SIREN2

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SIREN2
ジャンル アクション・アドベンチャー
ホラー
ステルス
対応機種 PlayStation 2
開発元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
人数 1人
メディア DVD-ROM1枚
発売日 香港の旗 中華民国の旗 2006年2月7日
日本の旗 2006年2月9日
オーストラリアの旗 ニュージーランドの旗 2006年7月7日
欧州連合の旗 2006年8月4日
対象年齢 CERO: 15歳以上対象
USK: 16+
PEGI: 16+
OFLC: MA15+
その他 堤監督による映画と同時公開
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SIREN2』(サイレン ツー)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)が開発したホラーゲームの『SIREN』の続編である。

概要[編集]

日本近海の孤島・夜見島(やみじま)を舞台にした3Dアクションホラーゲーム。前作に引き継いで視界ジャックがあり、屍人に加えて「屍霊」「闇霊」「闇人」が登場。

前作との違い[編集]

  • 新たな敵「屍霊」「闇霊」「闇人」の登場。
  • 屍人が前作と同様に登場するが存在する成り立ちが異なる。
  • 視界ジャックのバリエーション増加(他者の視界を借りた移動、過去の出来事を見取る過去視、幻視中の敵を操る感応視)。
  • 十字ボタン上下での客観ビュー、主観ビューの視点固定切り替え(前作では不可能だった主観ビューのみでの攻略が可能)。
  • シームレスなリストメニューの表示(移動しながらリストメニューを表示できる)。
  • リストメニューから武器の切り替えが一瞬で可能(これにより所持できる武器は2つだけとなった)。
  • 鍵を開けるなどリストメニューで行っていた行動のほとんどが、○ボタンのみでおこせるようになっている。
  • しゃがんだ状態からの走り移動。
  • 武器の種類増加(自動式拳銃短機関銃アサルトライフルなど、前作と比較すると強力な銃火器が登場。また、鈍器の種類も大幅に増加している)。
  • 武器を持たない状態でも攻撃できる(ただし、敵を倒せるのは永井・三沢・阿部のみ)。
  • 構えてから×ボタンを押す事で銃器を使用した打撃が可能。
  • 狙撃銃を構えてから十字ボタン上下で狙撃モードと通常モードの切り替えが可能。
  • 敵の落とした武器を拾える(場合によっては拾えない)。
  • 同行者も戦闘に参加し、無所持の場合は落ちている武器を拾う(拾えない武器もあり)。
  • 発煙筒、狩猟罠、ナットなど、その場で選択して使えるアイテムの所持(特定の人物のみ)。
  • 自動車を操作するシナリオの登場。
  • オプション設定の追加(ヒントのON/OFF、字幕のON/OFF、左右方向の首振りの調節など)。
  • 舞台のモデルとなった島は「軍艦島」とも呼ばれる、長崎県端島

難易度とヒントの増加[編集]

前作に比べヒントが増加し、難易度の選択が可能となっている。

  • 難易度をEASY・NORMAL・HARDの3種類から選択可能(初回開始時HARDは選択出来ないが、クリアすることで選択可能になる。また、メモリーカードに前作のクリアデータが保存されていれば、初回からHARDが表示され選択が可能)。
  • 序盤シナリオのチュートリアル表示。
  • 他シナリオの開放に必要な「必要行動」の取得方法をマップ画面上に表示。
  • 終了条件に繋がる小目標の増加と確認。
  • シナリオ開始前のヒント表示(ON/OFF可、OFF時でもスタートメニューから確認可能)。
  • マップ上の現在地表示(ON/OFF可)。
  • 敵接近時のアラートとコントローラーの振動(ON/OFF可)。

これらをオプション画面から変更すれば前作と同様のシステムでプレイが可能となる。

キャッチコピー[編集]

  • 逃げ場なんて、ないよ。(ゲーム)
  • 暗いところにかくれていれば、助かるとでも思ってたのかい?(雑誌)
  • 絶望のサイレンが、再び鳴り響く(チラシ)

あらすじ[編集]

日本近海に位置する離島、夜見島は、独自の因習を守る閉鎖的な島だったが、時代の趨勢に伴い建造物、移住者の増加など、急速な発展を遂げていった。

1976年8月3日。午前0時、原因不明の海底ケーブル切断による大停電、全島民失踪事件が発生する。それによって島は一夜にして無人島となった。

事件から29年後、2005年。島に伝わる因習を調べに来た雑誌編集者や輸送ヘリコプターのエンジントラブルで島に不時着した自衛官達、ある“少女”への想いから島に足を踏み入れた作家などが島を訪れる。

8月3日午前0時、突如不気味なサイレンが島に響き渡った。消えた人々が未知の存在・屍人、そして闇人へとすり替わる。生き残りを賭けた絶望的な戦いが始まる。

登場人物[編集]

