3-0

メインカード[編集]

第3試合 バンタム級 5分3R
アメリカ合衆国の旗 ジェンス・パルヴァー vs. アメリカ合衆国の旗 ジョン・ルイス ×
1R 0:15 KO(左フック)
第4試合 ヘビー級 5分3R
ベラルーシの旗 アンドレイ・アルロフスキー vs. アメリカ合衆国の旗 アーロン・ブリンク ×
1R 0:55 腕ひしぎ十字固め
第5試合 スーパーヘビー級 5分3R
アメリカ合衆国の旗 ジョシュ・バーネット vs. アメリカ合衆国の旗 ガン・マッギー ×
2R 4:34 TKO(レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
第6試合 ヘビー級 5分3R
ブラジルの旗 レナート・ババル vs. アメリカ合衆国の旗 モーリス・スミス ×
3R終了 判定2-0
第7試合 UFC世界ヘビー級タイトルマッチ 5分5R
アメリカ合衆国の旗 ランディ・クートゥア vs. アメリカ合衆国の旗 ケビン・ランデルマン ×
3R 4:13 TKO(レフェリーストップ:パウンド
※クートゥアが王座獲得に成功

関連項目[編集]

外部リンク[編集]