Realforce

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Realforce91UBK

Realforce(リアルフォース)は、東プレが発売しているコンピュータキーボード

ロゴタイプ表記は「REΛLFORCE」(セリフ体、「A」が横棒のないΛでやや大きく暗い赤色で表記)が用いられる。

概要[編集]

東プレは元々、金融機関などのデータ入力などの業務利用に使われるキーボードを国内のシステムメーカー18社24工場にOEM供給しており、特に銀行の窓口業務用のキーボードでは、約70%のシェアを確保、国内計算センターのほぼ100%で使用されている[1]。後述する静電容量無接点方式を採用したこれらの業務用キーボードは、高い信頼性と操作性を備えており、その特徴をそのままにコンシューマ向けモデルとしてRealforceが市販された。

2001年7月の発売当初から2002年の夏頃までは生産が追いつかず、秋葉原などの取り扱いショップでは入荷後すぐに完売となる人気ぶりを見せていた。

特徴[編集]

スイッチ方式
静電容量の変化でキー入力を検知する静電容量無接点方式を採用している。静電容量無接点方式は機械接点が無いため、電極を互いに接触させる必要が無い。これにより、接点部の摩耗などによるチャタリングが起きない、動作音が小さい、耐久性が高いというメリットを持つ。一般的な有接点のメンブレン方式のキーボードでは、キーの寿命が押下回数約1000万回なのに対し、Realforceは3000万回以上となっている。
キータッチ
従来の一般のキーボード(例えばメンブレンキーボード)では、ウレタン製のラバードームを使用して、そのラバードームの下部に可動電極を設けて、電極を互いに接触させて電気的なスイッチとしている。この場合、キーを押し込んだときのスイッチの閉動作の位置とキーの底付き位置が同じかまたは近くなり、また、一般的にキーの押下に50 - 60グラム程度の荷重を必要とする。Realforceは、これに対し、ラバードーム内の可動電極に、滑らかに圧縮される円錐バネを使用している。電気的に検知する静電容量の変化は円錐バネによって生じさせ、ラバードームをキーの荷重のコントロールのためにだけに用いることができる。こうして、Realforceは、全キーで45±15gという軽い荷重となめらかなキータッチを同時に実現し、長時間の使用者の疲労を軽減している。変荷重モデルでは、他の指より力の弱い小指の入力負担をさらに低減するため、小指により入力する一部のキーの荷重を他のキーよりも軽くなるように設定している。
同時入力無制限
普及型のキーボードは2 - 数キーロールオーバーのため、それ以上のキーを同時押しすると入力が抜けるなどの問題が出る。RealforceではNキーロールオーバーになっており、次のキーを入力するために他の指を先に上げておく必要が無い。このため、高速入力でも入力抜けが起きず、信頼感の高いタッチタイプが可能である。また、同時押しが要求されうるゲームにも向いている。同時キー押しについてはPS/2接続の場合はすべてのキーが同時に押下されていても認識するが、USB接続の場合はUSBの仕様上6つまでの認識となっている。ただしRealforceでは入力順に入力が抜ける仕組みなので(asdfghjkの順でキーを離さずに押していくと、jを入力するとaを離した事になり、そこからkを足すとsが抜けてdfghjkの6キーが押されていると認識される)、無反応にはならない。
超高速打鍵には非対応
静電容量の変化を検知する為、31ミリ秒(0.031秒)以上のキーON時間が必要である。高速でタイピングを行った場合、キーの押下時間(正確にはキーON領域にキーが存在している時間)が31ミリ秒以下であると、入力が認識できないことになる。特に弾くように鋭く打鍵すると、底打ちしたとしても入力抜けが発生する可能性がある。

脚注[編集]

関連項目[編集]

  • セブン銀行
    • ATMに東プレから特注品を採用したキーボードを採用している。
  • カウンターストライクネオ
    • 入力用キーボードにRealforceの改造特注品を採用したアーケードゲーム。
  • Happy Hacking Keyboard
    • PFUが販売するキーボード。上位モデルであるHappy Hacking Keyboard ProfessionalはRealforceと同じ静電容量無接点方式を採用しており、東プレがOEM供給している。

外部リンク[編集]