Twitter議員

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Twitter議員(ツイッターぎいん)とは、ミニブログTwitter」を利用している議員のことである。日本では2009年度あたりからTwitterを利用する議員が出始め[1]、注目されている[2][3][4]。数は少ないが、行政府の首長などの議員ではない政治家にも同様の者が出現するようになってから、Twitter市長、Twitter知事、Twitter政治家などといった呼称も散見されるようになっている。

国内におけるTwitter議員拡大の背景[編集]

  • アメリカで2008年、バラク・オバマ陣営がTwitterを利用し大統領選挙に勝利をおさめたという話が国内で紹介されるようになった頃から、Twitterの政治分野での有効性に期待し、これを利用する現職の議員が現れるようになった。[5][6][7]。ただオバマ本人は後に、「ツイッターは一度もやったことがない」と発言している[8]

Twitterと議会中継[編集]

Twitterでは、その実況性から、会議やシンポジウム、勉強会などの模様を書き込み、中継を行うユーザも存在する。

政治の場においても、国会議員が審議のテレビを見ながら党首討論の模様を中継する試みが行われた[9]。なお、国会の議場や委員会室ではパソコン携帯電話の使用に制限があることから、議員が傍聴しながらTwitterへ書き込むことは行なわれていない[10]

Twitterと選挙[編集]

日本においては、選挙運動のために頒布することが可能な文書図画は公職選挙法第142条に列挙されているものだけであり、Twitterは文書図画ではあるがここに挙げられていないため、選挙運動にTwitterを用いることは認められないというのが現行の総務省の見解である。

逢坂誠二は2009年6月17日の自らのブログにおいて、Twitterと選挙について総務省に確認し、公職選挙法第142条第1項によりTwitterによる選挙運動はできないとの見解が示されたことを明らかにした上で、「選挙のネット活用は、もっと積極的であるべきだと感じますが、これまでの経過をみると法改正には、波が高いのかなぁ。」とTwitterの政治利用には、克服すべき問題があるとの見解を示している[11]。また藤末健三もTwitterを用いた選挙活動が法律に抵触するのかどうか、2009年7月13日に参議院に質問主意書を提出し、同様の答弁を得ている[12]

2009年7月20日日本経済新聞朝刊1面の記事で、「街頭演説を行うことをTwitterで発言するとすぐに反応がある」という藤末の事例が紹介され、Twitterが政治活動でも活用されはじめていることを一般に知らしめたが、あくまで公示前までであり、選挙への利用は出来ないとの見解もあらためて示されている[13]

各国議員の利用状況[編集]

北米[編集]

欧州[編集]

  • オランダのANPによると[14]、審議中に審議に参加している議員によるTwitterへの書き込みは行うべきではないという見解が、オランダ下院議長から出されている。
  • イギリスでは、地方議員200名以上のtwitter利用者を集約させたサービス[15]がある。

日本[編集]

日本国内では2009年、Twitterの利用者増と、「政権交代」が焦点とされた第45回衆議院議員総選挙が時期的に重なった背景から、Twitter議員に関心が向けられることとなった。

国会議員では2009年1月に高山智司衆議院議員が、地方議会議員では2007年7月に伊藤大貴横浜市会議員が利用をはじめたのを草分けとして、2009年11月には19人を超える国会議員と85人を超える地方議会議員・首長がTwitterを利用している。(なお、高山智司衆議院議員と思われていたURIは、現在ヒモづけされているURIではないことが確認された。特に政治家や有名人の場合は、Twitterによるなりすまし行為防止のため、本人確認の方法として[認証済みアカウント ベータ版]が用意されている。)

いくつかの議員ウェブサイトでもTwitterアカウントページへのリンクバナーが掲載されるなどしており、一定の認知を受けていると言える。

2009年12月には、自民党広報本部が2010年以降、同党すべての国会議員にTwitter使用を呼びかけると報道された[16]が、2010年1月の谷垣禎一自民党総裁(当時)の記者会見では「Twitterはよく分からないが、つぶやくのは好きではない」との趣旨の発言でTwitterの使用を否定する[17][18]など、足並みが乱れている。現在、ツイッターのアカウントを取得し、利用している。

2010年1月1日からは鳩山由紀夫内閣総理大臣(当時)がTwitterを始めている[19]が、これに対して加藤紘一が苦言を呈するといった話題も出ている[20]

脚注[編集]

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  1. ^ http://twitter.com/seiji_ohsaka/status/2402686516
  2. ^ http://ascii.jp/elem/000/000/428/428313/
  3. ^ http://twitter.com/seiji_ohsaka/status/2402607434
  4. ^ http://twitter.com/seiji_ohsaka/status/2402644166
  5. ^ http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20081106/1009471/
  6. ^ http://diamond.jp/series/beyond_valley/10004/
  7. ^ http://jp.techcrunch.com/archives/20080813barack-obama-overtakes-kevin-rose-on-twitter-mccain-is-nowhere-in-sight/
  8. ^ 「ツイッター一度も使ってない」 オバマ発言 日本でも衝撃”. J-CAST ニュース. 2009年11月17日閲覧。
  9. ^ 国会議員がTwitterで党首討論を実況”. excite news. 2009年7月1日閲覧。
  10. ^ 日本の政治とTwitter - 党首討論ライブ中継の逢坂誠二議員に聞く(前編)”. マイコミジャーナル. 2009年7月1日閲覧。
  11. ^ Twitterと選挙”. 衆議院議員 逢坂誠二の徒然日記. 2009年7月1日閲覧。
  12. ^ 質問主意書情報 参議院ホームページ
  13. ^ ネットで政治情報 加速2009年8月4日 読売新聞
  14. ^ 国会審議中にTwitter オランダの下院議長が議員叱責”. ITMedia. 2009年7月1日閲覧。
  15. ^ TweetyHall
  16. ^ 自民党、Twitterで巻き返し? 全国会議員へ利用呼びかけへ
  17. ^ 谷垣禎一総裁 定例記者会見 - 自由民主党公式サイト 2010年1月7日
  18. ^ 「私はつぶやかない」 自民・谷垣氏、反ツイッター宣言 - asahi.com 2010年1月7日
  19. ^ 元旦からビッグニュース!2010年1月1日 鳩山首相、Twitterを開始! - Twinavi 2010年1月1日
  20. ^ 「ツイッター、総理はやっちゃだめ」自民・加藤氏が苦言 - asahi.com 2010年1月5日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]