Template:Medical cases chart/doc

当テンプレートは、すべての疫病の発生(アウトブレイク、エピデミック、パンデミック)の症例数の推移について、{{Bar box}}をベースにした図表に対して、一貫性を保つために使用します。当テンプレートは、有効な日付または空白の期間について1日あたり最大5つまでの異なる症例分類を水平棒グラフの様式にして表示します。また、症例数の値を明示的に表したり、増分(相対的な変化率または絶対的な変化量)を表したりするため、グラフ部の横に2つの列が用意されています。さらに、長い年月に及ぶデータ行の操作を可視化するために洗練されたモード切替システムが採用されています。柔軟に運用できるように設計されていますが、図表の一部は標準化されています。当テンプレートは、記事ページで直接使用するのではなく、他のテンプレートにトランスクルード(参照読み込み)させて使用してください。機能の追加は、ノートページで提案するか、議論の余地がなく、互換性の問題もない場合にはコードを書き換えてください。

使い方[編集]

{{Medical cases chart
|float         = 図表を配置するページの側 (left|center|right|none)                            [オプション, デフォルト: right]

|barwidth      = 積み重ね棒領域の幅 (thin|medium|wide|auto)                                   [オプション, デフォルト: medium]
|numwidth      = 右2列の数字の最大幅 (AA または AAAA)←(n|t|m|w|x|d)                          [推奨, デフォルト: mm; 下記情報参照]
|rowheight     = 文字の高さに対する各棒の高さの倍数                                           [オプション, デフォルト: 1.6]

|pretitle      = タイトルの先頭に置くテキスト                                                 [オプション]
|disease       = 疾病の名称
|location      = 図表が示す疫病の発生場所
|location2     = 国/州/都道府県など発生場所の上位に置かれる広域地名                           [オプション]
|postposition2 = location2に対して付加する後置詞                                              [オプション]
|location3     = 連邦/国など発生場所の最上位に置かれる広域地名                                [オプション]
|postposition3 = location3に対して付加する後置詞                                              [オプション]
|posttitle     = タイトルの末尾に置くテキスト                                                 [オプション]
|outbreak      = {{navbar}}のリンクとなるべき疫病の発生事態の呼称                             [下記情報参照]

|recoveries    = 凡例中に「回復」を表示するか否か (yesno)                                     [オプション, デフォルト: yes]
|reclbl        = 第2症例分類に当てる代替ラベル名称                                            [オプション, デフォルト: 回復]
|altlbl1       = 第3症例分類に当てる代替ラベル名称(隠す)                                    [オプション, デフォルト: 現存症例]
|altlbl2       = 第4症例分類に当てる代替ラベル名称                                            [オプション]
|altlbl3       = 第5症例分類に当てる代替ラベル名称                                            [オプション]

|collapsible   = 行を折りたたむか否か(期間がduration指定の日数以下の場合はnoを強制) (yesno) [オプション, デフォルト: 'auto']
|duration      = 表示する図表の高さの初期値を左右する「最近N日間」の期間の長さ                [オプション, デフォルト: 15]
|nooverlap     = 最新の月のボタンが「最近N日間」のボタンと重複するのを防ぐか否か (yesno)      [オプション, デフォルト: no; 下記情報参照]

|right1        = 1列目データ列の見出し                                                        [オプション, デフォルト: 症例数]
|right1data    = 1列目の症例分類のオートフィル (1-5|alttot1-2)                                [オプション, デフォルト: 3]
|changetype1   = 症例数の増分を百分率(%)で計算するか絶対量(#)で計算するか (p|a)               [オプション, デフォルト: percent]
|right2        = 2列目データ列の見出し                                                        [オプション]
|right2data    = 2列目の症例分類のオートフィル (1-5|alttot1-2)                                [オプション, デフォルト: 1]
|changetype2   = 増分計算表示は百分率(%)か絶対量(#)か百分率のみか (p|a|o)                     [オプション, デフォルト: percent]
|changetype    = 前記のパラメータを1列目と2列目の増分列の両方にまとめて適用                   [オプション]

|datapage      = コモンズの表形式データページから症例数データを取得する場合に使用             [オプション; 英語版ノートの該当節およびモジュールを参照]
|data          = 各々の有効な日付または空いた間隔を記述するデータ行                           [推奨; データの構文を参照]

|caption       = 図表の下に付け加える説明文                                                   [推奨]
}}