※印のついている人物は操作できるキャラクターである。なお、登場人物の外見はすべて演者の外見をモデルに作成されている。

本編の登場人物[編集]

一樹守(いつき まもる) 男/20歳/雑誌編集者 ※
演 - 斎藤工
本作のメイン主人公。現代(2005年)の人間。1985年2月23日生まれ。「株式会社 超科学研究社」の社員(社員No.00001044)で超科研アトランティス編集部に所属。ミステリー科学雑誌「アトランティス」の見習い編集者。過去にガールフレンドを自殺未遂に追い込んだことがある。論理的な性格だが、困難に立ち向かう果敢な行動力を持つ。初めて記者として、29年前に起きた夜見島事件の記事を雑誌に掲載するチャンスを手に入れ、夜見島の事件に何か他の事件と違う奇妙な感覚を感じ取っていた。図らずも、乗り込んだ翔星丸が夜見島に到着しようとする際、その直感が正しい事を証明される。
異界に飛ばされた後、どこか真理めいたことを言う岸田百合と共に謎を解明しようとするが、その百合に利用され冥界の門を開けてしまう。しかし、そのことも含めて次第に絶望が怒りに替わり、怪異に立ち向かう姿勢が強固なものになっていく。特異点へ飛ばされた後、木船郁子と協力し母胎に立ち向かう。
岸田百合(きしだ ゆり) 女/18歳/無職
演 - 高橋真唯
現代(2005年)の人間。一樹が島で出会った謎の美少女。
その正体は、母胎の分裂体(主に"鳩"と呼ばれる)で、本物の岸田百合から名前(生前の肉体)と服を奪った。男性に冥府の門を開けさせることを目的としているため、冥府の門を江戸屍仁に開かせようとするが、逆に屍人化した江戸に襲われてしまう。そこを、何も知らない一樹守に救われ、今度は一樹を利用しようとする。江戸・一樹以外にも永井頼人に冥府の門を開けさせようとしたが、最終的に一樹を使って冥府の門を開けさせ、母胎に戻った。他の鳩より母胎に忠実な鳩である。
本物の百合は、2003年8月10日に消息を絶ち、現在も行方不明になっている。また、本物は眼鏡をかけており、全く似ていない。詳しくはアーカイブNo.012を参照。
木船郁子(きふね いくこ) 女/18歳/アルバイト ※
演 - 柳沢なな
現代(2005年)の人間。1986年11月26日生まれ。若くして第四級海上無線通信士の資格を持っており、夜見島付近の船着場で働いている女性。一樹守らの乗る翔星丸で船員として働いている最中、高波によって船が転覆し、怪異に巻き込まれることになる。
ブライトウィン号消失事件唯一の生き残りである木船倫子の娘。"鳩"の因子を受けて生まれたため、幼少の頃から強い精神感応を持つ。そのため、周囲から疎んじられた過去を持ち、他人との交わりを避けるように暮らしていた。屍人や闇人を操ることが出来る感応視の能力を持つ。
永井頼人(ながい よりと) 男/21歳/陸上自衛官士長) ※
演 - 蝦名清一
現代(2005年)の人間。1984年7月25日生まれ。自衛隊の物資輸送訓練中にヘリトラブルで夜見島に不時着した陸上自衛官。訓練成績は優秀だが、周りに流されやすい。
上官の三沢岳明と共に怪異の原因を探るが、三沢のことを快く思っていなかったこともあり、三沢の行動に疑問を抱き別行動を取る。後に矢倉市子に銃を突きつける三沢を射殺した。その後は殲滅に走り、闇人と化した沖田宏と闇人甲式となった三沢、堕慧児を殺す。しかし、最終的には、母胎が地上奪還を成就した(黒い太陽が輝き、闇人が蔓延し、人類は滅んでしまった)平行世界に堕とされ、二度と現世には戻れなくなり、発狂、錯乱し、闇人達に銃を乱射する結末を迎える。
三沢岳明(みさわ たけあき) 男/38歳/陸上自衛官(三等陸佐) ※
演 - ピエール瀧
現代(2005年)の人間。1967年11月9日生まれ。訓練中ヘリトラブルで夜見島に不時着した陸上自衛官で、永井頼人の上官。かなり偏屈な一面がある。アジア冬季競技大会バイアスロンで男子第一位の成績を残し、レンジャーの資格も持つ筋金入りの自衛官。狙撃が得意で、因んでおくと、今回の怪異に巻き込まれた自衛官のなかで唯一、照準眼鏡を装着した64式小銃戦闘防弾チョッキを装備している。
2年前、羽生蛇村の災害救助作業中に四方田春海を救出した際、異界の念に触れて以来、幻覚や悪夢に悩まされることになる。この為、精神高揚剤と思われる薬を服用している。勘が鋭く、いち早く岸田百合や矢倉市子の正体に気づくが、市子を尋問している最中に事情を誤解した永井に射殺されてしまう。後に闇人零式として復活し、阿部倉司を苦しめ、さらに闇人甲式となって永井と激突する。最後は永井に倒され、突如現れた堕慧児に吸収された。
他の闇人甲式は武器を扱えないが、三沢のみ弾数無限のMINIMI軽機関銃を使用する。
喜代田章子(きよた あきこ) 女/29歳/占い師
演 - 岬奈実
現代(2005年)の人間。1976年8月3日生まれ。「マドモアゼル・夢魅(Yumemi)」という名前の占い師で活動している女性。住所は東京都渋谷区神塚前1-29木吉ビル401号室。2005年7月30日に更新したばかりの普通一種のゴールド免許証を持っているが、本人曰くペーパードライバー
