SIREN2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
SIREN2
ジャンル アクション・アドベンチャー
ホラー
ステルス
対応機種 PlayStation 2
開発元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
人数 1人
メディア DVD-ROM1枚
発売日 香港の旗 台湾の旗 2006年2月7日
日本の旗 2006年2月9日
オーストラリアの旗 ニュージーランドの旗 2006年7月7日
欧州連合の旗 2006年8月4日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
USK: 16+
PEGI: 16+
OFLC: MA15+
その他 堤監督による映画と同時公開
テンプレートを表示

SIREN2』(サイレン ツー)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)が開発したホラーゲームの『SIREN』の続編である。

概要[編集]

日本近海の孤島・夜見島(やみじま)を舞台にした3Dアクションホラーゲーム。前作『SIREN』から約2年後の世界が舞台となる。基本的なゲーム性や「視界ジャック」などのシステムは本作にも引き継がれているほか、新たな敵やアクションなども追加されている(詳細は後述)。

また、ゲーム発売に伴い、映画『サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜』(以下、映画版)の公開や、漫画『サイレン 〜ETERNAL SIREN〜』(以下、漫画版)の短期集中連載などのメディア展開も行われた。いずれの作品も基本的な設定や世界観は本作のものをベースにしているものの、具体的な物語の内容は作品によって異なる。各作品の舞台となる場所も、本作が夜島であることに対し、映画版は夜島、漫画版は夜島と、それぞれ違う名前が設定されている。

前作との違い[編集]

  • 新たな敵「屍霊」「闇霊」「闇人」の登場。
  • 屍人が前作と同様に登場するが存在する成り立ちが異なる。
  • 視界ジャック(幻視)のバリエーション増加(幻視しながらの移動(三上)、過去の出来事を見取る過去視(喜代田)、幻視中の敵を操る感応視(郁子))。
  • 十字ボタン上下での客観ビュー、主観ビューの視点固定切り替え(前作では不可能だった主観ビューのみでの攻略が可能)。
  • シームレスなリストメニューの表示(移動しながらリストメニューを表示できる)。
  • リストメニューから武器の切り替えが一瞬で可能(これにより所持できる武器は2つだけとなった)。
  • 鍵を開けるなどリストメニューで行っていた行動のほとんどが、○ボタンのみでおこせるようになっている。
  • しゃがんだ状態からの走り移動。
  • 武器の種類増加(自動式拳銃短機関銃アサルトライフルなど、前作と比較すると強力な銃火器が登場。また、鈍器の種類も大幅に増加している)。
  • 武器を持たない状態でも攻撃できる(ただし、敵を倒せるのは永井・三沢・阿部のみで、他の人物は両腕で突き飛ばすだけとなっている)。
  • 構えてから×ボタンを押す事で銃器を使用した打撃が可能。
  • 狙撃銃を構えてから十字ボタン上下で狙撃モードと通常モードの切り替えが可能。
  • 敵の落とした武器を拾える(女性はライフルを使用出来ないなど、場合によっては拾えない)。
  • 同行者も戦闘に参加し、武器無所持の場合は落ちている武器を拾う(拾えない武器もあり)。同行者は銃弾を無限に持つ。
  • 発煙筒、狩猟罠、ナットなど、その場で選択して使えるアイテムの所持(特定の人物のみ)。
  • 敵味方共に部位によってダメージが変化する。手足ではダメージ半減。頭部では三倍にまでダメージが増える。手を攻撃されると武器を落とす事がある。
  • 自動車を操作するシナリオの登場。
  • オプション設定の追加(ヒントのON/OFF、字幕のON/OFF、左右方向の首振りの調節など)。
  • 終了条件が選択制となった(前作ではゲーム内の行動で変化)。
  • 時間のループを扱っていた前作に対し、今回の終了条件はそれぞれが平行世界として扱われ、全てのシナリオの終了条件2を経た先にある世界がエンディングとなる。
  • トライアル(前作のタイムアタック)に特定の条件で取れる称号がつき、やりこみ要素が増えた。
  • 舞台のモデルとなった島は「軍艦島」とも呼ばれる、長崎県端島

難易度とヒントの増加[編集]

前作に比べヒントが増加し、難易度の選択が可能となっている。

  • 難易度をEASY・NORMAL・HARDの3種類から選択可能(初回開始時HARDは選択出来ないが、クリアすることで選択可能になる。また、メモリーカードに前作のクリアデータが保存されていれば、初回からHARDが表示され選択が可能)。
  • 序盤シナリオのチュートリアル表示。
  • 他シナリオの開放に必要な「必要行動」の取得方法をマップ画面上に表示。
  • 終了条件に繋がる小目標の増加と確認。
  • シナリオ開始前のヒント表示(ON/OFF可、OFF時でもスタートメニューから確認可能)。
  • マップ上の現在地表示(ON/OFF可)。
  • 敵接近時のアラートとコントローラーの振動(ON/OFF可)。

これらをオプション画面から変更すれば前作と同様のシステムでプレイが可能となる。

キャッチコピー[編集]

  • 逃げ場なんて、ないよ。(ゲーム)
  • 暗いところにかくれていれば、助かるとでも思ってたのかい?(雑誌)
  • 絶望のサイレンが、再び鳴り響く(チラシ)

あらすじ[編集]

日本近海に位置する離島、夜見島は、独自の因習を守る閉鎖的な島だったが、時代の趨勢に伴い建造物、移住者の増加など、急速な発展を遂げていった。

1976年8月3日。午前0時、原因不明の海底ケーブル切断による大停電、全島民失踪事件が発生する。それによって島は一夜にして無人島となった。

事件から29年後、2005年。島に伝わる因習を調べに来た雑誌編集者や、輸送ヘリコプターのエンジントラブルで島に不時着した自衛官達、ある“少女”への想いから島に足を踏み入れた作家などが夜見島に集う。

8月3日午前0時、突如不気味なサイレンが島に響き渡った。消えた人々が未知の存在・屍人、そして闇人へとすり替わる。過去と今が交錯し、残された人々の生き残りを賭けた絶望的な戦いが始まる。

登場人物[編集]

※印のついている人物は操作できるキャラクターである。なお、登場人物の外見はすべて演者の外見をモデルに作成されている。

本編の登場人物[編集]

