SAMPSON

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SAMPSON
SAMPSON-rotation-composite-3.jpg
0.66秒間隔の連続写真。120度回転している。
種別 3次元レーダー
目的 多機能(捜索・捕捉・追尾)
開発・運用史
開発国 イギリスの旗 イギリス
送信機
周波数 Sバンド
送信尖頭電力 25.6 kW
アンテナ
形式 アクティブ・フェーズド・アレイ(AESA)
素子 GaAs半導体素子×2,560個
走査速度 60 rpm
方位角 全周無制限(機械式走査)
探知性能
探知距離 418 km/226 nmi (目標RCS 2㎡時)
その他諸元
重量 4.6トン

サンプソン英語: SAMPSON)は、プレッシー(現在のBAEシステムズ)社が開発した多機能3次元レーダーイギリス海軍では1045型レーダーとして制式化されており、45型駆逐艦の中核的なセンサとして搭載されている。

イギリス国防省研究開発評価局(DERA; 現在はQinetiqとして民営化)では、1970年代よりアクティブ・フェーズド・アレイ(AESA)型レーダーの基礎研究を行なっており、1977年には実験機としてMESAR(Multi-function Electronically Scanned Adaptive Radar)が製作された。これは1,060個の送受信機(T/Rモジュール)を備えた回転式のAESAアンテナ1面を用いており、動作周波数はSバンド、ピーク出力は約2キロワット、ビーム幅は送信時3.1度、受信時3.4度であった[1]

実用機であるSAMPSONではアンテナは2面を背中合わせに配置することで、走査率を更に向上させている。送受信機にはヒ化ガリウム(GaAs)素子が導入されており、2,560個の放射素子は4個ずつ670基のT/Rモジュールとしてまとめられている。レーダー反射断面積(RCS)0.008平方メートルの目標(鳩を想定)に対して105 km (57 nmi)の探知距離を発揮できるとされている[1]

追尾目標数は500〜1,000個であり、PAAMSにおいては、アスター艦対空ミサイルによって最大12個の目標と交戦できる。なお、MESAR時代より電子防護に関しては長らく検討されており、実験では10方向以上からの電子攻撃を受けても妨害を受けにくくする波形を形成することに成功している[2]

参考文献[編集]

  1. ^ a b Norman Friedman (2006). The Naval Institute guide to world naval weapon systems. Naval Institute Press. pp. 300-301. ISBN 9781557502629. http://books.google.co.jp/books?id=4S3h8j_NEmkC. 
  2. ^ 多田智彦「世界の最新艦載レーダー (特集 最近の艦載レーダー)」、『世界の艦船』第607号、海人社、2003年2月、 84-89頁、 NAID 40005630582

関連項目[編集]

  • ウィキメディア・コモンズには、SAMPSONに関するカテゴリがあります。