29年前に章子の母が夜見島付近で観覧船から転落した時、"鳩"の因子(元は加奈江であったモノ)に寄生され、それを受けて生まれたため、人や物の記憶を読み取る過去視の能力を持つ。同じ"鳩"である多河柳子と親しかった。ある日、柳子殺害に関して無罪を主張する阿部倉司が訪れ、怪訝に思いながらも真相究明のため阿部と一緒に夜見島へ向かったところで怪異に襲われる。過去視の能力によって加奈江の過去を知るごとに自分の中に眠る加奈江の意識が覚醒していき、サイレンが鳴ってから17時間41分後、完全に加奈江化してしまう。その時点で章子本人は死亡した模様で、加奈江として動き、母胎の元へ向かう。
阿部倉司(あべ そうじ) 男/24歳/フリーター
演 - 中村英司
現代(2005年)の人間。1981年6月24日生まれ。殺害された多河柳子と同棲していた為に殺人犯として指名手配された男。昔飼っていた犬が死んでしまうという過去を持つ。
粗暴な言動のせいで周囲との諍いが絶えないため、警察に殺人容疑者として追われていた。その時に柳子の友人である喜代田章子の元へ逃げ込み、章子に無実を証明してくれるよう頼む。怪異の中でも比較的マイペースを貫き、文句を言いながらも章子と共に柳子の死んだ原因を探っていた。章子や三上とのやり取りでは、面倒見の良い一面も見せる。最終的に章子と離れ、煙草の火の不始末から鉄塔を(意図したわけでなく)爆破したため、異界と現世を繋ぐ道がなくなり、因果律が崩壊した。
怪異の原因がない、つまり堕慧児や母胎がいない(それが元で生まれた章子や柳子の居ない)、平行世界にたどり着く。それを知った深い孤独の中で泣き尽くす彼にツカサのみが寄り添うのだった。
藤田茂(ふじた しげる 男/52歳/警官(巡査部長) ※
演 - 村上久勝
19年前(1986年)の人間。1933年12月3日生まれ。夜見島出身の警官で、厄介ごとに首を突っ込んでしまう性格の持ち主。その性格が災いし、無人のはずの夜見島に若い女性がいるという噂を聞いて単身夜見島へやって来る。そこで島内を巡回中に、怪異に巻き込まれる。「やんなっちゃうなぁ」が口癖。
階級は警部補だったが、1986年5月3日に窃盗犯を誤って逃がした(窃盗犯の「家族に会ってから出頭する」と言う言葉を聞き入れたが、二度と帰ってこなかった)ため、巡査部長に降格させられてしまった。家庭を顧みなかったために、愛していた妻と娘・朝子(あさこ)には疎まれてしまった。異界でブライトウィン号内にいた矢倉市子を保護し、市子と共に脱出を目指すが、模倣体としての意識が覚醒しかかっていた彼女によって殺されてしまう。その後屍人化し、さらに闇人零式となるが、木船郁子に「藤田茂銘の滅爻樹」を使われ滅される。
矢倉市子(やぐら いちこ) 女/14歳/中学生 ※
演 - 森林恵理奈
19年前(1986年)の人間。1972年5月10日生まれ。県立亀石野中学校2年4組の生徒(生徒番号 444番)で、夜見島沖で座礁したブライトウィン号で目を覚ます。船内で出会った藤田茂と共に異界からの脱出を目指す。
作中に登場する矢倉市子は本物ではなく、堕慧児が彼女をまねて作り出した模倣体。当初は不完全だったためか、模倣体としての自覚がないまま行動していたが、徐々に模倣体として覚醒。藤田を殺害した後、マシンガンを片手に持ち、闇人を次々に殺していきながら蜘蛛の糸の頂上を目指そうとするも、母胎により転落。最後は堕慧児に吸収された。
三上脩(みかみ しゅう)男/33歳(4歳)/作家 ※
演 - 中泉英雄 / 幼少期 - 大久保拓真
「切なく儚い奇跡を描く至高の恋愛小説!」がキャッチフレーズの幻想的な恋愛小説「人魚の涙」で一躍注目を浴びた盲目の人気作家1972年7月7日生まれ。記憶の奥底に残る「想い出の少女」への憧憬から、愛犬ツカサと共に夜見島に向かうが、途中乗り込んだ翔星丸が転覆してしまう。
幼くして母・三上弥生(みかみ やよい)を亡くし、考古学者の父・隆平と共に夜見島に移住する。加奈江の美しさと儚げな雰囲気に心惹かれ、一途に彼女を「お姉ちゃん」と呼んで慕っていた。島の人間達から逃げ延び、暁の下で加奈江の最期を看取るが、その影響で視力と記憶を無くす。そのため彼のみ他のキャラと違いTPS視点でなく、FPS視点固定でのプレイとなり、視界がぼやけて見えるようになっている(弱視用の眼鏡をかけていたようだが、翔星丸転覆の際に無くした模様)。
29年前の夜見島の島民消失事件唯一の生存者。異変後、現代の夜見島に行った他の人々とは違い、何故か29年前の夜見島にタイムスリップする。島の人間らに襲われ、辛くも逃げ延びるが、今度は赤い津波により異界に飛ばされる。そこで助けられた阿部倉司と共に行動していたが、遊園地にて幼少の頃、加奈江の歌ってくれた歌の聞こえる場所に向かい、冥府の門をくぐってしまう。そこで一樹守の身代わりとして母胎に吸収されるも、霊体となって喜代田章子や阿部を導く。最終的に母胎が倒されたため、三上自身の魂も解放され、加奈江の魂と共に赤い海で深き眠りについた。
ツカサ・オブ・ジルドール[Tsukasa of Jilldoll] 雌/1歳/犬
三上脩の愛犬であり盲導犬。視界ジャックが使えるようになってから三上はツカサの目を通して、きちんと物を見ることができる。ただし犬の視点ゆえ色彩が無くモノクロで見える。2004年3月3日生まれ。品種はシェパード
忠犬で、主人の三上がピンチの際は噛み付くなどの攻撃を行ってくれる。そして後に、蒼ノ久の廃材置き場で崩れてきた屋根から三上を庇い、姿を消す。霊体となってなお三上に心配されており、その後、彼の導きもあって三上を助けたために彼の匂いがついていた阿部倉司と出会い、最後は孤独感に打ちひしがれる阿部の心の支えになった。