一樹守(いつき まもる) 男/20歳/雑誌編集者 ※
演 - 斎藤工
メイン主人公の一人。現代(2005年)の人間。1985年2月23日生まれ。「株式会社 超科学研究社」の社員(社員No.00001044)で超科研アトランティス編集部に所属。ミステリー科学雑誌「アトランティス」の見習い編集者。
過去にガールフレンドである池田麻衣を自殺未遂に追い込んだことがある。論理的な性格だが、困難に立ち向かう果敢な行動力を持つ。眼鏡を掛けているが視力が低い描写は無く、物語中盤に紛失して以降も問題無く行動している。
初めて記者として、29年前に起きた夜見島事件の記事を雑誌に掲載するチャンスを手に入れ、夜見島の事件に何か他の事件と違う奇妙な感覚を感じ取っていた。
図らずも、乗り込んだ翔星丸が夜見島に到着しようとする際、その直感が正しいことが証明された。
異界に飛ばされた後、どこか真理めいたことを言う岸田百合と共に謎を解明しようとするが、彼女に利用され冥界の門を開けてしまう。しかし、そのことも含めて次第に絶望が怒りに替わり、怪異に立ち向かう姿勢が強固なものになっていく。永井頼人や木船郁子と共に異界と現世を繋ぐ離島線4号基鉄塔を登っていくが、母胎によって特異点へと飛ばされる。そして特異点にて、加奈江と化した喜代田章子の援護を得て、木船と協力し母胎を倒した。最後は木船と共に現実世界に帰還する。
岸田百合(きしだ ゆり) 女/18歳/無職
演 - 高橋真唯
物語前半のヒロイン。現代(2005年)の人間。一樹が島で出会った謎の美少女。
その正体は、母胎の分裂体(主に"鳩"と呼ばれる)で、本物の岸田百合を拉致・監禁して名前と服を奪った。
男性に冥府の門を開けさせることを目的としているため、冥府の門を江戸屍仁に開かせようとするが、逆に屍人化した江戸に襲われてしまう。そこを、何も知らない一樹守に救われ、今度は一樹を利用しようとする。
江戸・一樹以外にも永井頼人に冥府の門を開けさせようとしたが、最終的に一樹を使って冥府の門を開けさせ、母胎に戻った。他の鳩より母胎に忠実な鳩である。
多河柳子を撲殺した真犯人でもあるが、母胎の命令とはいえ気乗りはしていなかったようで、彼女と会った時に幸せに暮らしていることを喜びつつも「命令には逆らえない」と告げ、殺す前に彼女に何度も謝っていた。
本物の百合は、2003年8月10日に消息を絶ち、現在も行方不明になっている。また、本物は眼鏡をかけており、全く似ていない。詳しくはアーカイブNo.012を参照。
母胎に帰還した後、闇霊を産み落としながら鉄塔の頂上を目指すも、阿部によって鉄塔を爆破され、地上奪還の悲願が叶わなくなった上に、特異点にて一樹と木船に倒される。
木船郁子(きふね いくこ) 女/18歳/アルバイト ※
演 - 柳沢なな
物語後半のヒロイン。現代(2005年)の人間。1986年11月26日生まれ。若くして第四級海上無線通信士の資格を持っており、夜見島付近の船着場で働いている女性。
一樹守らの乗る翔星丸で船員として働いている最中、高波によって船が転覆し、怪異に巻き込まれることになる。
ブライトウィン号消失事件唯一の生き残りである木船倫子の娘。"鳩"の因子を受けて生まれたため、幼少の頃から強い精神感応を持つ。そのため、周囲から疎んじられた過去を持ち、他人との交わりを避けるように暮らしていた。
屍人や闇人を操ることが出来る感応視の能力を使用可能。冥府で一樹が母胎に取り込まれそうになった際に感応視で阻止し、共にその場を逃れる。しかしその力を知った一樹に化け物のように見られていると察し、彼の元を去った。
その後は忌み嫌っていた自分の力こそが事態を打破出来ると考え、鉄塔に向かう。途中、足を踏み外して転落しかけたが一樹に助けられ、悪態を吐きながらも彼との間に信頼が芽生える。
最後は一樹と共に母胎を倒し、現実世界に帰還した。だが帰還した際朝日を眩しがるように手で顔を覆っており、鳩として覚醒していることが示唆されている。
永井頼人(ながい よりと) 男/21歳/陸上自衛官士長) ※
演 - 蝦名清一
メイン主人公の一人。現代(2005年)の人間。1984年7月25日生まれ。自衛隊の物資輸送訓練中にヘリトラブルで夜見島に不時着した陸上自衛官。訓練成績は優秀だが、周りに流されやすい。
上官の三沢岳明と共に怪異の原因を探るが、三沢のことを快く思っていなかったこともあり、その行動に疑問を抱く。三沢が岸田百合に銃を突きつけた事で抑えていた感情が爆発し、決別。以後は別行動を取るが、人類の敵である岸田百合と矢倉市子を助けたり、市子を尋問する三沢を射殺したりと、良かれと思って取った行動がいずれも裏目に出てしまう。更には、保護した市子が豹変する瞬間を目の当たりにし、彼女を正気に戻そうと奮闘するも失敗して逃げられる。
その後はブライトウィンド号内で合流した一樹と共に異界と現世を繋ぐ夜見島の鉄塔を登ろうとするも、道中で闇人甲式と化していた太田常雄に突き落とされてしまう。
地上に落ちた永井は顔に迷彩を施すと闇人達に特攻し、周囲の闇霊と闇人を殲滅した後に闇人と化した沖田宏をもTNTを用いて滅する。更にその直後に現れた、闇人甲式となった三沢と、島に上陸した堕慧児を倒すことにも成功する。
しかし最終的には、母胎が地上奪還を成就した(黒い太陽が輝き、闇人が蔓延し、人類は滅んでしまった)平行世界に堕とされ、「どうあがいても絶望」な状況に発狂、闇人達に向けて銃を乱射するという結末を迎える。
三沢岳明(みさわ たけあき) 男/38歳/陸上自衛官(三等陸佐) ※
演 - ピエール瀧
現代(2005年)の人間。1967年11月9日生まれ。訓練中ヘリトラブルで夜見島に不時着した陸上自衛官で、永井頼人の上官。スキンヘッド。かなり偏屈な一面がある。アジア冬季競技大会バイアスロンで男子第一位の成績を残し、レンジャーの資格も持つ筋金入りの自衛官。狙撃が得意で、怪異に巻き込まれた自衛官のなかで唯一、照準眼鏡を装着した64式小銃戦闘防弾チョッキを装備している。
2年前、羽生蛇村の災害救助作業中に四方田春海を救出した際、異界の念に触れて以来、幻覚や悪夢に悩まされることになる(作中では屍人化した春海に襲われると言う悪夢を見るシーンがある)。このため、精神高揚剤と思われる薬を服用している。
勘が鋭く、いち早く岸田百合や矢倉市子の正体に気づくが、それを知らない永井にいずれも妨害され、最期は市子を尋問している最中に事情を誤解した永井に射殺されてしまう。後に闇人零式として復活し、阿部倉司を苦しめ、さらに闇人甲式となって永井と激突する。
最期は永井に倒された直後、突如現れた堕慧児に捕食・吸収された。
喜代田章子(きよた あきこ) 女/29歳/占い師
演 - 岬奈実
現代(2005年)の人間。1976年8月3日生まれ。「マドモアゼル・夢魅(Yumemi)」という名前の占い師で活動している女性。住所は東京都渋谷区神塚前1-29木吉ビル401号室。2005年7月30日に更新したばかりの普通一種のゴールド免許証を持っているが、本人曰くペーパードライバー。物語の途中で誕生日を迎える。
29年前に章子の母が夜見島付近で観覧船から転落した時、"鳩"の因子(元は加奈江であったモノ)に寄生され、それを受けて生まれたため、人や物の記憶を読み取る過去視の能力を持つ。同じ"鳩"である多河柳子と親しかった。
ある日、柳子殺害に関して無罪を主張する阿部倉司が訪れ、怪訝に思いながらも真相究明のため阿部と一緒に夜見島へ向かったところで怪異に襲われる。
過去視の能力によって加奈江の過去を知るごとに自分の中に眠る加奈江の意識が覚醒していき、サイレンが鳴ってから17時間41分後、完全に加奈江化してしまう。
その時点で章子本人の意識は消滅した模様で、加奈江として動き、母胎の元へ向かう。
阿部倉司(あべ そうじ) 男/24歳/フリーター
演 - 中村英司
メイン主人公の一人。現代(2005年)の人間。1981年6月24日生まれ。殺害された多河柳子と同棲していたために殺人犯として指名手配された男。昔飼っていた犬が死んでしまうという過去を持つ。
粗暴な言動のせいで周囲との諍いが絶えないため、警察に殺人容疑者として追われていた。その時に柳子の友人である喜代田章子の元へ逃げ込み、章子に無実を証明してくれるよう頼む。
怪異の中でも比較的マイペースを貫き、文句を言いながらも章子と共に柳子の死んだ原因を探っていた。章子や三上とのやり取りでは面倒見の良い一面も見せ、怪異の最中に誕生日を迎えた章子に歌[1]とプレゼントを贈ると言った一面も。
章子が加奈江になりつつあった事で、仮眠を取っている最中に彼女とはぐれてしまう。その後は三上の霊やツカサと遭遇しながらも島を彷徨っていたが、煙草の火の不始末から鉄塔を(意図したわけでなく)爆破したことで異界と現世を繋ぐ道がなくなり、因果律を崩壊させた。
それにより、怪異の原因である堕慧児や母胎が最初から存在せず、それが元で生まれた(少なくとも阿部が知っている)章子や柳子も居らず、自分の殺人容疑も消滅した平行世界にたどり着く。それを知った深い孤独の中で泣き尽くす彼にツカサのみが寄り添うのだった。
藤田茂(ふじた しげる) 男/52歳/警官(巡査部長) ※
演 - 村上久勝
19年前(1986年)の人間。1933年12月3日生まれ。夜見島出身の警官で、厄介ごとに首を突っ込んでしまう性格の持ち主。
その性格が災いし、無人のはずの夜見島に若い女性がいるという噂を聞いて単身夜見島へやって来る。そこで島内を巡回中に、怪異に巻き込まれる。「やんなっちゃうなぁ」が口癖。
階級は警部補だったが、1986年5月3日に窃盗犯を誤って逃がした(窃盗犯の「家族に会ってから出頭する」と言う言葉を聞き入れたが、二度と帰ってこなかった)ため、巡査部長に降格させられてしまう。
そして、それまで仕事ばかりで家庭を顧みなかったことで、愛していた妻と娘・朝子(あさこ)に疎まれていたため、降格させられた際に愛想を尽かされてしまった。
異界でブライトウィン号内にいた矢倉市子を保護し、共に異界からの脱出を目指すが、模倣体としての意識が覚醒しかかっていた彼女によって殺されてしまう。
その後は屍人化し、さらに闇人零式となるが、木船郁子に「藤田茂銘の滅爻樹」を使われ滅される。
矢倉市子(やぐら いちこ) 女/14歳/中学生 ※
演 - 森林恵理奈
19年前(1986年)の人間。1972年5月10日生まれ。県立亀石野中学校2年4組の生徒(生徒番号 444番)で、セーラー服を着た少女。夜見島沖で座礁したブライトウィン号で目を覚ますが、自分の置かれた状況に関する記憶を失っていた。船内で出会った藤田茂と共に異界からの脱出を目指す。
実は人間ではなく、堕慧児が本物の矢倉市子を真似て作り出した模倣体で、当初は不完全だったためか模倣体としての自覚がないまま「矢倉市子」として行動していたが、徐々に模倣体としての覚醒が進む。
一時的に模倣体の意識が覚醒した際に藤田を殺害。直後に市子の意識に戻るが、その手で藤田を殺した事実と、自分の死の瞬間を思い出してパニックに陥る。
その後は藤田の返り血に塗れた姿で、意識の混濁に抗いながら屍人や闇人から逃げ回っていたが、崩谷の団地にて闇人乙型に襲われた際に再び覚醒。闇人から奪ったマシンガンで闇人を倒して回るようになる。この時点では生前に倫子とのペアで買ったブレスレットを探しまわったりと市子の意識を僅かに残していたものの、やがて完全に堕慧児の意識に支配され、模倣体としての覚醒を果たす。