特定の疫病発生図表を、表示するページに応じて異なる幅にしたい場合があるかもしれません。そのような場合には、barwidthパラメータを使用します。たとえば、|barwidth={{{barwidth|wide}}}と記述すると、テンプレートページ自体では図表を広幅で表示しますが、記事ページでこの引数を指定して当テンプレートを参照読み込みさせると、異なる幅で表示されます。

numwidthは、 none (幅無)、 thin (細幅)、 medium (中幅)、 wide (広幅)、 extra wide (特広幅)、 default (既定幅)の頭文字の一列で、データ列の各数字の最大幅を決定します。そのため、全体の幅を最小にしてもモバイルビューで数字が折り返されないような幅を選ぶ必要があります。2文字または4文字の文字列を指定すると、それぞれ1つまたは2つのデータ列が割り当てられます。たとえば、 |numwidth=mwは、right1の数値列を中幅に設定し、right1の増分列を広幅に設定します。|numwidth=mwntはそれぞれ、right1の数値列を中幅に、right1の増分列を広幅に、right2の数値列を幅無に、right2の増分列を細幅に設定します。

{{navbar}}リンクは次のような構成です:outbreakデータ/症例数の推移/図表/[[location3/]location2/]locationoutbreakdiseaseよりも記述的で、ページ名の衝突を回避します。ゆえに、たとえば、COVID-19の図表では|outbreak=COVID-19の流行となっています。

デフォルトでは、"最近N日間"のボタンで当月の日付から遡って最新のN日分のデータを表示するように切り替えられます。これは月ボタンの状態(アクティブか非アクティブか)にかかわらず動作します。実際には、カスタム折りたたみの制限があるため、ボタン切り替えの動作はステートレスです(予め2つの状態を想定して次善の策を講じてあります)。結局のところ、1つボタンをクリックすると日付にずれが生じるなど、直感的に理解できない切り替え動作が発生する可能性があります。nooverlapは、この問題に対する次善策で、最新の月のボタンを"最近N日間"ボタンとオーバーラップしないように強制します。その結果、通常は「M月D日-D日」という前月の一部分を呼び出すボタンが表示されます(Dはそのボタンが影響する月の最初の日と最後の日)。この件に関する追加情報は英語版ノートへ。

1列目に絶対変化量、2列目に相対変化量(百分率)を表示するには、以下のように設定します(AAは任意の2文字、#は表示させようとしている分類番号を表し、right1dataright2dataで同じになります)。

|numwidth=AAnw
|right1data=#
|changetype1=a
|right2data=#
|changetype2=o

データ[編集]

dataパラメータには、セミコロン;で区切られた異なるデータセットを含む一連の行を入力します。

|data=
日付;死者数;第2分類(回復者数);第3分類(合計またはaltlbl1);第4分類の値;第5分類の値;1列目の症例数;1列目の増分;2列目の症例数;2列目の増分;その他のパラメータ=値
日付;死者数;第2分類(回復者数);第3分類(合計またはaltlbl1);第4分類の値;第5分類の値;1列目の症例数;1列目の増分;2列目の症例数;2列目の増分;その他のパラメータ=値
...

