SL冬の湿原号

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SL冬の湿原号
重連運転するSL冬の湿原号
重連運転するSL冬の湿原号
運行事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
列車種別 普通列車
運行区間 釧路駅 - 標茶駅川湯温泉駅
経由線区 釧網本線
使用車両
(所属区所)
14系客車旭川運転所
スハシ44形客車(旭川運転所)
ヨ3500形貨車(旭川運転所)
C11形蒸気機関車(旭川運転所)
運行開始日 2000年1月8日
備考 2009年10月現在のデータ

SL冬の湿原号(エスエルふゆのしつげんごう)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が釧網本線釧路駅 - 標茶駅川湯温泉駅間にて2000年平成12年)1月8日から運行している、蒸気機関車牽引による臨時列車である。

運行概況[編集]

運行時期[編集]

2月を中心に1月から3月まで運行される。2013年(平成25年)は牽引機の1つであるC11 207の車輪トラブルのため、一部の日はディーゼル機関車牽引による「DL冬の湿原号」として運転される[1]

運行サービス[編集]

釧路湿原を縦断するため、タンチョウなどの野生動物に出会うことがあり、その際には列車を停止させることがある。観光列車であるため、車内アナウンスによるガイドや乗車記念品の車内販売も行われる。また、この時期、JR北海道は知床斜里駅 - 標茶駅間で臨時バス「ツインクルバス知床号」を運転し、SL冬の湿原号と同様、2月を中心に1月から3月までの期間、網走駅 - 知床斜里駅間を運行する観光列車「流氷ノロッコ号」からの乗り継ぎを実施している。

停車駅[編集]

釧路駅 - 東釧路駅 - 釧路湿原駅 - 塘路駅 - 茅沼駅 - 標茶駅

※川湯温泉駅まで運行する場合は、摩周駅にも停車する

使用車両[編集]

牽引機関車[編集]

JR北海道が動態保存するC11 171またはC11 207が牽引する。この2両で重連運転されることもある。川湯温泉駅に延長運転する場合、C11形の重連、またはC11形1両とDE15形補助機関車による運転となり、摩周駅で水と石炭の補給を行う。2001年(平成13年)1月21日に川湯温泉駅で開催されたイベント「北海道SLサミット」に合わせて、反向重連で運転されたこともある。

蒸気機関車の方向転換は釧路運輸車両所構内の転車台にて行われる。

牽引時は、整備担当の苗穂工場または所属機関区である旭川運転所から列車が運行されない時間帯にDLによる補助を受け、整備用のSL機器が搭載された貨車と整備員が同乗する客車を牽引し、2晩ないし3晩かけて有火状態で行われる。

動態保存の概略については国鉄C11形蒸気機関車#北海道旅客鉄道参照。

客車[編集]

牽引される客車の基本的な編成内容は以下のとおり。標茶・川湯温泉方が1号車。

2010年(平成22年)に運転開始10周年を迎えてからは、5号車としてスハフ14 507が増結されることもある[2]

前述の反向重連の運転の際には、ホッパ車ホキ800形)と有蓋車ワム80000形)がそれぞれ1両ずつ釧路方に増結された。


ギャラリー[編集]

参考文献[編集]

  • 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル別冊 年鑑2001日本の鉄道』p.28 - 29
  • 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル別冊 年鑑2002日本の鉄道』p.28 - 29

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “DL冬の湿原号”運転 - 『鉄道ファン交友社 railf.jp鉄道ニュース 2013年2月5日
  2. ^ 基本的に標茶まで運行時に限定され、川湯温泉への延長運転時は客車4両と車掌車2両での運行となる。機関車の牽引両数の問題・途中急勾配がある為の処置で、補機が連結される場合も客車は4両に制限される

外部リンク[編集]