完全な覚醒後はツインテールだった髪が解け、太田家から持ち出した日本刀(潮凪)を手に、闇人を次々に倒しながら鉄塔の頂上を目指す。道中で一樹と木船に襲い掛かるも、母胎の攻撃を受けて転落。顔の形を維持出来なくなる程のダメージを負ったまま潮降浜に辿り着き、三沢を倒した永井の前で力尽きる。その後の描写はゲーム中には無いが、最期は堕慧児に吸収されている。
三上脩(みかみ しゅう) 男/33歳/作家 ※
三上脩(子供時代) 男/4歳/幼児 ※
演 - 中泉英雄 / 幼少期 - 大久保拓真
現代(2005年)の人間。「切なく儚い奇跡を描く至高の恋愛小説!」がキャッチフレーズの幻想的な恋愛小説「人魚の涙」で一躍注目を浴びた盲目の人気作家。
重度の弱視のため、彼のみ他のキャラと違いTPS視点でなく、FPS視点固定でのプレイとなり、視界がぼやけて見えるようになっている(普段は弱視用の眼鏡をかけているが、翔星丸転覆の際に無くした模様)。1972年7月7日生まれ。
29年前に幼くして母・三上弥生(みかみ やよい)を亡くし、考古学者の父・隆平と共に夜見島に移住。その後、父が保護・同居することとなった加奈江の美しさと儚げな雰囲気に心惹かれ、一途に彼女を「お姉ちゃん」と呼んで慕っていた。
加奈江を怪しんで殺害すべく蜂起した島の人間達から逃げ延び、暁の下で加奈江の最期を看取るが、その影響で視力と記憶を無くす。また、この際に起こった島民消失事件の唯一の生存者となる。
記憶の奥底に残る「想い出の少女」への憧憬から、愛犬ツカサと共に夜見島に向かうが、途中乗り込んだ翔星丸が転覆し、異変に巻き込まれる。現代の夜見島に行った他の人々とは違い、何故か29年前の夜見島にタイムスリップする。
島の人間らに襲われ、辛くも逃げ延びるが、今度は赤い津波により異界に飛ばされる。そこで助けられた阿部倉司と共に行動していたが、遊園地にて幼少の頃、加奈江の歌ってくれた歌の聞こえる場所に向かい、冥府の門をくぐってしまう。
そこで一樹守の身代わりとして母胎に吸収されるも、霊体となって喜代田章子や阿部倉司を導く。最終的に母胎が倒されたため、三上自身の魂も解放され、加奈江の魂と共に赤い海で深き眠りについた。
ツカサ・オブ・ジルドール[Tsukasa of Jilldoll] 雌/1歳/犬
三上脩の愛犬であり盲導犬。視界ジャックが使えるようになってから三上はツカサの目を通して、きちんと物を見ることができる。ただし犬の視点ゆえ色彩が無くモノクロで見える。2004年3月3日生まれ。品種はシェパード血統書付き。
忠犬で、主人の三上がピンチの際は噛み付くなどの攻撃を行ってくれる。そして後に、蒼ノ久の廃材置き場で崩れてきた屋根から三上を庇い、姿を消す。
三上には霊体となってもなお心配されており、その後、彼の導きもあって三上を助けたために彼の匂いがついていた阿部倉司と出会う。最後は阿部と同じく平行世界に飛ばされ、孤独感に打ちひしがれる阿部の心の支えになった。
加奈江(かなえ) 女/18歳/無職 ※
演 - 高橋真唯
29年前(1976年)の人間。夜見島に流れ着いた謎の美少女。記憶を持たず出自も分からないため、“加奈江”の名を与えられて島で暮らすことになった。
容姿は三上脩の母・弥生に似ている模様。日の光を恐れるなど不可解な言動を取り、そのことで島民達に疑惑の目を向けられていく。
彼女の正体は母胎が産み出した分裂体である。当初、脩を生贄にしようと行動していたが、最初に産み出されたために残っていた三上弥生の母性からそれを拒否していた。
太田常雄率いる漁師達が蜂起した上に、"鳩"の意識が覚醒したことで三上隆平を殺害してしまった後、襲い掛かる島民達から脩を守り抜いて逃がすも、その時の日光に身を曝してしまい、溶けていくように消滅したかに見えたが、彼女を構成していた闇霊("鳩"の因子)が喜代田章子に寄生し、章子の中に加奈江の意識が眠ることになる。
その後、異界で覚醒した彼女は、母胎に取り込まれた脩の魂を救うため、特異点まで赴き母胎と対峙し、母胎にダメージを与えるため闇那其(あんなき)を使い自害(その際、章子の肉体も死亡)。この行動により、一樹達に勝機をもたらした。後に母胎が倒されたため、29年の長い時を経てようやく脩と結ばれ、脩と共に赤い海で深き眠りについた。
太田常雄(おおた つねお) 男/60歳/網元
演 - 諏訪部仁
29年前(1976年)の人間。左目に眼帯を着けている。夜見島一の網元で、多くの漁師を従える。戦時中に入手したと思われる26年式拳銃を隠し持っており、屍人化後に使用した。穢れから夜見島の封印を守る太田家の人間であるため島の因習を代々守ってきている。
漁師を従えて加奈江を始末しようとするが、加奈江と三上脩が海に転落した直後の津波で漁師共々異界に飛ばされてしまう。怪異の中、瀕死の状態で藤田茂と再会するが、藤田の目の前で絶命、屍霊に憑かれ屍人化する。
藤田と矢倉市子を武器庫に追い詰めるが、模倣体として覚醒しかけた市子の微笑みを見て、恐怖し逃げ去る。後に闇人甲式化するも一樹に「太田常雄銘の滅爻樹」によって滅される。
ちなみに、作中の登場人物の中では最年長である上に、下駄を履いているにも関わらず、生前・屍人時共に足が速く、動きも機敏である。
敵としての登場回数はかなり多く、名前が判明している人物の中では唯一、生前から敵として登場する。本作では彼と娘のともえ、沖田宏が物語の序盤から終盤まで敵として何度も立ちはだかる。
太田ともえ(おおた ともえ) 女/24歳/無職
演 - 山田麻衣子
29年前(1976年)の人間。太田常雄の娘。プライドが高く、網元の娘であることを誇りに思っている。
父と共に加奈江を始末しようとするが、加奈江と三上脩が海に転落した直後の津波で父共々異界に飛ばされてしまう。「お父様にもらった大事な花の髪飾り」を道中で落としてしまい、探していた所を屍霊に襲われる。
そして、その屍霊から逃げている途中で崖から転落してしまい、胴をアンテナに貫かれ絶命・屍人化する。屍人となってからも目抜き大切を片手に、ブライトウィン号や夜見島遊園と、加奈江と同じ顔(分裂体)の岸田百合をどこまでも追ってきた。
闇人乙式化した後は髪飾りを持つ一樹守を、ブラントウィン号や鉄塔まで追ってくる。最後は、敬愛する父を滅せられた後、一樹と木船郁子に「太田ともえ銘の滅爻樹」によって滅される。
闇人時の「都会ってどんなところかな」という発言から、 網元の娘として自覚を持ち余所者を嫌いつつも、本心では都会に憧れを抱いていた事が分かる。
なお、屍人化してからはなんとも恐ろしい顔になるが、これは加奈江を追い込んた時の鬼気迫る顔のまま死亡し、屍人・闇人化してしまったことによる。ちなみに、生前から闇人になるまでずっと赤い下駄を履いていた。
太田常雄や沖田宏と並び、敵としての登場回数がかなり多く、特定の人物をどこまでも追跡してくる点や復活が早い点、中ボス的存在である点等は前作の恩田姉妹を彷彿とさせる。
多河柳子(たがわ りゅうこ) 女/18歳/飲食店従業員
演 - 高橋真唯
現代(2005年)の人間。阿部倉司の恋人。喜代田章子とは知己の間柄。以前から阿部と口論が絶えず、数日後には顔が潰れた変死体となって発見された。
ブライトウィン号消失事件唯一の生き残りである木船倫子の娘で、木船郁子とは生き別れた双子の姉妹であり、彼女も郁子と同じ"鳩"の因子を受けて生まれた。
元々は双子である郁子に似た顔であったが、覚醒して母胎と同じ顔になってしまったことで家族の元から出奔。太陽の光で消滅しかかっていたところを阿部に救われ、"鳩"としての役割を放棄して彼と一緒に暮らしていくことを決意する。
阿部との仲は順調だったが、使命を忘れて人として暮らしていることを母胎に見咎められ、母胎から遣わされた同じ"鳩"である岸田百合によって撲殺された。
阿部が飛ばされた平行世界には(少なくとも鳩としては)存在せず、その世界に移動すると同時に彼の持っていた写真からも姿を消してしまう。
ちなみに「多河」という姓は、彼女の働く飲食店店長の名前から取ったものであり、偽名。
三上隆平(みかみ りゅうへい) 男/40歳/考古学者
演 - 内野智
29年前(1976年)の人間。三上脩の父親。東京に住んでいたが、妻が亡くなったことを機に夜見島に移住する。容姿が妻に似ている少女を“加奈江”と名付け、夜見島に住まわせた。
太田家が加奈江抹殺のため三上家に乗り込む直前(島民消失事件の直前)、"鳩"の意識が覚醒した加奈江によって刺殺されてしまう。タイムスリップしてきた大人の脩が太田常雄と出会った際、屍霊に憑かれて屍人化し、太田常雄を追って外へ飛び出す。後に闇人甲式化し、喜代田章子の前に度々立ちはだかるが、章子が加奈江化した後の結末は不明。
なお、章子が加奈江化しない平行世界(終了条件1)では霊体と化した三上脩の導きを得た章子に「三上脩銘の滅爻樹」で滅された。
ちなみに、前作『SIREN』に登場した竹内多聞の父親である竹内臣人とは友人関係であった。
沖田宏(おきた ひろし) 男/31歳/陸上自衛官(二等陸曹
演 - 笠兼三
現代(2005年)の人間。永井頼人や三沢岳明と共にヘリに乗っていた自衛官。
ヘリの墜落時に永井を衝撃から庇ったために死亡。死後すぐに屍人化し、永井と三沢に銃弾を浴びせるが、返り討ちにされ小銃を永井に奪われる。その後、再び小銃を手に三沢の前に立ちはだかるも再び倒される。
母胎復活後、軽トラックを運転し矢倉市子を轢き殺そうとするが、大量の釘を撒かれてパンクさせられ、降車したところを闇霊に襲われた。最後は闇人零式となるが、周囲の闇霊を全滅させられた上、永井によって着火したTNTを口に入れられ木端微塵にされた(滅された)。
言動からも分かるように永井からは慕われていたようで、滅されるときは謝辞の言葉を永井から述べられていた。
なお、太田常雄や太田ともえと同じく、敵としての登場回数はかなり多く、銃を使用する点や罠を仕掛ける必要がある点は前作の石田徹雄を彷彿とさせる。
江戸屍仁(えど しじん) 男/年齢不明/漁師
演 - 江戸清仁[2]
現代(2005年)の人間。作中で最初に出会う屍人。
岸田百合に誘われ、共に冥界の門を開こうとするが、途中で死亡してしまい、屍霊に憑かれ屍人化した。屍人化後、百合に執着を見せ、一樹守が百合と出会った際に襲うが、返り討ちに遭い、百合に逃げられる。その後の行方は不明。
船長(本名不詳) 男/年齢不明/漁師
演 ‐キタムラトシヒロ
現代(2005年)の人間。夜見島行きの船「翔星丸」の船長。一樹に夜見島へ連れていくよう依頼され、一度は断るも、三上脩に金を積まれて結局は了承する。その後、アルバイトの木船や一樹、三上、ツカサ、章子、阿部を船に乗せて夜見島へと向かった。島に辿り着いて直ぐに死亡し、屍人化する。江戸と共に一樹の前に現れ襲い掛かるが逃げられる。その後、ブライトウィンで藤田を襲うが返り討ちに遭う。
ちなみに、作中ではキタムラトシヒロが演じる屍人が複数登場するが、その内の「船長」は頭にタオルを巻き、紫色の服を着ている。
漁師たち
29年前、太田家の扇動により蜂起した島の漁師達。全員が灰色の雨具を着ており、懐中電灯と鈍器を所持している。靴べら等の攻撃で気絶することもあるが、すぐに起き上がる。
太田親子と共に加奈江を始末しようとするが、赤い津波に飲み込まれ、異界に飛ばされてしまい、結局全員が死亡し、屍人化してしまった。
なお、29年前の時点でも一人が屍人化しており、タイムスリップした大人の三上に襲い掛かるも逃げられた。