値はすべてオプションで、空値は連続したセミコロン (;;) で表されます。日付を省略すると、(1日間の間隔を空けて)日付が自動補間されない限り、その行は空白の1日間として扱われます。これは、新規の症例報告がなかった場合の処理となります。分類の値を省略すると幅が0の積み重ね棒ができますが、データの報告がない日付を表現するには、すべての値を省略するか、行そのものを省略する方法が推奨されます。

第3分類の症例数の合計を表す式では、そこから死者数と回復者数が自動的に差し引かれます。同分類の数値を手動で計算したい場合(一般的には現存症例)は、alttot1を使用してください。同様の処理は、第5分類の症例数の合計を表す式とalttot2にも適用されます。

1列目の症例数1列目の増分2列目の症例数2列目の増分の値は、省略された場合、自動的に計算されます。1列目の値はright1が省略されるか|right1=症例数が設定された場合に自動的に計算され、2列目の値は|right2=死者数が設定された場合に自動的に計算されます。right1またはright2がその他の値に設定された場合も、right1dataおよびright2dataをそれぞれ1列目と2列目に表示させたい値の分類番号に設定(例:死者数については1、回復者数については2、合計については3に設定する等)することにより、両列の値は自動的に計算されます。1列目および2列目の増分は自動的に括弧で囲われて表示されます。

その他のパラメータ=値は、セミコロンで区切られた、以下に示す任意のパラメータとその値を表します。具体的な使い方は使用例を参照してください。

alttot1     = 現存症例(第3症例分類)の代替となる表記
alttot2     = 第5症例分類の数字の代替となる表記
firstright1 = 1列目の増分が該当なし (n.a.) か否か (yesno)
firstright2 = 2列目の増分が該当なし (n.a.) か否か (yesno)
enddate     = 自動補間で正常な切り替えの動作がしない場合に記入する空白期間の最後の日付 [図表データ行が空白期間で終了する場合には必須]
note0       = 注記テキストを日付列の直後に挿入可能(折り返しを避けるために最小限のスペースを使います)
note1       = note0と同様。1列目データ列の直後にのみ挿入可能
note2       = note1と同様。2列目データ列の直後にのみ挿入可能

使用例[編集]

{{Medical cases chart
|float=center
|numwidth=mw

|disease=Green Flu
|location=Savannah|location2=Georgia|location3=United States
|outbreak=2009 Green Flu outbreak

|recoveries=n

|data=
2009-04-13;;;42;;;42;firstright1=y
2009-04-14;;;356;;;356;+748%
2009-04-15;;;1503;;;1,503;+322%
2009-04-16;57;;5915;;;5,915;+294%
2009-04-17;2000;;9500;;;~9,500;+60.6%
}}
United StatesGeorgiaSavannahにおけるGreen Fluの症例数  (
)
     死亡        現存症例
日付
症例数
2009-04-13
42(n.a.)
2009-04-14
356(+748%)
2009-04-15
1,503(+322%)
2009-04-16
5,915(+294%)
2009-04-17
~9,500(+60.6%)
{{Medical cases chart
|barwidth=wide
|numwidth=mwwd
|rowheight=1.8

|pretitle=Approximate
|disease=Spanish Flu
|location=the World
|posttitle=(excluding Oceania)
|outbreak=1918-20 Spanish Flu pandemic

|altlbl1=Active confirmed
|altlbl2=Suspected
|altlbl3=Estimated

|collapsible=n

|right1=Confirmed cases
|right2=Including suspected and estimated cases

|data=
1918-03-10;2060-300;3000-800;6000;;;6000;firstright1=y
1918-07;12600;20000;40000;12000;;alttot2=(34000-15000-8700+40);40000;+500%;10500;firstright2=y
;12600;20000;40000;12000;;alttot2=(34000-15000-8700+40);40000;;10500
1919;100000;250000;;;1000000;;;1mi;+500k
}}
Approximatethe WorldにおけるSpanish Fluの症例数(excluding Oceania)  ()
     死亡        回復        Active confirmed        Suspected        Estimated
日付
Confirmed cases
Including suspected and estimated cases
1918-03-10
6000(n.a.)
1918-07
40000(+500%) 10500(n.a.)
40000(=) 10500(=)
1919
1mi(+500k)
{{Medical cases chart
|numwidth=tttt

|disease=Ebola
|location=Guinea-Bissau
|outbreak=2014 EVD epidemic

|altlbl1=hide
|altlbl2=Moderate cases
|altlbl3=Severe cases (hospitalized)