加奈江(かなえ) 女/18歳/無職 ※
演 - 高橋真唯
29年前に島に流れ着いた謎の美少女。記憶を持たず出自も分からない為、“加奈江”の名を与えられて島で暮らすことになった。容姿は三上脩の母・弥生に似ている模様。日の光を恐れるなど不可解な言動で、島民達に疑惑の目を向けられていく。
彼女の正体は母胎が産み出した分裂体である。当初、脩を生贄にしようと行動していたが、最初に産み出されたために残っていた三上弥生の母性からそれを拒否していた。太田常雄率いる漁師達が蜂起した上に、"鳩"の意識が覚醒したことで三上隆平を殺害してしまう。襲い掛かる島民達から脩を守り抜いて逃がすも、その時の日光に身を曝してしまい、溶けていくように消滅したかに見えたが、彼女を構成していた闇霊("鳩"の因子)が喜代田章子に寄生し、章子の中に加奈江の意識が眠ることになる。その後、異界で覚醒した彼女は、母胎に取り込まれた脩の魂を救うため、特異点まで赴き母胎と対峙し、母胎にダメージを与えるため闇那其(あんなき)を使い自害(その際、章子の肉体も死亡)。この行動により、一樹達に勝機をもたらした。後に母胎が倒されたため、29年の長い時を経てようやく脩と結ばれ、脩と共に赤い海で深き眠りについた。
太田常雄(おおた つねお) 男/60歳/網元
演 - 諏訪部仁
29年前(1976年)の人間。夜見島一の網元で、多くの漁師を従える。穢れから夜見島の封印を守る太田家の人間であるため島の因習を代々守ってきている。
漁師を従えて加奈江を始末しようとするが、加奈江と三上脩が海に転落した直後の洪水で漁師共々異界に飛ばされてしまう。怪異の中、瀕死の状態で藤田茂と再会するが、目の前で絶命してしまい、屍霊に憑かれ屍人化する。藤田と矢倉市子を武器庫に追い詰めるが、模倣体として覚醒しかけた市子の微笑みを見て、恐怖し逃げ去る。後に闇人甲式化するも一樹に「太田常雄銘の滅爻樹」によって滅される。
太田ともえ(おおた ともえ) 女/24歳/無職
演 - 山田麻衣子
29年前(1976年)の人間。太田常雄の娘。プライドが高く、網元の娘であることを誇りに思っている。
父と共に、加奈江を始末しようとするが、加奈江と三上脩が海に転落した直後の洪水で父共々異界に飛ばされてしまう。「お父様にもらった大事な花の髪飾り」を道中で落としてしまい、探していた所を屍霊に襲われる。そして、その屍霊から逃げている途中で崖から転落してしまい、胴をアンテナに貫かれ死亡した。屍人化した後は、目抜き大切を片手に、ブライトウィン号や夜見島遊園地にと、加奈江と同じ顔(分裂体)の岸田百合をどこまでも追ってきた。闇人乙式化した後は髪飾りを持つ一樹守を、ブラントウィンや離島線4号基鉄塔まで追ってくる。最後は、敬愛する父を滅せられた後、一樹と木船郁子に「太田ともえ銘の滅爻樹」によって滅される。
闇人時の「都会ってどんなところかな」という発言から、 網元の娘として自覚を持ち余所者を嫌いつつも、本心では都会に憧れを抱いていた事が分かる。
三上隆平(みかみ りゅうへい) 男/40歳/考古学者
演 - 内野智
29年前(1976年)の人間。三上脩の父親。東京に住んでいたが、妻が亡くなったことを機に夜見島に移住する。容姿が妻に似ている少女を“加奈江”と名付け、夜見島に暮らさせた。
太田家が加奈江抹殺のため三上家に乗り込む直前(島民消失事件の直前)、"鳩"の意識が覚醒した加奈江によって刺殺されてしまう。タイムスリップしてきた大人の脩が太田常雄と出会った際、屍霊に憑かれて屍人化し、太田常雄を追って外へ飛び出す。後に闇人甲式化するが、喜代田章子によって「三上脩銘の滅爻樹」で滅せられる。
ちなみに、前作の『SIREN』に登場した竹内多聞の父親である竹内臣人とは友人関係であった。
多河柳子(たがわ りゅうこ) 女/18歳/飲食店従業員
演 - 高橋真唯
現代(2005年)の人間。阿部倉司の恋人。喜代田章子とは知己の間柄。以前から阿部と口論が絶えず、数日後には顔が潰れた変死体となって発見された。
ブライトウィン号消失事件唯一の生き残りである木船倫子の娘で、木船郁子とは生き別れた双子の姉妹であった。彼女も郁子と同じ"鳩"の因子を受けて生まれた。元々は双子である郁子に似た顔であったが、覚醒後は母胎と同じ顔となっている。人として生きることを選んだ彼女は阿部と共に暮らしていたが、母胎に見咎められ、岸田百合に殺された。
ちなみに「多河」という姓は、彼女の働く飲食店店長の名前から取ったものであり、偽名。
沖田宏(おきた ひろし) 男/31歳/陸上自衛官(二等陸曹
演 - 笠兼三
現代(2005年)の人間。永井頼人や三沢岳明と共に、ヘリに乗っていた自衛官。
ヘリの墜落時に永井を衝撃から庇ったために死亡。死後すぐに屍人化し、小銃で狙撃、軽トラで轢き殺そうとするなど永井や三沢、矢倉市子を苦しめる。その後、闇人零式となるが、永井によってTNTを口に入れられ滅される(島の出身ではないので滅爻樹は無く、この方法で滅せられた)。言動からも分かるように永井からは慕われていたようで、TNTで滅されるときは謝辞の言葉を永井から述べられていた。
江戸屍仁(えど しじん) 男/年齢不明/漁師
演 - 江戸清仁[1]
現代(2005年)の人間。作中で最初に出会う屍人。
岸田百合に誘われ、共に冥界の門を開こうとするが、途中で死亡してしまい、屍霊に憑かれ屍人化した。一樹守が百合と出会った際に襲うが、一樹によって倒される。