隠しシナリオの登場人物[編集]

須田恭也(すだ きょうや) 男/16歳/異界ジェノサイダー[3]
演 - 篠田光亮
『形見』以外の全てのシナリオをクリアすると出現するシナリオ『殲滅』で操作できる前作の主人公。2年前(2003年)の人間だが、外見年齢は変化がない。
2年前、持ち前の好奇心旺盛さから羽生蛇村で起きた一連の事件に巻き込まれ、怪異の世界に飲み込まれて現実世界から姿を消した。そのため、羽生蛇村で起きた事件の後、現実世界では行方不明者扱いとなっていた。
現在の彼は、人間以外の異形が住まう異界を破壊する定めを背負わされており、本作では闇人を消滅させるため夜見島に召喚される。
全てを終わらせ神代美耶子を村から連れ出すと言う約束を果たすため、前作で羽生蛇村の屍人を全滅させた後、異界をさまよい続けているという[4]
操作できるキャラクターの中では最強キャラ。堕辰子の血(赤い水)による不老不死と屍人化しない神代の血の呪いを継いでいるためにどんなに闇人に攻撃されようが死なない上、焔薙(日本刀)を用いた攻撃は正面からの攻撃を無力化する闇人甲式や乙式でさえ、正面からでも倒すことができる。また、使用者の命を代償にあらゆる存在を滅することができる宇理炎を、不老不死ゆえに無制限に使うことも可能で、「煉獄の炎」・「鉄の火」の二種類[5]の攻撃ができる。ただし、背中に背負っている2丁の猟銃は使用することが出来ない。
彼のみの固有アイテムとして、他の人物が持っていないポータブルオーディオプレーヤーを持っており、これによりBGMを前作のエンディングで須田が聴いていた曲「THE BUSTER!」に変えることが出来る。
一藤二孝(いちふじ にたか) 男/39歳/陸上自衛官(一等陸佐) ※
演 - 藤沢孝史[6]
HARDモードですべてのシナリオをクリアすると出現するシナリオ『形見』で操作できる陸上自衛官で、現代(2005年)の人間。永井頼人や三沢岳明、沖田宏の上官(部隊長)でヘリ墜落の際に死亡し、屍人となった。
屍人化した部下の自衛隊員と行動中、同じく屍人の鍋島揉子と出会い、恋に落ちる。しかし復活した闇人達が突如として屍人達を襲い始め、闇人により揉子を奪い去られた一藤は、部下と共に揉子の救出に向かう。必死の救出劇の末、揉子と再会を果たし、彼女や部下と共に団地から脱出する。脱出間際に闇人の銃撃を受けるも、部下に助けられて事なきを得た(その為、部下が途中で倒されるとクリア不可能になる)。が、結局は後に闇霊によって揉子共々滅ぼされた。
動きが人間キャラクターに比べてとても緩慢で、しかもライトの電池が切れ掛かっている。
鍋島揉子(なべじま もみこ) 女/37歳/職業不明
演 - 渡邉智美[7]
『形見』の登場人物で29年前(1976年)の人間。夜見島で一藤二孝と運命の出会いをし、恋に落ちる。途中で闇人に捕まり、攫われるが一藤に助けられる。その際に形見のアイロンを奪われ、一藤と共に奪還に向かう。
その正体は夜見島小中学校(矢倉市子のステージ)に出現する、アイロンを持った屍人。

