SAPジャパン

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SAPジャパン株式会社
SAP Japan Co., Ltd.
SAP AG logo
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
102-8022
東京都千代田区麹町1丁目6番4号
SAPジャパンビル
設立 1992年(平成4年)10月16日
業種 サービス業
事業内容 コンピュータソフトウェアの開発販売
教育ならびにコンサルティング
代表者 福田譲
資本金 36億円
売上高 約800億円(2015年実績)
従業員数 1,100名 (2015年12月末現在)
外部リンク SAPジャパン
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SAPジャパン(エスエイピー・ジャパン)は、企業向け基盤システムであるERP (Enterprise Resource Planning)パッケージなどを提供するヨーロッパ最大級の大手ソフトウェア会社SAP SEの日本法人。

概要[編集]

SAPジャパンは1992年10月にヨーロッパ最大級のIT企業である独SAPの100%子会社として設立され、ソフトウェア製品の販売および導入支援、テクニカルサポートを提供するコンピュータ関連サービス企業である。

企業の基幹システムであるERPパッケージをはじめ、CRMSCMEPM製品などのエンタープライズ向け業務アプリケーションで高いシェアを有している。また、近年ではデータベースやビジネスインテリジェンス製品など幅広く分野のソフトウェアを提供しており、日本国内ソフトウェア市場においては、2014年時点の売上高は7位に位置している。[1] 競合他社には、日本オラクル日本マイクロフトなどがあり、シェア争いを繰り広げている。

社名は「エスエイピー」と発音するが「サップジャパン」などと呼ばれることが多く、Note(SAP提供のサポートドキュメント集)にも「サップと呼ばないでください」という内容が掲載されるほどである。

同社製品を扱うエンジニアやコンサルタント向けの資格として、製品別のSAP認定コンサルタントの資格を認定している。

歴史[編集]

略歴[編集]

  • 1992年 10月: SAP AG 100%出資の日本法人として設立[2]
  • 1995年 11月: 兵庫県神戸市に「西日本支社」を開設[2]
  • 2000年 6月: 「西日本支社」を大阪府大阪市に移転[2]
  • 2000年10月: 本社を東京都江東区から千代田区大手町に移転[2]
  • 2000年 11月: 福岡県福岡市に「九州支店」を開設[2]
  • 2001年 4月: 愛知県名古屋市に「名古屋支社」を開設[2]
  • 2002年 7月: 東京都中央区にグローバルサポートの拠点として「茅場町オフィス 」を開設[2]
  • 2002年 10月: SAP製品の国内導入企業数が1,000社を突破[2]
  • 2012年 4月: 本社オフィス(千代田区大手町)を茅場町オフィスと統合して麹町に移転[2]
  • 2014年 4月: 東京、大阪にデータセンターを開設[2]
  • 2014年 7月: 福田譲が39歳(当時)でSAPジャパン初の生え抜き社員として社長に就任[3]

歴代社長[編集]

  • 中根滋
  • 藤井清孝 (2000年1月 ~ 2005年7月)
  • ロバート・エンスリン (2005年8月 ~ 2007年9月)
  • 八剱洋一郎 (2007年9月 ~ 2008年9月)
  • ギャレット・イルグ (2008年9月 ~ 2011年8月)
  • 安斎富太郎 (2011年8月 ~ 2014年7月)
  • 福田譲 (2014年7月~)

事業[編集]

世界的に圧倒的なシェアを誇るSAPERPパッケージは、日本市場においても大企業を中心に導入されており、国内トップシェアを誇っている。

一般に、SAP社のERP製品を導入することは非常に大規模なプロジェクトとなり、時間・資金共に主に大企業向けの製品となっていた。そのためでは中小企業がオープンソースERPと呼ばれる無償のERPを導入する事例も増えてきたことを受け、SAPジャパンは業務拡大のため中小企業向けのソリューション提供も行っており、年商50億円を切る規模の企業もサポートを開始した。これに伴い、2015年時点の国内中堅・中小企業が導入したERP製品の累積の市場シェアにおいても1位を誇っている。[4]

2004年2月にはSAP Core Banking(コア・バンキング)をリリースし、国内銀行向けの勘定系システムにも参入した。[5]

