THE超人様

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THE超人様
ジャンル ギャグ漫画
漫画
作者 石原まこちん
出版社 集英社
掲載サイト 週プレNEWS
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2017年5月22日掲載分 -
巻数 既刊3巻(2019年6月17日現在)
その他 監修:ゆでたまご
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THE超人様』(ザ ちょうじんさま)は、石原まこちんによる日本漫画作品。集英社週刊プレイボーイ』運営のニュースサイト『週プレNEWS』内で2017年5月22日から連載。毎週金曜日配信。

概要[編集]

ゆでたまごの漫画『キン肉マン』に登場するカナディアンマン、スペシャルマン、プリプリマンを主人公としたスピンオフギャグ漫画[1]。『キン肉マン』本編で一向に活躍できない3人のマイナー超人がファミレスで雑談し続ける様子を描く。基本的に話はファミレス内で展開され、登場人物の大半はファミレスの客となっている。

元々は『週プレNEWS』内で連載中の『キン肉マン』完璧超人始祖編が2017年5月15日配信分で完結し、新シリーズ再開に向けて準備中の企画第1弾として同年5月22日、29日の2週にわたり掲載された読み切り漫画だったが、以降も連載扱いで『週プレNEWS』に掲載されている。

最初から『キン肉マン』休載期間用に描かれたものではなく、大の『キン肉マン』ファンである石原が2017年冬に昔世話になった『キン肉マンII世』初代担当であり『週プレNEWS』編集長の貝山弘一に本作のネームを見せたのが掲載のきっかけになっている[2][3]

石原によるとキン肉マンテリーマンロビンマスクなどの超人はリスペクトが強すぎて勝手に動かせないということで、「この辺りがいいかな」ということで本編で不遇なカナディアンマンとスペシャルマンのコンビと、本編で一瞬しか登場しなかったプリプリマンが選ばれた[1]。ファミレスにいて違和感がある完璧超人やアイドル超人も登場人物から外されている[4]

『キン肉マン』同様、読者の考えた超人を作品内のキャラクターとして登場させる企画「超人様募集」が初単行本化記念として行われた[4]

連載以前に、2015年に開催された『キン肉マン』のコンピレーション展「マッスル・ギャラリー」で石原によるコラボイラスト「THE キン肉マン様」が描かれている。『THE超人様』と同じ構成だが、こちらのメンバーはミスター・カーメン、ウォーズマン、ティーパックマンになっている[2]

登場人物[編集]

主要人物[編集]

カナディアンマン
怪力自慢のカナダ出身の超人。超人強度は100万パワー。好きなものはパンケーキonメープルシロップと、親分肌を気取っているときの自分。口が達者で必殺技はお国自慢。スペシャルマンとタッグチーム「ビッグ・ボンバーズ」を組んでいる。
同時期に連載の『キン肉マン』本編でカナディアンマンが再登場し、オメガ・ケンタウリの六鎗客の1人パイレートマンと闘ったため、それに合わせて本作でしばらく登場しない時期があった。また、本編でパイレートマンに惨殺されたが、ゆでたまごの厚意によりこちらでは生存している[5]
スペシャルマン
性格は温厚で控えめのアメリカ出身の超人。すぐ調子に乗るカナディアンマンのサポート役。超人強度は65万パワー。これといった必殺技はないが、プリ子には「やさしさがスペシャル」と評されている。作中のまとめサイト「キン肉マン瞬殺ランキング」の5位にランクインしており、瞬殺超人としてレオパルドンとキャノンボーラーにリスペクトされている。
プリプリマン
カメルーン出身の謎の超人。顔が尻のようになっている。超人強度は97万パワー[注 1]。本編で7人の悪魔超人の1人として一瞬だけ登場した[注 2]悪魔超人に属しながら友情に興味を持ち始めている。唯一の必殺技であるオナラ技(ホワイトホール)をキン肉マンにパクられたと主張している。瞬殺どころか勝負以前に消えた瞬滅超人としてレオパルドンとキャノンボーラーにリスペクトされている。
ベンキマンとは「出す側」と「受ける側」で一族的に関係があり、父親から超人宇宙タッグトーナメントにベンキマンと組んで出場しろと勧められていた[注 3]が、ベンキーヤ一族は出す側のプリプリ族をよく思っていなかったため実現しなかった。

その他の人物[編集]