隠しシナリオの登場人物[編集]

須田恭也(すだ きょうや) 男/16歳/異界ジェノサイダー[2]
演 - 篠田光亮
『形見』以外の全てのシナリオをクリアすると出現するシナリオ『殲滅』で操作できる前作の主人公。2年前(2003年)の人間だが、年齢は変化がない。
2年前、持ち前の好奇心旺盛さから羽生蛇村で起きた一連の事件に巻き込まれ、怪異の世界に飲み込まれて現実世界から姿を消した。そのため、羽生蛇村で起きた事件の後、現実世界では行方不明者扱いとなっていた。現在の彼は、人間以外の異形が住まう異界を破壊する定めを背負わされており、本作では闇人を消滅させるため夜見島に召喚される。全てを終わらせ神代美耶子を村から連れ出すと言う約束を果たすため、前作で羽生蛇村の屍人を全滅させた後、異界をさまよい続けている[3]
操作できるキャラクターの中では最強キャラで、神代の血を継いでいるためにどんなに闇人に攻撃されようが死なない(不死身)。特に焔薙(日本刀)の攻撃は正面からの攻撃を無力化する闇人甲式や乙式でさえ、正面からでも倒すことができる。また、宇理炎を使うことも可能で、「煉獄の炎」・「鉄の火」の二種類の攻撃ができる。ただし、背中に背負っている2丁の猟銃は使用することが出来ない。
彼のみの固有アイテムとして、他の人物が持っていないポータブルオーディオプレーヤーを持っており、これによりBGMを前作のエンディングで須田が聴いていた曲「THE BUSTER!」に変えることが出来る。
一藤二孝(いちふじ にたか) 男/39歳/陸上自衛官(一等陸佐) ※
演 - 藤沢孝史[4]
HARDモードですべてのシナリオをクリアすると出現するシナリオ『形見』で操作できる陸上自衛官で、現代(2005年)の人間。永井頼人や三沢岳明、沖田宏の上官(部隊長)でヘリ墜落の際に死亡し、屍人となった。部下の自衛隊員と行動中、屍人の鍋島揉子と出会い、恋に落ちる。しかし復活した闇人達が突如として屍人達を襲い始め、闇人により揉子を奪い去られた一藤は、部下と共に揉子の救出に向かう。必死の救出劇の末、揉子と再会を果たすが…。
動きが人間キャラクターに比べてとても緩慢で、しかもライトの電池が切れ掛かっている。
鍋島揉子(なべじま もみこ) 女/37歳/職業不明
演 - 渡邉智美[5]
『形見』の登場人物で29年前(1976年)の人間。夜見島で一藤二孝と運命の出会いをし、恋に落ちる。途中で闇人に捕まり、攫われるが…。
その正体は夜見島小中学校(矢倉市子のステージ)に出現する、アイロンを持った屍人。