2006年にはSOA(サービス指向型アーキテクチャ)に対応した製品ラインとして「SAP ERP 6.0」をリリース、各業界におけるノウハウや保有するソフトウェア資産を有効活用する「エンタープライズSOA」というアーキテクチャを発表、企業の柔軟性や俊敏性、広範囲な可視性を複雑なシステム環境下で実現する「ビジネスプロセスプラットフォーム」(BPP) といった新しいコンセプトを打ち出すと共に、従来のビジネスアプリケーションに加えてBPPを実現するプラットフォームとしてSAP NetWeaver(ネットウィーバー)をリリースするなど、エンタープライズ・ソフトウェア業界の覇者として活発な動きを見せている。[6]

2008年にビジネスインテリジェンス(BI)業界最大手の仏ビジネスオブジェクツ社を独SAPが約8,000億円(当時の時価)で買収[7]、2009年1月に完全併合。BI、ETLなどの情報統合・情報活用分野でも大手の一角に躍り出た。これに伴いSAPジャパンは同社製品を核に、その他の買収製品や自社開発製品をスイート化、SAP Business ObjectsとしてBI,EIMのほか、EPM(経営管理、連結、予算管理)やGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス管理)、サステイナビリティー管理などへとポートフォリオを広げている。2016年10月に公表された中堅・中小企業における導入済みBIの市場調査ではSAPジャパンが首位となった。[8]

CRM分野においても2014年の日本市場においては、世界市場で先行するセールスフォース・ドットコムを押さえ、SAPジャパンが首位となっている。[9] また、大企業向けに限らず、2014年年商100億円以上300億円未満の中堅・中小企業向け市場においては日本マイクロソフトの「Microsoft Dynamics CRM」に並び「SAP CRM」がトップシェアを獲得している。[10] ERM/製造管理アプリケーション分野においてもSAPジャパンが2位の富士通を押さえて首位となっている。[9]

2011年6月にはインメモリーデータベースSAP HANA」を一般向けにリリース。2013年2月にはSAP HANAに対応したERPを含む業務アプリケーション群「SAP Business Suite powered by SAP HANA」を発表した。また、2015年2月には、SAP HANAを専用データベースとして採用した次世代ERPとして「SAP Business Suite 4 HANA(通称:SAP S/4 HANA)」をリリースした。[11][2]

また、近年ではオンプレミス製品依存からの脱却とクラウドサービスの展開を図っており、2014年4月には国内2ヶ所にデータセンターを開設した。[2]

脚注[編集]

  1. ^ 国内ソフトウェア市場、2014年は2兆5531億、2019年には3兆円超へ―IDC Japanが発表
  2. ^ a b c d e f g h i j k l SAPジャパン - 会社概要、沿革、所在地
  3. ^ SAPジャパンの新社長に、生え抜きの39歳、福田譲氏が就任
  4. ^ [データは語る]国内ERP市場、2015年までの累積導入ではSAPがトップシェア―ノークリサーチ
  5. ^ SAPジャパン国内銀行向け勘定系システムに本格参入
  6. ^ 開発者が語る次世代統合プラットフォーム「SAP NetWeaver」の全貌
  7. ^ SAP、Business Objectsを友好的買収へ
  8. ^ 中堅中小企業で導入のBIツール、SAPがトップ--Excelと同じ操作感が重要
  9. ^ a b IDC、SAPや富士通など国内主要EAソフトベンダーの競争力を分析
  10. ^ [データは語る]国内CRM市場、年商100億円以上300億円未満の企業向けではMSとSAPが19.2%でトップ―ノークリサーチ
  11. ^ いよいよベールを脱いだ新ERP : SAP Business Suite 4 SAP HANA

関連項目[編集]

  • 中根滋
  • SAP S/4HANA: SAP社のインメモリーデータベース「SAP HANA」をデータベースに採用した第4世代ERP製品。
  • SAP HANA: SAP社のインメモリーデータベース製品。
  • SAP R/3 (SAP ERP): SAP社の開発したERPソフトウェアのひとつ。
  • SAP Business All-in-One: SAP社の開発したERPソフトウェアを使ったビジネスパートナーによるソリューション。
  • SAP Business One: SAP社の開発したERPソフトウェア。中堅・中小企業向け「シンプルかつパワフル」がコンセプト
  • SAP NetWeaver: SAPアプリケーションを開発、運用するために必要な統合プラットフォーム。
  • ABAP: SAPアプリケーションを開発するためのSAP社の独自プログラミング言語オブジェクト指向対応。

外部リンク[編集]