外伝「ブライトウィン号の怪」の登場人物[編集]

矢倉市子(やぐら いちこ) 女/14歳/中学生
第一話・第三話の主人公。木船倫子の親友。自身が所属する中学校のテニス部が県大会に出場し、見事準優勝。8月2日の夜、大会の帰りにブライトウィン号に乗る直前、謎の女性に「その船に乗ってはいけない」と忠告されるが乗船し、船ごと怪異に巻き込まれてしまう。
ここで登場するのは本編の矢倉市子とは異なり、本物の矢倉市子。普段は大人しい性格である。親友の倫子を助けるために奮闘するが、倫子を逃がす際に海へ転落し死亡した。
彼女の遺体は後に堕慧児のいる場所へ流れ着き、それを見た堕慧児は彼女の姿を真似た模倣体…つまりは本編に登場する矢倉市子を生み出した。
中島一郎(なかじま いちろう) 男/14歳(33歳)/中学生(飲食店従業員)
演 - 山部学[8]
第二話の主人公。両親が離婚した経験から、人との距離を置くようにしていたが、木船倫子と付き合い始め、一線を越えた末に倫子を妊娠させてしまった。
倫子を愛している気持ちに偽りはなかったようで、最期に倫子を命懸けで助け出したが、分裂体に取り込まれた。しかし、分裂体に取り込まれてもなお自我は消滅しておらず、分裂体から倫子を引き離した後、分裂体ともに海に落ちて消滅した。
ちなみに、阿部倉司が飛ばされた世界では怪異に巻き込まれずに済んだのだが、後年に恋人の倫子に殺害されたとされる(この事件について書かれた新聞の記事は、柳子が殺された事件の被害者と容疑者を中島と倫子にそのまま入れ替えたものになっている)。
木船倫子(きふね のりこ) 女/当時14歳(33歳)/中学生(無職)
演 - 堀川直美[8]
第四話の主人公。矢倉市子の親友。教師や男子にも物怖じせぬしっかり者で、テニス部ではマネージャーを務めていた。中島一郎との不純異性交遊により、14歳にして妊娠する。
ブライトウィン号消失事件唯一の生存者として新聞に報じられた。後に双子の姉妹を産み、「柳子」「郁子」と名付けた。中学卒業後に上京するが、生活苦のため柳子しか引き取れず、結果として2人を引き離してしまった。自身の元から柳子が失踪した後、彼女の行方を訪ねる手紙を郁子に送っており、2人を引き離したことを後悔していると綴っている。
ちなみに、阿部倉司が飛ばされた世界では怪異に巻き込まれずに済んだのだが、後年に恋人の中島を殺した容疑者となってしまう(新聞の記事でしか語られない為、真相は不明)。
二人の女性
海から引き揚げられた二人の女性。死体だと思われていたが…。
正体は母胎の分裂体である。引き揚げられる前、片方(以下「鳩1」)が堕慧児の影響を受けたために暴走し、強い殻を作るため船内の人間を次々と取り込んでいく。人間の影響を受けたもう片方(以下「鳩2」)はそれを阻止するため船内で出会った矢倉市子に協力を求めた。鳩1は最終的に消滅するが、彼女を構成していた闇霊("鳩"の因子)が木船倫子の胎内の子に寄生した。鳩2は時空を移動し、乗船前の市子に忠告をすることになる。

登場する敵[編集]

屍霊(しりょう)[編集]

