T-STATION

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TステーションT-STATION)は、カルチュア・コンビニエンス・クラブの関連会社CCCローカル株式会社が専用端末を使って提供していた無料の地域・生活情報サービス。家庭内デジタルサイネージとして、天気、ニュース、チラシなど、生活に必要な情報をタイムリーに提供するとしていた。

T-STATION 家庭内デジタルサイネージ

概要[編集]

時刻、天気、災害、最新ニュースをはじめ、地域の生活・エンタメ情報を専用のデジタルサイネージ端末を介して提供していた。

2016年8月より、沖縄県那覇市を中心としたエリアで限定して、県内在住者を対象に2万世帯に配布を開始。端末はTカード保有者を対象とし、CCCローカル株式会社が無償で配布。端末の受け渡しはTSUTAYA店舗で行う。 2018年1月より、首都圏でも拡大を行う。ただし首都圏の場合は、東京ガスの契約者に限定して無料で提供する。

サービスは2018年6月30日をもって終了し[1]、CCCローカル株式会社は2018年12月1日をもってカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に合併して解散した[2]

特徴[編集]

  • 対象地域の希望者に無料で専用のデジタルサイネージ端末を提供。
  • 天気予報、雨雲レーダー、災害情報を無料で提供。
  • 家族で使えるカレンダー&スケジュールを提供。
  • ニュースやクーポン情報、CCCグループのチラシ情報などを提供。

端末[編集]

タッチパネル対応のT-STATION専用のタブレット機器。

  • CPU RK3126 Cortex A7 Cuad core 1.3GHx
  • メモリ 1GB
  • ストレージ機能 4GB
  • グラフィック機能 1024*600 IPS (7inch)
  • 対応無線規格 wifi802.11 b/g/n
  • 付属品として、専用のスタンドと電源ケーブルを用意(バッテリー非搭載)

※専用アプリケーション以外の利用は不可。このためメールやブラウジング機能は提供していない。

※サービス終了後は返却不要で、簡易的なブラウザ端末として利用可能。(2018年7月1日以降にアップデートを行ったときのみ)

対象地域[編集]

2016年10月より沖縄県那覇市を中心としたエリア(那覇市浦添市豊見城市西原町南風原町)で提供開始。 那覇市エリアを中心に2万世帯限定で提供。 2017年2月より新たに8エリア(宜野湾市沖縄市うるま市北谷町北中城村中城村糸満市与那原町)が追加。 2017年12月より沖縄県内全域に対象エリアを広げ、県内の指定のTSUTAYAで端末受取ができるようになった。 2018年1月からは首都圏(東京都神奈川県千葉県埼玉県茨城県栃木県群馬県)でも展開。ただし首都圏エリアは、東京ガス契約者に限定している。

なお、沖縄県でのサービスは2018年6月30日をもって終了することが2018年6月18日に運営会社よりアナウンスされた。

CM[編集]

2016年8月より沖縄県内でテレビCM、ラジオCMを展開していた。

その他[編集]

  • 沖縄県内のTSUTAYA店頭でデモ端末が閲覧できた。

脚注[編集]

  1. ^ 家庭内サイネージT-STATION × TOKYO GAS”. CCCローカル株式会社. 2018年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月7日閲覧。
  2. ^ CCCローカル株式会社の情報”. 国税庁法人番号公表サイト. 2019年2月7日閲覧。