シルバーリキ
本編では扉ページのみ登場の、自称どマイナー超人。カナディアンマンが自信を取り戻すために呼んだゲスト超人。しかし彼のキンケシはプレミアがついて買い取り価格35万円(ビッグ・ボンバーズは20円)だと判明し、カナディアンマンが自信を取り戻すことはなかった。
スカイマン
カナディアンマンたちとは別のグループのリーダー的存在。本編でのオメガ・ケンタウリの六鎗客との闘いに呼ばれず不服そうであり、気合いを入れてオーバーマスクをたくさん作っている。
タイルマン
スカイマンの仲間。週に3回ヘルパーボランティアをしており、入浴が苦手なお年寄りのために自分のタイルボディに富士山の絵を描き、「銭湯を思い出して落ち着く」と好評を得ている。
チエの輪マン
スカイマンの仲間。スペシャルマンのバイト先の友達でもある。数十年鍛え続けた結果、知恵の輪ボディが複雑になって解くのが数十倍難しくなったと豪語している。チエコという彼女がいる。
キューブマン
スカイマンの仲間。敵を混乱させるためにキューブボディを色から文字に変えており、面ごとに単語を作れたら完成できるようになっている。
キング・ザ・100トン
体重を1tから100tまで自在に調整できる超人。5人家族でプリプリマンが住んでいるアパートの上の部屋に引っ越してきて、足音で悩ませている。
イワオ
超人の日常をパパラッチしている怪人。ツイッターに超人の写真をアップしており、フォロワーは100万人いる。イワオを叩くと100万人のフォロワーが叩いた相手をネット上で総攻撃して、叩いた相手は炎上超人として人気がガタ落ちする(人はこれを「イワオバスター」と呼ぶ)。SNS上での情報操作に長け、たまにスペシャルマンに相談されたりする。また、30人以上の超人が所属する超人専門の芸能事務所を作っている。
ゲスで守銭奴でちょいワルな策士で、いかにも深夜のファミレスにいそうということで石原が気に入っているキャラクターでもある[4]

本作オリジナルキャラクター[編集]

プリ子
プリプリマンの彼女。プリプリマン同様顔が尻のようになっている。わがままなギャル風の女性で、プリプリマンを振り回している。セブ島が好き[6]
世界のベンキマン
宇宙超人タッグトーナメントでベンキマンとタッグが組めなかったプリプリマンが、世界をまわり訪ねたベンキマンたち。日本伝統のボットンベンキマン、トルコのベンキマン、仮設所のベンキマンが登場している。
タコ大帝の息子、タバコマンの息子
『キン肉マン』黄金のマスク編でモブとして登場した超人の息子たち。本編でオメガ・ケンタウリの六鎗客と闘っているウルフマンを応援しており、スニゲーター戦で死んだキン肉マンに自分の命をあげたウルフマンのように、今度は自分の命を役立てたいと思っている。なお、タコ大帝はファミレスの客として登場している。
スイスマン
カナディアンマンの従兄弟。永世中立超人であり、超人としてはドクター・ボンベ的な位置にいるという。必殺技はどんな仲違いも解消させる「スイスデリバレンス」。この技は2人の間に入って最低でも3秒間いないといけないので、本気でぶつかり合っている人たちには使えない。
ドクター・コボンベ
ドクター・ボンベの意志を継ぐ超人専門医。ボンベをリスペクトしている女医であり、暴漢に襲われているところをカナディアンマンに助けてもらう。幼い頃から両親にいい大学に行っていい職につけと言われ続け、目的もなく医者になったが、ある日病院の図書館でドクター・ボンベの医者魂が描かれた本(『キン肉マン』第21巻)に出会い、ドクター・コボンベとして生きる道を選んだ。
スペシャルパティ
スペシャルマンの妹。アイドル超人のルックスを持つ彼氏がいる。

書誌情報[編集]

第1話から第17話までのサブタイトルは1コマ目の背景のポスターに書かれているファミレスのメニュー名だったが、単行本化の際に内容に沿ったサブタイトルに変更されている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 本人によると、調子がいいときは100万あるという。
  2. ^ 本作では同じ7人の悪魔超人であるアトランティス、スプリングマンと一緒にファミレスに来店する場面もあれば、ブラックホール、ミスター・カーメンに存在を認識されていない場面もある。
  3. ^ コンビ名は「P&B(プリプリマン&ベンキマン)」。

出典[編集]

  1. ^ a b 「キン肉マン超人総選挙2017」結果発表イベントで語られた、深すぎる“超人愛”エピソードとは!?”. 週プレNEWS (2017年7月16日). 2019年9月23日閲覧。
  2. ^ a b まさかのスピンオフが実現! 『THE超人様』作者・石原まこちんが語る「田園調布、“キン肉マンの聖地”説」”. 週プレNEWS (2017年5月21日). 2019年9月23日閲覧。
  3. ^ 『THE超人様 1』集英社、2018年6月4日、9-10頁。ISBN 978-4-08-881553-4
  4. ^ a b c 『キン肉マン』『THE超人様』コミックスが同時発売! 作者対談で明かされた“超人募集”のレアな裏側とは!?”. 週プレNEWS (2018年6月4日). 2019年9月23日閲覧。
  5. ^ 『THE超人様 2』集英社、2018年12月4日、4頁。ISBN 978-4-08-881744-6
  6. ^ 『THE超人様 1』集英社、2018年6月4日、4頁。ISBN 978-4-08-881553-4
  7. ^ THE超人様 1/石原 まこちん”. 集英社. 2019年9月23日閲覧。
  8. ^ THE超人様 2/石原 まこちん”. 集英社. 2019年9月23日閲覧。
  9. ^ THE超人様 3/石原 まこちん”. 集英社. 2019年9月23日閲覧。

関連項目[編集]

  • THE3名様 - 石原の代表作。3人の若者がファミレスで雑談するという、本作と同じコンセプトのギャグ漫画。

外部リンク[編集]