光の洪水に伴い、虚無の世界へ逃げ遅れ光の届かない海底に留まり肉体を失った古代先住者の成れの果て。祖は闇霊と同様だが、海底では光を完全に防ぐ事が出来ず性質が劣化し、闇霊とは異なる存在になってしまった。
現実世界に存在し、死体を探して寄生し屍人となるため、昔から島民の間では"穢れ"として忌み嫌われていた。姿は黒い霧状で障害物を擦抜け襲い掛る。実体が無い訳ではなくプレイヤー側からの物理攻撃も通用し、自身も噛み付きで攻撃してくる。
当初は異界に蔓延り、死者を次々と屍人化させていたが、冥府の門が開かれた後は復活した闇霊に滅ぼされ、屍人化していた死体も全て闇人に取って代わられた。
屍人(しびと)
人間の遺体が屍霊に憑依された存在。倒されても再び別の屍霊が取り憑き、半永久的に復活する。動作が緩慢であり、人間の首筋に噛み付くなど、バイオハザード等に代表されるゾンビゲームに登場するゾンビと外見や特徴が似ている。取り扱い説明書等に「知能は低い」と明記されているが、扱いに専門の知識が必要な銃火気類を苦もなく使用する、屍人同士での意思の疎通が可能、視界ジャックを駆使して標的を追跡できる、複雑な操作が必要な軽トラを運転する等、一部の個体はむしろ後述する闇人より高い知性を見せる。
屍霊の弱点である日光から身を守る為のシェルターとして人間の遺体を利用しており、そのシェルターの数を増やすために人間を発見すると即座に襲い掛かってくる。しかし、半ば宿主の生前の記憶に支配されており、無意味に生前の日課を続けている個体も存在する。
前作の屍人とは全く異なる存在であり、屍霊が死体を動かしてるに過ぎず、再生能力などは無い。上述の通り倒されると寄生していた屍霊が死に、別の屍霊が憑くまでただの遺体に戻るため、厳密には不死身とは言えない。
素手の屍人
武器を持っていない屍人。攻撃手段は相手に掴み掛かり、噛みつくのみ。近くに武器が落ちている場合は拾う。
日用品を持った屍人
手にした鈍器や刃物で攻撃する屍人。一部の個体は生前の記憶に支配され、夢中で無意味な作業に取り組んでいる。
狙撃手
前作と同様に、猟銃や小銃で人間や闇人を狙撃する屍人。前作の狙撃手よりも精度が高いが、武器を奪えるため復活後の戦闘力を弱くできる。
追跡する屍人
特定の人物を執拗に追跡する屍人。視界ジャックを駆使しているらしく、撒くことが不可能。
俊足の屍人
他の屍人と違い、非常に軽快に走る屍人。ごく稀に存在する。
模倣体(もほうたい)
後述する母胎の分裂体を倣し、屍霊の集合体である堕慧児が産み出した存在。分裂体と比べ、屍霊が元になっているため、光に対し耐性がある。19年前に死亡した市子の姿を忠実に模した姿をしている。
模倣体としての自我は乏しく、目覚めてしばらくは「矢倉市子」として行動するが、徐々に模倣体として覚醒していき、団地にて模倣体として完全に覚醒。永井に襲い掛かった。
その後、鉄塔にて一樹と木船の前に立ちはだかる。いずれも9mm機関拳銃を手にしており、耐久力が非常に高く、例え倒されても即座に復活する。また、鉄塔では機関拳銃に加えて日本刀「潮凪」も所持しており、更に戦闘力が増しているが、クレーンでの移動後のみ完全に倒す事が可能。倒すと手にしていた刀「潮凪」を後のシナリオで木船郁子が初期装備として使用する。
完全に覚醒してからは堕慧児同様に母胎の元に還るべく行動している。劣化種故の凶暴な性質を持っており、屍霊の集合体であるために屍人同様激しく敵対している闇霊・闇人や発見したプレイヤーに対して強い攻撃性を見せる。
最後は鉄塔の崩壊と共に落下し、潮降浜で 堕慧児に吸収された。元は堕慧児の目であり、力尽きる時には顔に眼球がめり込む形になっていた。
堕慧児(おとしご)
母胎を真似、海底で屍霊達が集まり融合した存在。夜見島の伝承に残る“海の底に潜りし者”。元は無形だったが、母胎が三上弥生から形を得たように19年前に溺死した矢倉市子の死体から形を成した。しかし劣化種故に巨大な頭部に無数の手足を持つ醜悪な怪物となっており、口部から屍霊を排出する。片目から模倣体の市子を生み出した為、片目が無い。
かつて分たれた母胎の元へ還る事を目的としており、地上の奪還には興味は無い。しかし自分達を置いて虚無の世界に逃げた事から、母胎に対し愛憎入り混じった感情を抱いており、屍霊達に闇霊勢を攻撃させている。母胎には自分の劣化種としてしか見られておらず、興味を持たれていない。目的である母胎の元へ還るため、29年前に海底ケーブルを切断、19年前にブライトウィン号座礁事件(ブライトウィン号の怪)などの様々な事件を引き起こしている。
母胎の復活を知り異界に侵入し、模倣体としての役目を終えた市子と闇人化した三沢を吸収した直後、永井と対決する。
無数の脚での攻撃や、即死攻撃の体当たりで永井を苦しめるが、灯台によって屍霊発生を抑えられた後、石油タンクに激突して大量の石油を浴びた上に、水銀灯を投げつけられて激しく炎上し、完全に撃破された。ダメージを当たるだけでは倒せない為、これら一連のアクションを起こす必要がある。

闇霊(やみれい)[編集]

