SOLAKZADE

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SOLAKZADE(ソラックザーデ)は、日本の宝石店、眼鏡店。アンティークジュエリー、ヴィンテージアイウェア、そしてオリジナルの作品を取り扱っている。2005年、岡本龍允、岡本竜の兄弟によって設立された。東京・原宿にあるゴローズビルの1階と地下に店舗を有する。

概要[編集]

特色
設計者である岡本兄弟の思想が、店づくり全体に色濃く反映されている。実際に、例えば店舗の1階は、ナラの木の無垢材で作られた分厚い玄関扉によって、隙間なく完全に閉ざされた作りで、外界を拒絶するように外からは中をうかがい知ることは全くできない。それは、前テナントがガラス張りの扉をオープンで営業していたのと対照的な設計である。
アンティークジュエリー部門
ゴールド製、プラチナ製のアイテムのみを取り扱う[1]
およそ2000年前の古代ギリシャ古代ローマ時代のゴールドリングから、希少性の高い中世のゴールド、1800年代のフランスやロシアのゴールド。
そして1900年代初頭のアール・ヌーヴォーアール・デコ様式のジュエリー、フランスを中心に1930-50年代にかけて流行したタンクジュエリー、第二次大戦後に流行したオールドハリウッドスタイルのジュエリー。
ヴィンテージアイウェア部門
ヴィンテージアイウェアは、全てデッドストック未使用品のみを取り扱う。
1800年代初頭の米英のコインシルバー製のフレームから、1920年代-1960年代のアメリカン・オプティカル、タート・オプティカル、ボシュロムなどアメリカの眼鏡ブランド。1930年代-70年代のカール・ツァイス(独)、ローデンストック(独)などヨーロッパの光学系ブランド。1960年代-70年代のフラワームーブメント、ヒッピースタイル等のサングラス。1970年代-2000年代のシャネルカルティエクリスチャン・ディオールイヴ・サン=ローランジャン=ポール・ゴルチエなどヨーロッパのメゾンブランドのサングラス。1980年代-2000年代のカザールアラン・ミクリ、ルノアなどのアイウェアブランド。

歴史[編集]

2005年、大阪で岡本龍允と岡本竜の兄弟が、ヴィンテージアイウェアの予約制ショールームとして、SOLAKZADEをスタート。

2010年、国内外のアーティストのライブ衣装の製作を手がける。オリジナル部門の前身。

2012年7月、アイウェアブランド、セリマオプティーク本店(ソーホー (ニューヨーク))でトランクショー開催。

2012年7月、東京に完全に拠点を移し、東京・原宿のゴローズビル地下に店舗オープン。

2015年9月、ゴローズビル1階にも拡張オープン。アンティークジュエリーの取り扱いをスタート。

映画[編集]

国内外の映画において、ジュエリーとアイウェアのスタイリングの総監修を岡本兄弟が担当し、SOLAKZADEからの商品提供が行われている。


2018年3月公開のハリウッド映画『アウトサイダー (2018年の映画) (The Outsider 配給:Netflix)』では、主演のジャレッド・レト浅野忠信椎名桔平田中泯大森南朋をはじめ、全ての出演者のジュエリー、アイウェア、時計のスタイリング。

2018年3月公開の映画『北の桜守』では佐藤浩市のアイウェア。

2019年12月公開の映画『カツベン!』では主演の成田凌小日向文世のアイウェア、ジュエリーほか。

2020年2月公開の映画『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』では主演の大泉洋松重豊水川あさみ濱田岳のジュエリー、アイウェア。

顧客[編集]

フリーチャド・スミス(共にレッドホットチリペッパーズ)、ケイト・モスキム・カーダシアンカニエ・ウェストリタ・オラショーン・メンデスレオナルド・ディカプリオジャスティン・ビーバーセレーナ・ゴメスジョン・メイヤーなど、ハリウッドをはじめとする世界中の多くのセレブリティが同店の顧客として名を連ねる。日本の芸能界をはじめとする各界の著名人が、同店の常連客として訪れている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]