外伝「ブライトウィン号の怪」の登場人物[編集]

矢倉市子(やぐら いちこ) 女/14歳/中学生
第一話・第三話の主人公。木船倫子の親友。自身が所属する中学校のテニス部が県大会に出場し、見事準優勝。8月2日の夜、大会の帰りにブライトウィン号に乗る直前、謎の女性に「その船に乗ってはいけない」と忠告されるが乗船し、船ごと怪異に巻き込まれてしまう。
ここで登場するのは本物の矢倉市子。普段は大人しい性格である。親友の倫子を助けるために奮闘するが、倫子を逃がす際に海へ転落し死亡した。
中島一郎(なかじま いちろう) 男/14歳(33歳)/中学生(飲食店従業員)
演 - 山部学[6]
第二話の主人公。両親が離婚した経験から、人との距離を置くようにしていたが、木船倫子と付き合い始め、とうとう一線を越えた末に倫子を妊娠させてしまった。
倫子を愛している気持ちに偽りは無かったようで、最期に倫子を命懸けで助け出したが、分裂体に取り込まれた。しかし、分裂体に取り込まれてもなお自我は消滅しておらず、分裂体から倫子を引き離した後、分裂体ともに海に落ちて消滅した。
ちなみに、阿部倉司が飛ばされた世界では怪異に巻き込まれずに済んだのだが、後年に恋人の倫子に殺されてしまった。
木船倫子(きふね のりこ) 女/当時14歳(33歳)/中学生(無職)
演 - 堀川直美[6]
第四話の主人公。矢倉市子の親友。教師や男子にも物怖じせぬしっかり者で、テニス部ではマネージャーを務めていた。中島一郎との不純異性交遊により、14歳にして妊娠する。
ブライトウィン号消失事件唯一の生存者として新聞に報じられた。後に双子の姉妹を産み、「柳子」「郁子」と名付けた。中学卒業後に上京するが、生活苦のため柳子しか引き取れず、結果として2人を引き離してしまった。自身の元から柳子が失踪した後、彼女の行方を訪ねる手紙を郁子に送っており、2人を引き離したことを後悔していると綴っている。
ちなみに、阿部倉司が飛ばされた世界では怪異に巻き込まれずに済んだのだが、後年に恋人の中島を殺してしまう。
二人の女性
海から引き揚げられた二人の女性。死体だと思われていたが…。
正体は母胎の分裂体である。引き揚げられる前、片方(以下「鳩1」)が堕慧児の影響を受けたために暴走し、強い殻を作るため船内の人間を次々と取り込んでいく。人間の影響を受けたもう片方(以下「鳩2」)はそれを阻止するため船内で出会った矢倉市子に協力を求めた。鳩1は最終的に消滅するが、彼女を構成していた闇霊("鳩"の因子)が木船倫子の胎内の子に寄生した。鳩2は時空を移動し、乗船前の市子に忠告をすることになる。