光の洪水に伴い、虚無の世界へ逃げ形を失った地上の古代先住者。祖は屍霊と同様。復活後の母胎から分裂するように産まれる。
光を避けるため、黒い布を巻いているが、光に対し極端に弱く耐性が無いため、懐中電灯や街灯の光ですら浴び続けてしまえば消滅する。
実態があるように見えるが、人間とは全く異なった身体構造となっている。作中の闇霊は母胎として融合した後に再度分裂したものであり、元の身体を維持出来ずこのような姿になっている。元の姿については明確にされていない。
屍霊、屍人とは敵対関係にあるが、これは愛憎入り交じった感情から攻撃を仕掛けて来る堕慧児を母胎が邪魔者と看做している為である。
闇人(やみびと)
人間の死体が闇霊に憑依され、身体構造が変異した存在。肌は真っ白で、血ではなく黒い液体を顔から流しており、光から身を守るために黒い布で出来た着物や頭巾を何重にも被っている。
倒しても近くに闇霊がいれば生命力を補給できる他、時間が経つと自己再生し、復活するなど、前作の屍人に似ている。人間の言葉を話し、複雑な道具を扱うことも可能。素手攻撃も可能だが、一方で屍人同様に噛み付きによる攻撃も行う。
屍人よりも知能や戦闘能力が高く、単純な陽動には惑わされないが、あからさまに疑わしい発言をする(「助けに来ましたよ」「もう大丈夫ですよ」など)。
最初は人型の状態だが、後に戦闘に特化した異形の形態に変化する。前作と同じように、独自の言葉である屍人文字ならぬ闇人文字を用いる。
唯一、滅爻樹のみが闇人を滅せられる。ただし、生命力の共有による自己再生には限度があり、爆発物などで体をバラバラにすることにより闇人が復活できなくなった場合は滅したことになる。沖田はこの方法で永井によって葬られた。
また、須田恭也が持っている神器「宇理炎」や古刀「焔薙」の一撃によっても滅すことが可能である。
闇人零式(やみびとぜろしき)
初期状態の闇人。原型を留めており、生前の記憶や性格を色濃く残している。光源のない闇の中でも活動可能な視力を持つ反面、強い光を浴びると悶絶してしまうのが弱点。
所持している黒い傘も日傘のように光を避けるための役割を持っている。[9]鈍器や銃器などを使って攻撃してくる、撃退しても一定時間後に蘇生する等、前作の屍人と似た特徴も持つ。
素手の闇人零式
武器を持っていない闇人零式。平手打ち、もしくは噛みついて攻撃する。武器があれば拾う。
日用品を持った闇人零式
鈍器や刃物で武装した闇人零式。黒い朽ちた傘を持っている者が多い。
拳銃・機関拳銃を持った闇人零式
射程が短い銃を持った闇人零式。機関拳銃を持った自衛官の闇人零式にはリロードせずに無制限に撃ち続ける者もいる。
狙撃手
猟銃や小銃を持った闇人零式。屍人よりも更に射程が長いが、ライトの光を浴びると大きく怯むため、屍人の狙撃手より対処しやすい。
闇人甲式(やみびとこうしき)
男性の闇人が変化した姿。下半身が巨大な顔に変化し、そこから生えた巨大な人間の指のような形状の四本足で節足動物のように歩行する。
上半身は原型を留めており、噛みつきや素手での殴打で攻撃してくる他、周囲に黒い霧を発生させるため、近づくと視界を奪われてしまう。正面からの攻撃を無力化するが、背後からの攻撃を受けた際はダメージを受ける。
また、無警戒状態に限り、正面に攻撃すると大ダメージを与える事が出来る。ちなみに、上半身の頭部は単なる突起と化している。
なお、プロデューサーの外山圭一郎は、容姿が「丙」の漢字に似ていることから甲式でなく丙式にしたかったと述べている[10]
闇人乙式(やみびとおつしき)
女性の闇人が変化した姿。下半身は原型を留めているが、頭部は人間の数倍に巨大化しており、腕は鳥の脚のように細く変異して、犬のように四つん這いで素早く行動する。
甲式同様、攻撃力が高く、正面からの攻撃が効かないが、やはり光に弱い。
なお、甲式と乙式も零式同様に身体に黒い布を巻きつけているが、その下の身体は人間の死体が元になったとは思えないほど異様な形に変化しているという。
母胎(ぼたい)
夜見島の伝承に残る「光の洪水」により“地の裏側に逃れし者”、すなわち闇霊たちが永久に近い時間を経てひとつになった姿。そのため白い(何も着ていない)闇霊を生み出す事が出来る。歪な人魚のような姿で、薄桃色のに覆われている。地上に似た異世界「虚無の世界」を作り、そこから現世に自身の分裂体を飛ばして「現世に帰る」という望みを果たそうとしている。今回のサイレンは母胎が霊力を行使する際の鳴き声であり、作中の登場人物が視界ジャックを使えるのは、異界に来た事で母胎の霊力の影響を受けている為。
霊力は凄まじいものであり、29年前の夜見島のレプリカ(のようなもの)を作り出した。その際に霊力が強すぎるあまりに29年前のコピーした夜見島の蒼ノ久にある太田家の家屋を鉄塔に出してしまう。鉄塔に太田家家屋があるのはそのせいである。最初のサイレンの音と共に起こった津波で、それぞれの時代の夜見島から飛ばされたため別々の時代の人間が会うことが出来た。その世界にいた人にはそこにいたモノが忽然と消えたように見えたので、これが島民消失事件の真相。三上脩の母親(三上弥生)の水死体が「虚無の世界」に流れ着き、現世に「人間」というものが存在することを知り、これに憑依する(闇人となる)ことで光から身を守りながら現世に戻れると確信し、三上脩の母親を基にした存在として自身の分裂体を作り出し、生贄の男を連れて冥府の門を開けさせることを目的とする。母胎はその男を吸収することでこの世に現れることが出来る。
堕慧児の事は自分の劣化種としか見ておらず、特に興味は抱いていない。しかし自身の地上奪還を邪魔する所為で敵とも見做している為、闇人と屍人は敵対する格好となっている。
特異点では上部の海を泳いで移動し、闇霊を無限に産み落とす。感応視で一時的に動きを止める事が可能だが、海中に潜っている間は無効。主人公が高い岩場の上に立つと上半身を晒して直接攻撃を繰り出して来る。この時のみ感応視が有効で、こちらからもダメージを与える事ができる。闇霊を産む時でも銃弾を当てる事は可能。戦闘後半では闇那其でダメージを与えると地上に落下し、とどめを刺す事が可能になる(一樹、木船の両方で刺す必要がある)。
一樹守が門を開けたので、彼が取り込まれるはずだったが、三上脩が身代わりになる。蜘蛛糸の上空、三上を取り込む際に、特異点で加奈江の闇那其を受けてしまったことが敗因となり、一樹と木船によって倒される。
岸田百合が母体に戻る際に体に現れる顔と顔の無い母体が融合する様は大空魔竜ガイキングの大空魔竜を元ネタとしている[11]
分裂体(ぶんれつたい)
母胎が現世から生贄の人間をつれてくるために産み出した分身。作中では主に"鳩"と呼ばれる。一見すると人間の女性なのだが、闇霊で構成されているため日の光に弱く長時間浴び続けると溶けてしまう。分裂体には母胎から直接産み出されるもの("覚醒鳩")と、"覚醒鳩"を構成していた闇霊("鳩"の因子)が妊婦の子供に寄生することによって生まれるもの("未覚醒鳩")がある。"覚醒鳩"はみな母胎と同じ顔(三上弥生の顔)をしており、"未覚醒鳩"も覚醒すると母胎と同じ顔になる。作中に登場する"覚醒鳩"は加奈江と岸田百合の二人で外伝「ブライトウィン号の怪」にも二人登場している。木船郁子・喜代田章子・多河柳子は"未覚醒鳩"にあたる。また一樹のガールフレンドだった池田麻衣も、鳩の因子を持っていた可能性が示唆されている[12]。これまで母胎は何人もの鳩を飛ばしたが、いずれも死亡したか役目を放棄したかで百合以外は誰も母胎の元に戻る事は無かった。

その他[編集]

漁師
27年前の人間達。島を怪異から守るため、網元である太田の元へ集結した漁師達。武器を手に、「穢れ」とされる加奈江を始末しようとする。三上と加奈江のシナリオにのみ登場。

固有の敵[編集]