|duration=5
|nooverlap=y

|right1=# of severe cases
|right1data=alttot2
|right2=# of deaths
|changetype=a

|data=
2014-01-01;;;;;;alttot2=1;;+1
2014-01-15;1;;;;;alttot2=1;;=;;+1
<!-- no data reported -->
2014-01-20;2;;;1;;alttot2=1;;=;;+1
<!-- no data reported -->note0={{efn|On Jan 21<sup>st</sup>, there was a national blackout that forced the data to be reported on the next day.}}
2014-01-22;2;;;2;;alttot2=2;;+1;;=
;2;;;2;;alttot2=2
;2;1;;1;;alttot2=2
2014-02-05;3;1;;1;;alttot2=1
;3;2;;;;alttot2=1;enddate=2014-03-01
;3;2;;1;;alttot2=1
2014-03-30;3;4;;;;alttot2=0;note1={{efn|On Mar 30<sup>th</sup>, new cases were reported just before the press conference, thus they weren't included in the official count.}}
2014-03-31;3;4;;2;;alttot2=1;;+1
2014-04-01;3;5;;4;;alttot2=2
2014-04-02;5;6;;5;;alttot2=3;note2={{efn|The death of a foreigner at a border crossing medical tent is under dispute if it should be included in Guinea-Bissau's count.}}
;5;8;;3;;alttot2=3;enddate=2014-04-04

|caption={{notelist}}
}}
Guinea-BissauにおけるEbolaの症例数  ()
     死亡        回復        Moderate cases        Severe cases (hospitalized)
1月1月2月2月3月1日–30日3月1日–30日
最近5日間最近5日間
日付
# of severe cases
# of deaths
2014-01-01
1(+1)
2014-01-15
1(=) (+1)
2014-01-20
1(=) (+1)
2014-01-21[注釈 1]
2014-01-22
2(+1) (=)
2(=)
2(=)
2014-02-05
1(-1)
1(=)
1(=)
2014-03-30
0(-1)[注釈 2]
2014-03-31
1(+1)
2014-04-01
2(+1)
2014-04-02
3(+1) [注釈 3]
3(=)
  1. ^ On Jan 21st, there was a national blackout that forced the data to be reported on the next day.
  2. ^ On Mar 30th, new cases were reported just before the press conference, thus they weren't included in the official count.
  3. ^ The death of a foreigner at a border crossing medical tent is under dispute if it should be included in Guinea-Bissau's count.

応用例[編集]

{{COVID-19の流行データ/症例数の推移/図表/中国本土}}

{{Medical cases chart
|numwidth=mmmw

|disease=COVID-19
|location=中国本土
|outbreak=COVID-19の流行

|altlbl1=検査済
|altlbl2=臨床診断
|altlbl3=検査済または臨床診断

|right1=症例数<br />(臨床診断を除く)
|right2=症例数<br />(臨床診断を含む)

|data=
...

|caption=
<div class="center" style="width:90%; margin-left:auto; margin-right:auto;"><small>...</small></div>
...
}}

Template:COVID-19の流行データ/症例数の推移/図表/中国本土

脚注

  1. ^ 国家卫生健康委员会办公厅 (5 February 2020). 新型冠状病毒感染肺炎的诊疗方案(试行第五版) (PDF). 国家卫生健康委员会办公厅 (中国語(中国)). 2020年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ (PDF)。2020年2月5日閲覧
  2. ^ 2020年2月11日湖北省新型冠状病毒肺炎疫情情况 (中国語(中国)). 2020年2月20日閲覧
  3. ^ Woodyatt, Amy; Kottasová, Ivana; Griffiths, James; Regan, Helen. "China changed how it counts coronavirus cases again. Here's why". CNN (英語).
  4. ^ 湖北省武汉市新冠肺炎疫情数据订正情况 (中国語(中国)). 国家衛生健康委員会. 17 April 2020. 2020年4月17日閲覧