登場する敵[編集]

屍霊(しりょう)
光の洪水に伴い、虚無の世界へ逃げ遅れ光の届かない海底に留まり肉体を失った古代先住者の成れの果て。祖は闇霊と同様。
現実世界に存在し、死体を探して寄生し屍人となる為、昔から島民の間では"穢れ"として忌み嫌われていた。姿は黒い霧状で障害物を擦抜け襲い掛る。
屍人(しびと)
人間の死体に屍霊が取り憑いた存在。一時的に倒したとしても再び屍霊が取り憑き、半永久的に復活する。辛うじて武器を扱えるが知性は低い。
闇人と比べ屍霊自体の特性と死体をシェルター代わりにしている為、光に対し耐性がある。
前作に登場した屍人とは別の存在であり、今作では変異屍人(特定の能力に特化した姿に変形した屍人)は登場しない。前作の屍人に比べると知性の低さに加えて動きも緩慢であり、武器攻撃以外に噛み付きも行うなど、一般的なゾンビゲームに登場するゾンビに近い存在となっている。また、倒されるとうずくまるのではなくその場に倒れる。
闇霊(やみれい)
光の洪水に伴い、虚無の世界へ逃げ形を失った地上の古代先住者。祖は屍霊と同様。復活後の母胎から分裂する様に産まれる。
光を避ける為、黒い布を巻いているが、光に対し極端に弱く耐性が無い為、懐中電灯や街灯の光ですら浴び続けてしまえば消滅する。
実態がある様に見えるが、人間とは全く異なった身体構造となっている。
闇人(やみびと)
闇霊が弱点である光に耐性をつけるため、人の死体(殻)に取り憑いたもの。倒しても近くに闇霊がいるか、時間がたつと復活、再生する。人間の言葉を話し、複雑な道具を扱うことも可能。一方で噛み付きによる攻撃も行う。屍人よりも知能や戦闘能力は高いが、あからさまに疑わしい発言をする(「助けに来ましたよ」「もう大丈夫ですよ」など)。最初は人型の状態だが、後に戦闘に特化した異形の形態に変化する。前作と同じように、独自の言葉である屍人文字ならぬ闇人文字を用いる。
唯一、滅爻樹のみが闇人を滅せられる。ただし、上記のように爆発物などで体をバラバラにすることにより闇人が復活できなくなった場合は滅したことになり、沖田はこの方法で永井によって葬られた。また、須田恭也が持っている神器「宇理炎」や古刀「焔薙」の一撃によっても滅すことが可能である。
闇人零式
初期状態の闇人。原型を留めており、生前の記憶や性格を色濃く残している。光源のない闇の中でも活動可能な視力を持つ反面、強い光を浴びると悶絶してしまうのが弱点。鈍器や銃器などを使って攻撃してくる、撃退しても一定時間後に蘇生する等、屍人と似た特徴も持つ。
闇人甲式
男性の闇人が変化した姿。下半身が巨大な顔に変化し、そこから生えた四本足で節足動物のように歩行する。武器を所持している為に攻撃力が高く、周囲に黒い霧を発生させる為、近づくと視界を奪われてしまう。正面からの攻撃を無力化するが、背後からの攻撃を受けた際や、光を浴びて悶絶している時はダメージを受ける。また、無警戒状態に限り、正面に攻撃すると大ダメージを与える事が出来る。
闇人乙式
女性の闇人が変化した姿。 頭部が人間や零式の数倍に巨大化し、腕は鳥の脚のように細く変異し、犬の様に四つん這いで素早く行動する。甲式同様、攻撃力が高く、正面からの攻撃が効かないが、やはり光に弱い。
29年前の島民達
島を守る為、網元である太田常雄の命で加奈江狩りに集まった漁師達。太田に対する漁師達の信頼は厚くその決意は固い。三上脩、加奈江など特定のシナリオに登場。
堕慧児(おとしご)
母胎を真似、海底で屍霊達が集まり融合した存在。夜見島の伝承に残る“海の底に潜りし者”。19年前、溺死した矢倉市子の死体から形を成し、巨大な頭部に無数の手足を持つ怪物となっており、口部から屍霊を排出する。
母胎に対し愛憎入り混じった感情を抱いており、目的である母胎の元へ還る為、29年前に海底ケーブルを切断、19年前にブライトウィン号座礁事件(ブライトウィン号の怪)などの様々な事件を引き起こしている。
模倣体(もほうたい)
母胎の分裂体を倣し、堕慧児が産み出した存在。分裂体と比べ、屍霊が元になっている為、光に対し耐性がある。
堕慧児としての自我は乏しく、覚醒までに時間を有している。完全な覚醒後は堕慧児同様母胎への帰還を目的として行動。劣化種故の凶悪な性質を持つ。
耐久力が高く、例え倒れても即座に復活する。シナリオ『狂笑』終了条件2、クレーンでの移動後に倒す事が可能。倒す事で手にしていた刀「潮凪」を後のシナリオで木船郁子が使用する。
母胎(ぼたい)
夜見島の伝承に残る「光の洪水」により“地の裏側に逃れし者”、すなわち闇霊たちが永久に近い時間を経てひとつになった姿。そのため白い(何も着ていない)闇霊を生み出す事が出来る。歪な人魚のような姿で、薄桃色のに覆われている。地上に似た異世界「虚無の世界」を作り、そこから現世に自身の分裂体を飛ばして「現世に帰る」という望みを果たそうとしている。
霊力は凄まじいものであり、29年前の夜見島のレプリカ(のようなもの)を作り出した。最初のサイレンの音と共に起こった津波で、それぞれの時代の夜見島から飛ばされたため別々の時代の人間が会うことが出来た。その世界にいた人にはそこにいたモノが忽然と消えたように見えたので、これが島民消失事件の真相。三上脩の母親(三上弥生)の水死体が「虚無の世界」に流れ着き、現世に「人間」というものが存在することを知り、これに憑依する(闇人となる)ことで光から身を守りながら現世に戻れると確信し、三上脩の母親を基にした存在として自身の分裂体を作り出し、生贄の男を連れて冥府の門を開けさせることを目的とする。母胎はその男を吸収することでこの世に現れることが出来る。
一樹守が門を開けたので、彼が取り込まれるはずだったが、三上脩が身代わりになる。蜘蛛糸の上空、三上を取り込む際に、特異点で加奈江の闇那其を受けてしまったことが敗因となり、一樹と木船によって倒される。
分裂体(ぶんれつたい)
母胎が現世から生贄の人間をつれてくるために産み出した分身。作中では主に"鳩"と呼ばれる。一見すると人間の女性なのだが、闇霊で構成されているため日の光に弱く長時間浴び続けると溶けてしまう。分裂体には母胎から直接産み出されるもの("覚醒鳩")と、"覚醒鳩"を構成していた闇霊("鳩"の因子)が妊婦の子供に寄生することによって生まれるもの("未覚醒鳩")がある。"覚醒鳩"はみな母胎と同じ顔(三上弥生の顔)をしており、"未覚醒鳩"も覚醒すると母胎と同じ顔になる。作中に登場する"覚醒鳩"は加奈江と岸田百合の二人で外伝「ブライトウィン号の怪」にも二人登場している。木船郁子・喜代田章子・多河柳子は"未覚醒鳩"にあたる。