沖田宏屍人
屍人と化した宏。頼人、岳明、市子のシナリオに登場する。頼人のシナリオでは単発モードの89式小銃を手に最初の敵として登場し、チュートリアルに従って倒したり武器を奪ったりすることになる。岳明のシナリオでは連射モードの89式小銃を手に登場する。終了条件1と2で配置されている場所が異なり、1では地上で周囲を警戒しているが、2では団地の屋上から激しく狙撃してくる。倒すには回り込む必要がある。
市子のシナリオでは軽トラを運転し、轢き殺そうとしてくるが、このシナリオでは罠を仕掛けてタイヤをパンクさせる以下に対抗手段がない。
沖田宏闇人零式
闇人零式と化した宏。連射モードの89式小銃を手にしているが、奪うことができる。頼人のシナリオに登場する。他の闇人零式と能力に大きな差はない。終了条件1では倒すだけでクリアできるが、終了条件2では一定の条件を満たした上で倒さなくてはならない。
太田常雄
27年前の常雄。大人の脩(難易度Hardのみ)と加奈江のシナリオに登場する。武器は大人の脩のシナリオでは目抜き大切り、加奈江のシナリオでは鎌。高齢であり、下駄を履いているにも関わらず、足が速く機敏に動く。大人の脩は非常に貧弱な武器である靴べら以外に入手できる武器が無く、更に視力が非常に悪いため、対峙した場合、勝てる可能性は低い。ただし、漁師と違い、靴べらで殴られても怯む。
加奈江も武器は入手できないが、蛸壺を脳天に直撃させるか、高所から突き飛ばすことで気絶させることができる。
太田常雄屍人
屍人と化した常雄。茂のシナリオに登場する。移動速度が非常に速いことが最大の特徴。当初は素手で襲い掛かってくるが、一度倒されると懐から拳銃を取り出す。再び倒せば拳銃を奪えるが、難易度Hardの場合は更に9mm機関拳銃を取り出す。巡回範囲が広く、迅速に行動しなければ度々遭遇することになる。
太田常雄闇人甲式
闇人甲式と化した常雄。頼人のシナリオに登場するが、戦うのは守。耐久力・回復速度が他の闇人甲式よりも優れているため、短期決戦が望ましい。それ以外の目立った特徴はない。
太田ともえ屍人
屍人と化したともえ。武器は目抜き大切りだが、奪うことができる。頼人と守のシナリオに登場する。頼人のシナリオでは倒されても状況にもよるが僅か10秒程度で復活し、更に百合を執拗に追跡するため撒くことが不可能。守のシナリオでは他の屍人と違う特性は見せない。
太田ともえ闇人乙式
闇人乙式と化したともえ。守の二つのシナリオと、頼人のシナリオに登場する。
他の闇人乙式と能力に大差はないが、倒すことが終了条件であることが多い。
江戸屍仁屍人
屍人と化した屍仁。素手で現れ、武器が落ちていても拾わない。守のシナリオに登場する。終了条件1ではチュートリアルに従って倒すことになる。終了条件2では百合を執拗に追跡するため撒くことが不可能。
船長屍人
屍人と化した翔星丸の船長。難易度Hardで守のシナリオに登場する。屍仁と同じく百合を執拗に追跡するため撒くことが不可能。
三上隆平屍人
ムービーシーンにのみ登場する、屍人と化した隆平。
三上隆平闇人甲式
闇人甲式と化した隆平。章子のシナリオに登場する。耐久力は低いが、拳銃を入手することが難しいシナリオであるため、倒すことは容易ではない。終了条件1では倒すとクリアだが、終了条件2では倒してもクリアとはならず、やがて復活する。
藤田茂屍人
屍人と化した茂。武器はNN38口径で奪うことができる。郁子のシナリオに登場する。感応視で茂を操り、狙撃手を倒すことになる。終了条件2では他の屍人を操り、茂を倒すことになる。
藤田茂闇人零式
闇人零式と化した茂。武器は引き続きNN38口径。郁子のシナリオに登場する。感応視できない以外に特徴はない。倒すとクリアとなる。
三沢岳明闇人零式
闇人零式と化した岳明。小銃を手にしているが、奪うことができる。阿部のシナリオに登場する。耐久力が非常に高く、倒されても僅か10秒で復活する強敵。狙撃の精度も非常に高い。
三沢岳明闇人甲式
闇人甲式と化した岳明。手にしている武器は5.56mm軽機関銃MINIMI(無限弾)。頼人のシナリオに登場する。ライトの光に怯まず、遠距離からでも銃撃してくる上に、耐久力が非常に高い強敵だが、既に頼人によって周囲の闇霊が殲滅されている為に生命力の補給が出来ず、回復はしない。倒すとクリアとなり、装備していた5.56mm軽機関銃MINIMIは頼人が堕慧児戦で使用する。
一藤二孝屍人
屍人と化した二孝。手にした武器は小銃。敵としては市子のシナリオに登場する。主人公として操作可能なシナリオも存在する。
鍋島揉子屍人
屍人と化した揉子。武器はアイロンだが奪うことができる。敵としては市子のシナリオに二孝と共に登場するが、二孝のシナリオでは同行者として登場する。
矢倉市子/模倣体
模倣体。頼人と守のシナリオに登場する。頼人のシナリオでは9mm機関拳銃を手に徘徊し、人間か闇人を発見すると即座に銃撃する。耐久力は非常に高い上、倒されても即座に復活し、武器を落とす事も無い。その戦闘力は、同じく機関拳銃を手にした闇人と正面から撃ち合い、苦もなく勝利できるほど。実質的には無敵の存在である為、接触を避けて進む必要がある。
守のシナリオでは左手に機関拳銃、右手に日本刀を持って現れる。こちらも戦闘を避けて進むのが基本だが、終了条件2のみ条件を満たした上で倒すと日本刀を奪え、同時にシナリオもクリア扱いとなる[13]。しかし難易度Easy以外では難しい。

キーワード[編集]

闇那其(あんなき)
世界が創造される以前にいたという「唯一無二の存在」。詳細な経緯は明かされていないが、『SIREN』の世界ではこの闇那其の死によって世界が誕生したとされる。
容姿、性質共に不明だがこの闇那其の死に際して飛び散った“身”の破片がそれぞれ闇霊とその集合体である母胎、屍霊とその集合体である堕慧児の源になった。また前作『SIREN』の最終の敵・堕辰子もこの闇那其の身から生まれたという。
闇那其の骸は現在異界の大樹「滅爻樹」の根に融合しており、残った爪、牙、骨といった部位が後に“闇那其・痕”と呼ばれて母胎との最終決戦に貢献する事となる。名前の由来はシュメール神話の神々の一群・アヌンナキ
滅爻樹(めっこうじゅ)
闇人を滅せられる道具。これは夜見島に伝わる聖なる木の枝で、闇人を滅した枝は小さな木に成長する。現世において既に枯れてしまったためか木は存在しないが、子供が生まれると太田家当主が四鳴山に枝を拾いに行きそれに銘をつける。
なお、ゲーム中では滅する闇人の銘が付いた滅爻樹を用いることが多いが、別人の銘が付いた滅爻樹でも問題なく滅することができる(ゲーム中でも、三上隆平の闇人は息子の脩の銘が付いたもので滅されている)。
基本的に銘は関係していない。冥界の赤い海から巨大な滅爻樹が生えている。

スタッフ[編集]

  • ディレクター - 外山圭一郎
  • シナリオ - 佐藤直子
  • 音楽 - 蓜島邦明

脚注[編集]

  1. ^ この歌は阿部役の中村英司によるボーカルで本作の初回特典CDに収録されている。
  2. ^ 前作でも最初に出会う屍人である石田徹雄を演じている。
  3. ^ メニュー画面での職業名は前作と同じ高校生。
  4. ^ 美耶子は既に生贄にされ死亡していることを目撃はしたが、存在することは未だ信じている模様。
  5. ^ 前者は前作のラストバトルで使用した技。後者は前作のエンディングで羽生田村を焼き尽くした炎で、煉獄の炎よりも広範囲に攻撃できる。
  6. ^ SIREN』シリーズプロデューサー。
  7. ^ 本作のアシスタントプロデューサー。
  8. ^ a b アーカイブNo.078内で登場。演者は『SIREN』シリーズの制作スタッフ。
  9. ^ ニコニコ生放送『SIREN2』10周年生放送(2016/02/09(火) 19:57開場 20:00開演)より引用
  10. ^ ニコニコ生放送『SIREN2』10周年生放送(2016/02/09(火) 19:57開場 20:00開演)より引用
  11. ^ SIREN2 MANIACS サイレン2公式完全解析本
  12. ^ SIREN2 MANIACS サイレン2公式完全解析本 118p~119p 140p
  13. ^ この際に倒れて刀を手放すムービーが入るが、普通にクリアした時と同じムービー(刀を持った姿が映るもの)も同時に流れるため、矛盾した描写になっている。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • SIREN2 MANIACS サイレン2公式完全解析本 2007年4月26日 ホビージャパン ISBN 978-4894255319 - 開発チームの完全監修。

外部リンク[編集]