Remington Rand 409

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UNIVAC 60
製造元 レミントンランド
発売日 1952年 (72年前) (1952)
次世代ハード UNIVAC 120
UNIVAC 120
UNIVAC 120
製造元 レミントンランド
発売日 1953年 (71年前) (1953)
重量 3,230 lb (1,465 kg)
前世代ハード UNIVAC 60
次世代ハード UNIVAC 1004
アイダホ州ボイシで初めて稼働したコンピュータのUNIVAC 120

Remington Rand 409 は、1949年レミントンランドが設計開発したパンチカード計算機であり、プラグボードでプログラミング可能であった。UNIVAC 601952年出荷)と UNIVAC 1201953年出荷)という2つの機種名で販売された。機種名の数字は各パンチカードから読むことができる数字の桁数を表している[1]

設計が行われたのは、コネチカット州ノーウォークのローウェイトンにある "The Barn" という建物で、現在は図書館およびコミュニティセンターとして使われている。

1962年に UNIVAC 1004 が後継として登場するまでに約1000台が生産された。なお、設計や生産に関する記録が破棄されていて、全く残っていない。

アーキテクチャ[編集]

数値は固定小数点で可変長(1桁から10桁)であった。演算は浮動小数点数として行われ、結果をメモリに格納する際に固定小数点に変換していた。

数字は二・五進法で表される。一桁ぶんのメモリには5本の真空管があり、うち4本で 1, 3, 5, 7 を表し、5本目は他の真空管が表す値に1を加えることを意味し、5本目だけが単独でオンになっている場合は 9 を表す。

数字 1 3 5 7 9
0
1 *
2 * *
3 *
4 * *
5 *
6 * *
7 *
8 * *
9 *

ハード仕様[編集]

RR 409 model 60 model 120[2]
真空管の本数 ? 800
記憶できる数字の数 ? 438
重さ ? 3,230 lb (1,465 kg)

脚注[編集]

  1. ^ Mike Hallyが2005年に出版したElectronic Brains: Stories from the dawn of the computer age ISBN 978-0-309-09630-0 の69ページによると、UNIVAC 60はパンチカードの桁数が60桁で、UNIVAC 120は120桁を読めたと記されている。
  2. ^ model 120 - see plaque in image

関連項目[編集]

外部リンク[編集]