キーワード[編集]

闇那其(あんなき)
世界が創造される以前にいたという「唯一無二の存在」。詳細な経緯は明かされていないが、『SIREN』の世界ではこの闇那其の死によって世界が誕生したとされる。容姿、性質共に不明だがこの闇那其の死に際して飛び散った“身”の破片がそれぞれ闇霊とその集合体である母胎、屍霊とその集合体である堕慧児の源になった。また前作『SIREN』の最終の敵・堕辰子もこの闇那其の身から生まれたという。闇那其の骸は現在異界の大樹「滅爻樹」の根に融合しており、残った爪、牙、骨といった部位が後に“闇那其・痕”と呼ばれて母胎との最終決戦に貢献する事となる。名前の由来はシュメール神話の神々の一群・アヌンナキ
滅爻樹(めっこうじゅ)
闇人を滅せられる道具。これは夜見島に伝わる聖なる木の枝で、闇人を滅した枝は小さな木に成長する。現世において既に枯れてしまったためか木は存在しないが、子供が生まれると太田家当主が四鳴山に枝を拾いに行きそれに銘をつける。基本的に銘は関係していない。冥界の赤い海から巨大な滅爻樹が生えている。

スタッフ[編集]

  • ディレクター 外山圭一郎
  • シナリオ 佐藤直子
  • 音楽 蓜島邦明

脚注[編集]

  1. ^ 前作でも最初に出会う屍人である石田徹雄を演じている。
  2. ^ メニュー画面での職業名は前作と同じ高校生。
  3. ^ 美耶子は既に生贄にされ死亡していることを目撃はしたが、存在することは未だ信じている模様。
  4. ^ SIREN』シリーズプロデューサー。
  5. ^ 本作のアシスタントプロデューサー。
  6. ^ a b アーカイブNo.078内で登場。演者は『SIREN』シリーズの制作スタッフ。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • SIREN2 MANIACS サイレン2公式完全解析本 2007年4月26日 ホビージャパン ISBN 978-4894255319 - 開発チームの完全監修。

外部リンク[編集]