U4 (三洋電機)

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U4(ユーフォー)は、三洋電機ラジオカセットレコーダーのシリーズ名または製品番号である。1980年代はスマートな横長フォルムで「おしゃれなテレコU4」のキャッチコピーで知られ、ダックスフントのイラストが商品に描かれていた。

1999年に往来のモデルのスタイルを取り入れたMD-U4が発売され実質的にシリーズが復活。7年後の2006年にもDIGITAL U4が発売されたが生産終了となっている。 2008年現在も、同社ラジオカセットレコーダーの製品番号にU4-XXが用いられている。

歴代機種[編集]

MR-U4[編集]

1979年発売の初代U4。まだ他の三洋製ラジカセと同じ「MR-」の型番を名乗っている。その後MKII、MKIIIとモデルチェンジを続けていく。 当時の価格は43800円。 このラジカセのヒットにより小型でカラフルな「ファッションテレコ」という新たなジャンルが生まれる。初号機はヘッドホンジャックは大型ステレオジャックであったがカラフルな赤色ラジカセが主流となった頃からはステレオミニプラグに変更された。後に、ダブルカセットデッキ搭載の「ダブルU4」や、CD搭載の「U4CD」も登場した。

MD-U4[編集]

1996年に一時撤退したMDオーディオの再参入製品として1999年4月に発売。メーカー希望小売価格は5万円。MDデッキ(録再)とラジオチューナー・外部入出力端子(ステレオミニジャック・PC接続端子)のみ搭載させ、CDからMDへデジタル接続でダビングして楽しむといった従来のMDシステムの概念を覆した代物であった。

製品的には家電メーカー各社が発売していたオーディオカセットデッキに代わりMDデッキを装備した「MD/CDシステム」(カセットを加えたものはMD/CDラジカセ)と「ポータブルMDプレーヤー」の中間の位置づけであり、「MDシステム」としては非常に軽量・コンパクトで、アウトドアでも気軽に使えるように狙っていた。

外装違いの2モデルが発売され、MD-U4Rはオレンジ色でダックスフントを彷彿とさせる台形に近い形、MD-U4Tはシルバーと黒系色で往年のラジカセを意識した角張った長方形のデザインとなっている。

既にソニーコンポ「MDピクシー」やシャープのポータブルMD録再機のオプションとして実用化されていたPC接続キットを新たに発売し、シリアルポートで接続したWindows PCでMD-U4へのリモートコントロールやタイトル入力や、PCのサウンドカードと本体をステレオミニジャックで接続することで、CD-ROMドライブで再生した音楽CDをMDへアナログ音声となるがシンクロ録音する機能が搭載されている。

しかしながら、CDプレーヤーが搭載されなかった事で前述の通りCDからMDへ自己ダビング(コレクション)する事が出来ず、当初は生産量などの問題から価格がほかのMDラジカセより高価であった事から売れ行きは伸び悩み、後継機を発売することなく2001年までカタログ掲載されていた。次第に販売価格が値下がり、2001年以降は在庫品処分として希望小売価格の半額以下で売られた店もあった。

1999年のCMにはKONISHIKIWAGが出演。2000年発売の倉木麻衣のシングル「Secret of my heart」のPVにも登場している。

DIGITAL U4(MAJ-U4CT1)[編集]

2006年発売。カセットデッキとCDプレイヤー、SDカードスロットとUSB端子を搭載し、パソコンを使わずに機器の音源をSDメモリーカードUSBメモリMP3型式で録音できる。機能継承機種としてSDマイクロコンポDC-UR100が2008年に発売されていた。

影響[編集]

初代U4のヒットを受け、他の家電メーカ各社も同様のコンセプトのラジカセを売り出すこととなった。 当時の各社の愛称は次の通り。

  • 松下電器(現パナソニック):LOVE CALL(ラブコール)当初は同社のラジカセである「ステレオ・マック」を少し小さくし機能を減らしただけであったが、のちに赤などのカラフルな小型ラジカセになっていった。 カセットが3つ付いたダブルカセットならぬ「トリプルカセット」の機種なども販売していた。ただし、トリプルカセットは高価なのとトリプルデッキと倍速録音を駆使して海賊版テープ作成が一層楽に出来るためあまり販売期間は長くなかった。
  • 東芝:SUGAR(シュガー) CDラジカセ登場初期には「SUGAR CD」と言う愛称でCD搭載モデルもつくっていた。
  • 日立:PREDISCO(パディスコ) 70年代のラジカセから愛称を引き継いでいた。
  • その他ソニーシャープ(大型ラジカセのサーチャーとは別にQT-****というシリーズを作っていた)、ビクターなども特に愛称は無いものの販売していた。

外部リンク[編集]